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公開番号2025108303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002152
出願日2024-01-10
発明の名称機能性材料
出願人白元アース株式会社
代理人個人,個人
主分類A61L 9/05 20060101AFI20250715BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
機能性剤の機能をより適切に発生させることを課題とし、発泡剤の発泡により特に、水分をトリガーとして所定の機能が有意に発揮させ得る機能性材料を提供する。
【解決手段】
機能性材料(40)は、基材(44)と、基材(44)に担持された粉末状機能性剤(42)および水分により発泡する発泡剤(56)と、を含んで構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材に担持された粉末状機能性剤および水分により発泡する発泡剤と、
を含むことを特徴とする機能性材料。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記発泡剤が塩基成分と、酸成分と、を含むガス発生物である請求項1に記載の機能性材料。
【請求項3】
前記基材が粒状物であり、前記基材の周面に発泡剤を含む発泡層を設けてなる請求項2に記載の機能性材料。
【請求項4】
前記発泡剤中の酸成分と塩基成分の重量の比率(酸成分)/(塩基成分)が0.1以上、かつ、前記機能性材料において前記酸成分と前記塩基成分の配合割合の合計が5%以上である請求項2または3に記載の機能性材料。
【請求項5】
前記基材が水溶性基材である請求項1または2に記載の機能性材料。
【請求項6】
液化性剤とともに用いられるための請求項1または2に記載の機能性材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性剤が担持された機能性材料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、芳香性、脱臭性、消臭性、防カビ性、防虫性などの種々の機能を発揮する機能性剤が知られており、これらは適宜の態様により、種々の用途に使用されている。
【0003】
たとえば特許文献1には、薬剤を無機多孔性物質に担持させてなるダニ忌避剤が提案されている。
【0004】
また室内で飼育されているペットの動物用トイレや人間用の簡易トイレに関し、排出物処理を行う際の異臭問題を解決するため、動物用トイレ砂または簡易トイレに香料などの芳香成分を用いる場合がある。
具体的には、特許文献2には、芳香物質を内包させた容器にゼオライトやベントナイトなどの多孔質体を基材として充填することによって、当該基材に微量の芳香成分を吸着保持させてなる芳香性排泄物処理剤が提案されている。同文献には、かかる芳香性排泄物処理剤がペットや人間の排泄物による異臭に対して優れた抑制効果を示す旨説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2015/194544号公報
特開2002-034372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述する特許文献1に記載のダニ忌避剤においては、無機多孔性物質の表面の細孔のみならず、内部の細孔にも薬剤が担持されるが、表面の細孔に担持された薬剤しか揮散できず、薬剤をロスしてしまうため、所望する効果を得るためにはより多くの薬剤が必要となるという問題がある。さらには粒状の担体の限られた表面積からのみしか効果を発揮することができないため、揮散速度が遅くなる虞もある。
【0007】
かかる問題に対し、機能性材料を粉末にすれば、表面積が大きくなり揮散速度の問題も解決できるとともに、薬剤をロスすることなく所望の効果を得ることができる。しかしながら、粉末状の機能性材料が容器に充填された各種製品を製造する際に以下の問題がある。
まず製造ラインにおいて1つずつの容器に粉末状の機能性材料を充填する作業に立ち会う作業員が粉塵を吸い込み、健康被害が発生する虞がある(以下、問題点1ともいう)。また粉末状の機能性材料が充填された容器に通気性シートで覆う工程において、容器と通気性シートとの接合面に粉末状の機能性剤が噛み込まれ、通気性シートの接合性が低下する虞がある(以下、問題点2ともいう)。さらに粉末は静電気が発生し易いため、充填作業中に周囲に飛散した粉末の機能性材料が容器の外側面に吸着してしまい製品の汚れの原因となる虞がある(以下、問題点3ともいう)。
このように粉末の機能性材料を取り扱う場合に、以上に述べる問題の発生が危惧される。尚、上述する問題点1~3を総称して製造上の課題という場合がある。
【0008】
また上述する特許文献2に記載の芳香性排泄物処理剤を動物用トイレ砂に混合して使用する場合、動物の排泄時だけでなく、普段から芳香成分が発生する。これにより、人間や動物に不快感または違和感を与える虞がある。また常に芳香性排泄物処理剤から芳香成分が発生するため、芳香性を発揮する期間が短くなってしまう場合や、使用開始前から芳香成分が発生するため、流通中に芳香性成分が揮発してしまい、使用開始時に芳香成分がほとんど残存していないことも想定され得る。したがって、排泄時になるべく多くの芳香成分が発生することが望まれる。即ち、使用時になるべく有意に機能性材料の機能が発揮されることが求められる。
【0009】
上述する特許文献1、2に関する課題は機能性剤の使用における問題点の一例であるが、このように、機能性剤自体は有意な機能が確認されているものの、実際に使用するにあたっては種々の問題を有していた。
【0010】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、機能性剤の機能をより適切に発生させることを課題とし、特に、水分をトリガーとして所定の機能が有意に発揮させ得る機能性材料を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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