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公開番号
2025097902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2024174655
出願日
2024-10-03
発明の名称
水栓装置
出願人
株式会社タカギ
代理人
個人
主分類
E03C
1/042 20060101AFI20250624BHJP(上水;下水)
要約
【課題】水栓本体の固定強度に優れた水栓装置を提供すること。
【解決手段】水栓装置2は、台座部材102と、水栓本体4と、水栓本体4を台座部材102にネジ止めするネジ部材106とを有している。水栓本体4は、台座部材102に外嵌される本体下端部196と、本体下端部196に設けられたネジ挿通孔198とを有する。台座部材102が、本体下端部196の内周面194に対向する外周面120と、ネジ部材106が螺合する雌ネジ孔110とを有する。内周面194が、ネジ部材106とは反対側の半周部分である第1半周領域R1と、残りの半周部分である第2半周領域R2とに区画されるとき、内周面194の第1半周領域R1に少なくとも1つの突起t1が設けられており、内周面194の第2半周領域R2には突起が設けられていない。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
取付基体に設置される水栓装置であって、
前記取付基体に固定される台座部材と、前記台座部材に取り付けられる水栓本体と、前記水栓本体を前記台座部材にネジ止めするネジ部材とを有しており、
前記水栓本体が、前記台座部材に外嵌される本体下端部と、前記本体下端部に設けられたネジ挿通孔とを有しており、
前記台座部材が、前記本体下端部の内周面に対向する外周面と、前記ネジ挿通孔を貫通した前記ネジ部材が螺合する雌ネジ孔とを有しており、
前記本体下端部の前記内周面が、前記ネジ部材とは反対側の半周部分である第1半周領域と、残りの半周部分である第2半周領域とに区画されるとき、
前記内周面の前記第1半周領域に、少なくとも1つの突起が設けられており、
前記内周面の前記第2半周領域には、突起が設けられていない水栓装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
取付基体に設置される水栓装置であって、
前記取付基体に固定される台座部材と、前記台座部材に取り付けられる水栓本体と、前記水栓本体を前記台座部材にネジ止めするネジ部材とを有しており、
前記水栓本体が、前記台座部材に外嵌される本体下端部と、前記本体下端部に設けられたネジ挿通孔とを有しており、
前記台座部材が、前記本体下端部の内周面に対向する外周面と、前記ネジ挿通孔を貫通した前記ネジ部材が螺合する雌ネジ孔とを有しており、
前記台座部材の前記外周面が、前記ネジ部材とは反対側の半周部分である第1半周領域と、残りの半周部分である第2半周領域とに区画されるとき、
前記外周面の前記第1半周領域に、少なくとも1つの突起が設けられており、
前記外周面の前記第2半周領域には、突起が設けられていない水栓装置。
【請求項3】
複数の前記突起が設けられており、
前記第1半周領域を周方向に3等分したときの各領域に、少なくとも1つの前記突起が設けられている請求項1または2に記載の水栓装置。
【請求項4】
前記第1半周領域に複数の前記突起が設けられており、
前記第1半周領域を周方向に7等分したときの各領域に、少なくとも1つの前記突起が設けられている請求項1または2に記載の水栓装置。
【請求項5】
前記第1半周領域に、複数の前記突起が設けられており、
前記複数の突起が、周方向において等間隔で配置されている請求項1または2に記載の水栓装置。
【請求項6】
前記突起は、その先端がR形状またはSR形状である請求項1または2に記載の水栓装置。
【請求項7】
前記突起が、軸方向に延在している請求項1または2に記載の水栓装置。
【請求項8】
前記本体下端部が、その内周側に、下側にいくにつれて拡径する本体テーパー面を有しており、
前記台座部材の前記外周面と前記本体テーパー面との間に形成されるテーパー空間を含み前記台座部材の基部まで延在するシール配置空間が形成されており、
前記シール配置空間にシール部材が配置されており、このシール部材が、前記台座部材における前記基部と、前記台座部材の前記外周面と、前記本体テーパー面とに密着しており、
前記シール配置空間よりも径方向外側において、前記本体下端部の下端面が、前記基部に上側から当接している請求項1または2に記載の水栓装置。
【請求項9】
前記台座部材が、その外周面に、下側にいくにつれて拡径する台座テーパー面を有しており、
前記本体下端部が、その内周側に、前記台座テーパー面から離れるように形成された本体離間面を有しており、
前記台座部材の前記台座テーパー面と前記本体離間面との間に形成される逆テーパー空間を含み前記台座部材の基部まで延在するシール配置空間が形成されており、
前記シール配置空間にシール部材が配置されており、このシール部材が、前記台座テーパー面と前記本体離間面とに密着しており、
前記シール配置空間よりも径方向外側において、前記本体下端部の下端面が、前記基部に上側から当接している請求項1または2に記載の水栓装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、取付基体に設置される水栓装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
キッチンの天板や洗面台等の取付基体に設置される水栓装置が知られている。この水栓装置は、当該取付基体に水栓を固定するための構造を有する。
【0003】
特開平11-148154号公報は、台座部材に水栓の下端部を外嵌させ、当該水栓の下端部を通って前記台座部材にねじ込まれた1つのネジ部材により前記水栓が前記台座部材に固定された構造を開示する。特開2006-90128号公報は、取付基体に配置されるアダプタ本体(台座部材)に水栓本体が固定された水栓において、このアダプタ本体の外周面に環状のシール溝が形成され、このシール溝にリング状パッキンが装着された構造を開示する。この構造では、アダプタ本体が、水栓本体の下端部の内周面に、液密に嵌合接触されている(段落[0027]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-148154号公報
特開2006-90128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
台座部材に対する水栓本体の固定強度が低いと、水栓本体にグラつきが生じる。水栓本体の固定強度の観点から、上記特許文献1及び特許文献2に記載された構造には、改善の余地があることが判明した。
【0006】
本開示の目的の一つは、水栓本体の固定強度に優れた水栓装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの態様では、この水栓装置は、取付基体に設置され、前記取付基体に固定される台座部材と、前記台座部材に取り付けられる水栓本体と、前記水栓本体を前記台座部材にネジ止めするネジ部材とを有している。前記水栓本体が、前記台座部材に外嵌される本体下端部と、前記本体下端部に設けられたネジ挿通孔とを有している。前記台座部材が、前記本体下端部の内周面に対向する外周面と、前記ネジ挿通孔を貫通した前記ネジ部材が螺合する雌ネジ孔とを有している。前記本体下端部の前記内周面が、前記ネジ部材とは反対側の半周部分である第1半周領域と、残りの半周部分である第2半周領域とに区画されるとき、前記内周面の前記第1半周領域に、少なくとも1つの突起が設けられており、前記内周面の前記第2半周領域には、突起が設けられていない。
【0008】
他の態様では、この水栓装置は、取付基体に設置され、前記取付基体に固定される台座部材と、前記台座部材に取り付けられる水栓本体と、前記水栓本体を前記台座部材にネジ止めするネジ部材とを有している。前記水栓本体が、前記台座部材に外嵌される本体下端部と、前記本体下端部に設けられたネジ挿通孔とを有している。前記台座部材が、前記本体下端部の内周面に対向する外周面と、前記ネジ挿通孔を貫通した前記ネジ部材が螺合する雌ネジ孔とを有している。前記台座部材の前記外周面が、前記ネジ部材とは反対側の半周部分である第1半周領域と、残りの半周部分である第2半周領域とに区画されるとき、
前記外周面の前記第1半周領域に、少なくとも1つの突起が設けられており、前記外周面の前記第2半周領域には、突起が設けられていない。
【発明の効果】
【0009】
一つの側面では、固定強度に優れた水栓装置が提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る水栓装置の斜視図である。
図2は、図1の水栓装置の側面図である。
図3は、図1の水栓装置の正面図である。
図4は、図3のA-A線に沿った断面図である。
図5は、図1の水栓装置においてスパウト主部が分離された状態を示す分解斜視図である。
図6は、図5のスパウト主部の断面図である。
図7(a)、図7(b)及び図7(c)は、上記水栓装置における水栓取付装置の斜視図である。
図8(a)及び図8(b)は上記水栓取付装置における台座部材を斜め上側から見た斜視図であり、図8(c)はこの台座部材の平面図であり、図8(d)及び図8(e)はこの台座部材を斜め下側から見た斜視図である。
図9は、前記スパウト主部の分解斜視図である。
図10は、前記水栓装置のうち前記スパウト主部を除く部分の分解斜視図である。
図11は、前記水栓装置のうち前記スパウト主部を除く部分の断面図である。
図12(a)は下ケーシング部材を斜め上側から見た斜視図であり、図12(b)はこの下ケーシング部材の正面図であり、図12(c)及び図12(d)はこの下ケーシング部材を斜め下側から見た斜視図である。
図13(a)は下ケーシング部材、通水パイプ及び通水パイプ支持部材が組み立てられた組立体と、この組立体から分離した通水パイプ回転規制部材とを示す分解斜視図であり、図13(b)は前記組立体に通水パイプ回転規制部材が装着された状態を示す斜視図である。
図14は、図11のA-A線に沿った断面図である。
図15は、その一部が断面とされた前記水栓装置の側面図である。
図16は、図15のA-A線に沿った断面図である。
図17は、図16から本体下端部のみを抜き出した断面図である。
図18は、図17と同じ断面図である。
図19は、図17と同じ断面図である。
図20は、第2実施形態の水栓装置の断面図である。図20の断面位置は、図16と同じである。
図21は、一部が断面で示された、第3実施形態の水栓装置の側面図である。
図22は、図21において2点鎖線で囲まれた部分の拡大図である。
図23は、一部が断面で示された、第4実施形態の水栓装置の側面図である。
図24は、図23において2点鎖線で囲まれた部分の拡大図である。
図25は、一部が断面で示された、第5実施形態の水栓装置の側面図である。
図26は、図25において2点鎖線で囲まれた部分の拡大図である。
図27(a)はシール部材の一例であるOリングの平面図であり、図27(b)は図27(a)のA-A線に沿った断面図であり、図27(c)はシール部材の他の例であるUパッキンの平面図であり、図27(d)は図27(c)のB-B線に沿った断面図であり、図27(e)はシール部材の他の例である平パッキンの平面図であり、図27(f)は図27(e)のC-C線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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