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公開番号
2025109025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002672
出願日
2024-01-11
発明の名称
水栓装置
出願人
株式会社タカギ
代理人
個人
,
個人
主分類
E03C
1/044 20060101AFI20250716BHJP(上水;下水)
要約
【課題】水栓装置の外殻部分が使用者によって容易に外される事態を防止すると共に、必要な際には外殻部分を確実に外すことができる水栓装置の提供。
【解決手段】水栓装置2は、湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする。水栓装置2は、吐止水制御及び水温制御を行う制御部を含む本体機能部12と、本体機能部12を覆う外殻部材164と、本体機能部12からの湯水を下流側に流す流路を形成する通水部材174,184と、本体機能部12との間に第1係合G1を形成すると共に、外殻部材164との間に第2係合G2を形成し、外殻部材164が本体機能部12に対して上側に抜けることを規制する抜け止め部材162と、を含む。抜け止め部材162は、本体機能部12と外殻部材164との間に形成された隙間SPの内部に配置されている。
【選択図】図21
特許請求の範囲
【請求項1】
湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする水栓装置であって、
吐止水制御及び水温制御を行う制御部を含む本体機能部と、
前記本体機能部を覆う外殻部材と、
前記本体機能部からの湯水を下流側に流す流路を形成する通水部材と、
前記本体機能部との間に第1係合を形成すると共に、前記外殻部材との間に第2係合を形成し、前記外殻部材が前記本体機能部に対して上側に抜けることを規制する抜け止め部材と、
を含み、
前記抜け止め部材が、前記本体機能部と前記外殻部材との間に形成された隙間の内部に配置されている水栓装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記本体機能部が、ケーシング部材と、前記ケーシング部材に収容され可動弁及び固定弁を含むバルブ組立体と、前記バルブ組立体を前記ケーシング部材に対して固定するバルブ固定部材とを含んでおり、
前記隙間が、前記ケーシング部材と前記外殻部材との間に形成された隙間であり、
前記第1係合が、前記抜け止め部材と前記ケーシング部材との係合である請求項1に記載の水栓装置。
【請求項3】
前記抜け止め部材が環状であり、
前記隙間が環状であり、
前記第1係合及び前記第2係合が、周方向に分散又は連続して形成されている請求項1又は2に記載の水栓装置。
【請求項4】
前記抜け止め部材が、環状部と、前記環状部から上側に延び周方向に分散して設けられた複数の突出係止部とを有しており、
前記突出係止部が、前記本体機能部との間で前記第1係合を形成しており、
前記突出係止部が径方向外側に倒れるように変形することで、前記第1係合が解除されるように構成されている請求項1又は2に記載の水栓装置。
【請求項5】
前記隙間が上側に開口を形成しており、
前記抜け止め部材は、上側から前記隙間に挿入された状態で、前記第1係合及び前記第2係合を形成する請求項1又は2に記載の水栓装置。
【請求項6】
前記第1係合が、前記抜け止め部材の弾性を利用したスナップフィットで形成されうる請求項5に記載の水栓装置。
【請求項7】
前記隙間の幅が3mm以上5mm以下であり、
前記隙間の開口から前記抜け止め部材までの深さが3mm以上15mm以下である請求項1又は2に記載の水栓装置。
【請求項8】
専用工具を前記隙間に挿入することで、前記第1係合を解除して前記外殻部材を前記本体機能部から抜くことができる請求項1又は2に記載の水栓装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水栓装置に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第7146166号公報は、略円筒形状の機能部収容空間を区画する外殻ユニットと、前記機能部収容空間に収容される略円筒形状の機能部ユニットと、前記外径ユニットの内径より大きな外径を有し且つ前記機能部ユニットの外径より小さな内径を有する抜け止め部材とを備え、前記外殻ユニットが、外観を形成する外観部材と、通水路を形成する通水部材とを有しており、前記抜け止め部材が前記機能部ユニットに対して取り外し可能に装着可能であり、且つ、前記外殻ユニットの前記通水部材に対して固定可能である水栓装置を開示する(請求項1)。前記抜け止め部材は、Cリングとされ、前記機能部ユニットの要素であるカートリッジ固定部材に装着されている(段落[0025]、図8)。前記抜け止め部材により、前記外殻ユニットが前記機能部ユニットから抜けることが防止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7146166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バルブユニットの交換など、水栓装置のメンテナンスを行う場合には、カートリッジ固定部材が外される。上記特許公報に記載の水栓装置では、カートリッジ固定部材と共に抜け止め部材も外されてしまう。このため、メンテナンス中に、外殻ユニットの抜け止めが効かなくなる。使用者によって外殻ユニットが外されると、専門知識に乏しい使用者が水栓内部に手を加えやすくなり、故障や部品の破損等の原因となりうる。
【0005】
本開示の目的の一つは、水栓装置の外殻部分が使用者によって容易に外される事態を防止すると共に、必要な際には外殻部分を確実に外すことができる水栓装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様では、水栓装置は、湯と水とを混合した湯水を吐止水可能とする。この水栓装置は、吐止水制御及び水温制御を行う制御部を含む本体機能部と、前記本体機能部を覆う外殻部材と、前記本体機能部からの湯水を下流側に流す流路を形成する通水部材と、前記本体機能部との間に第1係合を形成すると共に、前記外殻部材との間に第2係合を形成し、前記外殻部材が前記本体機能部に対して上側に抜けることを規制する抜け止め部材と、を含む。前記抜け止め部材が、前記本体機能部と前記外殻部材との間に形成された隙間の内部に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面では、水栓装置の外殻部分が使用者によって容易に外される事態を防止すると共に、必要な際には外殻部分を確実に外すことができる水栓装置が提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る水栓装置の斜視図である。
図2は、図1の水栓装置の側面図である。
図3は、図1の水栓装置の正面図である。
図4は、図3のA-A線に沿った断面図である。
図5は、図1の水栓装置においてスパウト主部が分離された状態を示す分解斜視図である。
図6は、図5のスパウト主部の断面図である。
図7(a)、図7(b)及び図7(c)は、上記水栓装置における水栓取付装置の斜視図である。
図8(a)及び図8(b)は上記水栓取付装置における台座部材を斜め上側から見た斜視図であり、図8(c)はこの台座部材の平面図であり、図8(d)及び図8(e)はこの台座部材を斜め下側から見た斜視図である。
図9は、前記スパウト主部の分解斜視図である。
図10は、前記水栓装置のうち前記スパウト主部を除く部分の分解斜視図である。
図11は、前記水栓装置のうち前記スパウト主部を除く部分の断面図である。
図12(a)は下ケーシング部材を斜め上側から見た斜視図であり、図12(b)はこの下ケーシング部材の正面図であり、図12(c)及び図12(d)はこの下ケーシング部材を斜め下側から見た斜視図である。
図13(a)は下ケーシング部材、通水パイプ及び通水パイプ支持部材が組み立てられた組立体と、この組立体から分離した通水パイプ回転規制部材とを示す分解斜視図であり、図13(b)は前記組立体に通水パイプ回転規制部材が装着された状態を示す斜視図である。
図14は、図11のA-A線に沿った断面図である。
図15は、その一部が断面とされた前記水栓装置の側面図である。
図16は、図15のA-A線に沿った断面図である。
図17は、前記水栓装置の縦断面図(抜け止め部材の軸方向に沿った断面図)である。
図18(a)、図18(b)及び図18(c)は、第1実施形態に係る専用工具を用いて外殻部材を取り外す工程を示す斜視図である。
図19(a)は第1実施形態に係る抜け止め部材の平面図であり、図19(b)はこの抜け止め部材を斜め上側から見た斜視図であり、図19(c)はこの抜け止め部材の側面図であり、図19(d)はこの抜け止め部材を斜め下側から見た斜視図であり、図19(e)はこの抜け止め部材の底面図である。
図20(a)は第1実施形態に係る専用工具の平面図であり、図20(b)はこの専用工具を斜め上側から見た斜視図であり、図20(c)はこの専用工具の側面図であり、図20(d)はこの専用工具を斜め下側から見た斜視図であり、図20(e)はこの専用工具の底面図である。
図21は、上記専用工具が隙間に挿入される前の状態を示す断面図である。
図22は、上記専用工具が隙間に挿入された状態を示す断面図である。
図23(a)は第2実施形態に係る抜け止め部材の平面図であり、図23(b)はこの抜け止め部材を斜め上側から見た斜視図であり、図23(c)はこの抜け止め部材の側面図であり、図23(d)はこの抜け止め部材を斜め下側から見た斜視図であり、図23(e)はこの抜け止め部材の底面図である。
図24(a)、図24(b)、図24(c)及び図24(d)は、第3実施形態に係る専用工具を用いて外殻部材を取り外す工程を示す斜視図である。
図25(a)は第3実施形態に係る抜け止め部材の平面図であり、図25(b)はこの抜け止め部材を斜め上側から見た斜視図であり、図25(c)はこの抜け止め部材の側面図であり、図25(d)はこの抜け止め部材を斜め下側から見た斜視図であり、図25(e)はこの抜け止め部材の底面図である。
図26(a)及び図26(b)は第3実施形態に係る外殻部材の斜視図あり、図26(c)はこの外殻部材を上から見た平面図であり、図26(d)は図26(c)のd-d線に沿った断面図である。
図27(a)は第3実施形態に係る専用工具の平面図であり、図27(b)はこの専用工具を斜め上側から見た斜視図であり、図27(c)はこの専用工具の側面図であり、図27(d)はこの専用工具を斜め下側から見た斜視図であり、図27(e)はこの専用工具の底面図である。
図28は、上記抜け止め部材の平面図に上記専用工具の下方突出部の断面図が付記された部分拡大図である。図28は、上記専用工具が差し込まれており且つ回転される前の状態を示す。
図29は、上記抜け止め部材の平面図に上記専用工具の下方突出部の断面図が付記された部分拡大図である。図29は、上記専用工具が差し込まれ且つ回転された後の状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。各実施形態において、同一又は共通する要素については、同一の符号が付され、重複する説明が適宜省略される。
【0010】
なお本明細書では、下記実施形態で示される標準的な水栓の使用状態に基づき、「上」、「下」、「上側」、「上端」、「下側」、「下端」、「上下方向」、「正面」、「左右」、「前側」、「前端」、「後側」、「後端」、「前後方向」等の用語が用いられる。「正面」は、水栓が取り付けられるキッチンや洗面台等との相対関係において定まる方向であり、水栓の使用者に正対する方向である。この「正面」を基準として、使用者から見た方向に基づき、「左側」及び「右側」が定まる。また、この使用者から見て手前側(使用者に近い側)が「前側」とされ、この使用者から見て奥側(使用者から遠い側)が「後側」とされる。上下方向は、鉛直方向である。なお、水栓の姿勢等は様々に設定することができ、上記各用語は当該姿勢等に応じて読み替えられて解釈される。
(【0011】以降は省略されています)
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