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公開番号2025108932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002486
出願日2024-01-11
発明の名称海流発電システム
出願人株式会社日本海洋発電
代理人個人,個人,個人
主分類F03B 13/26 20060101AFI20250716BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】深い海域であっても、安定的に海流発電を行うことができる海流発電システムを提供する。
【解決手段】海流発電システムは、海水面に浮く浮体と、岸壁又は海底に固定されたアンカーと、アンカーに繋がれた係留索と、係留索に繋がれた海流発電装置と、一端を浮体に固定され、他端を海流発電装置に固定された索体と、を備えており、アンカーの設置作業が困難な深い海域においても海流発電装置を配置することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
海水面に浮く浮体と、
岸壁又は海底に固定されたアンカーと、
前記アンカーに繋がれた係留索と、
前記係留索に繋がれた海流発電装置と、
一端を前記浮体に固定され、他端を前記海流発電装置に固定された第1の索体と、
を備える、海流発電システム。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記アンカーは、前記海流発電装置よりも高い位置に固定されている、請求項1に記載の海流発電システム。
【請求項3】
前記浮体に取り付けられた推進装置および測位情報受信機と、
前記測位情報受信機が受信した測位情報に基づいて、推進装置を駆動する制御装置と、
を備える、請求項1又は請求項2に記載の海流発電システム。
【請求項4】
一端を前記浮体に固定され、他端を前記係留索に固定された第2の索体と、
を備える、請求項3に記載の海流発電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、海流発電システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
海流には、世界中で年間数百TWhのエネルギーが存在するともいわれている。海流は太陽光や風力の変動に比べると安定しているため、海流を利用した発電は、安定性を有する発電方法として注目されている。さらに、海流発電は、二酸化炭素CO2を排出しないため、環境負荷が極めて小さい自然エネルギーによる発電としても注目されている。
従来より、海や河川の水流を用いてプロペラ等の回転体を回転させることにより、水流の運動エネルギーを電気エネルギーに変換させて発電させる技術は存在する。
【0003】
特許文献1には、海底に固定した垂直材又は枠体に水中回転体が回転可能に設置され、海流が水中回転体を回転させた回転エネルギーを垂直材の内部に垂直配置された動力伝達機構を介して海上の発電機に伝達する技術が記載されている。
【0004】
また、従来から、図1に示すように、海底に設置したアンカーと海中に浮遊する発電ユニットを係留索で留めたタイプの海流発電システムも存在する。
特許文献2には、海水の流れにより回転するタービンと、タービンを支持し、且つ、タービンの回転により発電する発電部を収容したポッドを備えた水中浮遊式の海流発電装置であって、シンカー等の海底に固定される固定手段と、一端が固定手段に接続され、他端がポッドに接続されている係留索と、固定手段に対する係留索の傾きである係留角度を検知する係留角度検知手段と、を備えた海流発電装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-121241号公報
特開2014-214602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の発明は、垂直材や枠体を水底に固定する必要があり、特許文献2の発明は、シンカー等を海底に固定する必要がある。海底に構造物を固定するためには、せいぜい水深が数百m程度までであり、それ以上深い海域では海底に構造物を固定することが困難である。
【0007】
日本近海において、黒潮と呼ばれる海流は、常に同じ位置を流れているわけではないが、通常、陸地から数10km以上離れた場所を流れている。陸地から数10km以上離れた場所は、水深が1000m以上となる深い海域であって、海底にアンカーを設置できるような領域ではない。アンカーの無い状態で発電装置を浮遊させると、発電装置が漂流してしまうため、安定的な発電を行うことができなくなるおそれがある。
本発明は、深い海域であっても、安定的に海流発電を行うことができる海流発電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載された発明は、海水面に浮く浮体と、岸壁又は海底に固定されたアンカーと、前記アンカーに繋がれた係留索と、前記係留索に繋がれた海流発電装置と、一端を前記浮体に固定され、他端を前記海流発電装置に固定された第1の索体と、を備える、海流発電システムである。
請求項2に記載された発明は、前記アンカーは、前記海流発電装置よりも高い位置に固定されている、請求項1に記載の海流発電システムである。
請求項3に記載された発明は、前記浮体に取り付けられた推進装置および測位情報受信機と、前記測位情報受信機が受信した測位情報に基づいて、推進装置を駆動する制御装置と、を備える、請求項1又は請求項2に記載の海流発電システムである。
請求項4に記載された発明は、一端を前記浮体に固定され、他端を前記係留索に固定された第2の索体と、を備える、請求項3に記載の海流発電システムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、深い海域であっても、安定的に海流発電を行うことができる海流発電システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
従来の海流発電システムを示す図である。
本実施の形態が適用される海流発電システムを示す図である。
本実施の形態が適用される海流発電システムを示す図である。
本実施の形態が適用される海流発電システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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