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公開番号2025040988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148010
出願日2023-09-13
発明の名称回収具
出願人個人
代理人
主分類E03C 1/30 20060101AFI20250318BHJP(上水;下水)
要約【課題】例えば、家庭用の流し台や業務用のシンク内やごみ取り器内に溜まったごみや愛玩動物の糞などを容易で衛生的に回収できる回収具を提供する。
【解決手段】筒上部開口縁に外筒フランジと筒周囲に大窓と小窓と下方の内側に内筒の引抜き過ぎ防止用凸起の内筒引抜き外筒側ストッパーと下端開口部に弾性があり形状保持が可能な菊割れ状のバスケット形弁が合成樹脂か金属で作られた外筒と該外筒よりも径小で長く筒上部開口縁に内筒フランジと上部の外側に押込み過ぎ防止用凸起の内筒押込み内筒側ストッパーと下部外側に引抜き過ぎ防止用凸起の内筒引抜き内筒側ストッパーと筒周囲に水切り孔と下端開口縁が内側に微湾曲したパイロット部が合成樹脂か金属で作られた内筒で構成され、外筒内に内筒が摺動可能に嵌合して内筒を抜き押し動することにより外筒下端開口部の菊割れ状のバケット形弁が開閉して内筒内に回収物を収容して回収することを特徴とする回収具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本発明は、筒上部開口縁に外方向に拡がる(1)外筒フランジと筒周囲に水切りのための(2)大窓と(3)小窓と下方の内側に(b)内筒の引抜き過ぎ防止用凸起の(4)内筒引抜き外筒側ストッパーと下端開口部に弾性があり形状保持が可能な菊割れ状の(5)バスケット形弁が合成樹脂か金属で作られた(a)外筒と該(a)外筒よりも径小で長く筒上部開口縁に外方向に拡がる(6)内筒フランジと上部の外側に押込み過ぎ防止用凸起の(7)内筒押込み内筒側ストッパーと下部外側に引抜き過ぎ防止用凸起の(8)内筒引抜き内筒側ストッパーと筒周囲に(9)水切り孔と下端開口縁が内側に微湾曲した(10)パイロット部が合成樹脂か金属で作られた(b)内筒で構成され、(a)外筒内に(b)内筒が摺動可能に嵌合して(b)内筒を抜き押し動することにより(a)外筒の下端開口部の菊割れ状の(5)バケット形弁が開閉して(b)内筒内に回収物を収容して回収することを特徴とする回収具。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
筒内に収容したごみと洗い水の水切りのための(2)大窓や(3)小窓、(9)水切り孔を格子状にしたり網目状にしたり、また、(a)外筒か(b)内筒、あるいは双方の筒全体を網や孔あき板で作られたことを特徴とする請求項1に記載の回収具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用流し台や業務用シンクのごみ取り器に溜まった調理くずであるごみの回収や愛玩動物の糞などを回収するための回収具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、家庭用の流し台やホテル、レストラン、病院、給食センターなど食器や器具などを洗ったり食品を調理したりする洗い場に設置されている大型の業務用シンクには深型のごみ取り器が取付けられている。しかし、多くの調理くずが出たり多くのごみが付着した多くの洗い物を洗ったりする場合、洗い水の中もごみ取り器の中もすぐにごみで満杯となる。そこで、洗い水の中もごみ取り器の中もごみを取り除かなければならないが、ごみを取るためには洗い水を全て排水する必要がある。しかし、ごみがごみ取り器の目を塞ぎ排水を阻害してしまうため速やかに排水が出来ない。そこで、手や棒でごみをかき混ぜてごみ取り器の排水口を確保しながら全ての洗い水を排水するが、時間がかかり作業が中断されると共に洗い水も無駄になる。また、シンクに洗い水が張られた状態でごみ取り器内のごみを除去しようとしても、ごみ取り器の径が小さいため手が入らずほとんど取り除くことが出来ないし、スプーン状のものや挟むものを用いてもシンクに洗い水が張られている場合は、回収する途中で洗い水中に分散してしまいほとんど回収できない。洗い水中でごみ取り器ごと取り出して回収しようとすると、ごみ取り器を取り出している間に洗い水と共にごみも排水口に流れ出るため、グリストラップの早期の詰まりや排水管の詰まり、下水路への汚染水の流出が生じる。
また、ごみ取り器を大口径にしたり浅型にしたり袋やネットを装着するものもあるが、直接素手で触れて回収するのには汚物感が否めないし不衛生でもある。
実開実用昭和51-135044流し用ストレーナーはごみ取り器を掃除するためのものであり、ごみ取り器に溜まったごみを回収するものではない。
特開2005-287480に犬の糞取り器具があるが、複数の重ね合わせた弁でカメラの絞りのようにしたものであり構造も技術も異なる。
本発明は、家庭用流し台や業務用シンクの大小深浅を問わず、また、洗い水が張られた状態でも張られていない状態でも、流し台内やシンク内、そして、ごみ取り器内に溜まったごみを容易で衛生的に回収でき、さらに、愛玩動物の糞などの回収にも繰り返して使用できるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
公開実用昭和51-135044
特開2005-287480
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする課題は、例えば、家庭用の流し台やホテル、レストラン、病院、給食センターなどの業務用シンクなどに溜まったごみやごみ取り器に溜まったごみを容易で衛生的に回収でき、さらに、愛玩動物の糞などの回収にも繰り返し使用することが出来る回収具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、筒上部開口縁に外方向に拡がる(1)外筒フランジと筒周囲に水切りのための(2)大窓と(3)小窓と下方の内側に(b)内筒の引抜き過ぎ防止用凸起の(4)内筒引抜き外筒側ストッパーと下端開口部に弾性があり形状保持が可能な菊割れ状の(5)バスケット形弁が合成樹脂か金属で作られた(a)外筒と該(a)外筒よりも径小で長く筒上部開口縁に外方向に拡がる(6)内筒フランジと上部の外側に押込み過ぎ防止用凸起の(7)内筒押込み内筒側ストッパーと下部外側に引抜き過ぎ防止用凸起の(8)内筒引抜き内筒側ストッパーと筒周囲に(9)水切り孔と下端開口縁が内側に微湾曲した(10)パイロット部が合成樹脂か金属で作られた(b)内筒で構成され、(a)外筒内に(b)内筒が摺動可能に嵌合して(b)内筒を抜き押し動することにより(a)外筒下端開口部の菊割れ状の(5)バケット形弁が開閉して(b)内筒内に回収物を収容して回収することを特徴とする回収具。
【発明の効果】
【0006】
本発明の回収具は、例えば、家庭用の流し台やホテル、レストラン、病院、給食センターなどの業務用シンクなどに溜まったごみやごみ取り器内に溜まったごみを、洗い水を排水しなくても、また、排水中に洗い作業を長時間中断しなくてもごみを回収することが出来、さらに、排水する場合には排水を阻害するごみを事前に除去できるので速やかに排水が完了するため洗い作業も効率が良く節水にもなる。また、回収具をごみ取り器内に挿入して引抜くだけでもごみ取り器の目詰まりの掃除にもなり、排水を速やかにする効果もある。
【0007】
ごみ取り器内のごみの回収はごみ取り器の大小や深浅を問わないし、洗い水を張った中での回収作業では洗い水などにより手が汚れるが、洗い水が排水された後での回収作業では直接洗い水やごみに触れることがないので衛生的であり汚物感もない。
回収したごみは容易に別の容器に放出することが出来るし、洗浄も通常はすすぎ程度で良いが分解洗浄も出来る。
また、使い捨てのごみ取りネットなどと異なり繰り返し何度でも使用が可能であり、流し台やシンクのごみ取り以外にも愛玩動物の糞などの回収にも応用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態を示す外観斜視図。
同上の外筒を示す外観斜視図。
同上の内筒を示す外観斜視図。
同上の回収可能状態を示す外観斜視図。
同上の回収例を示す外観斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施の形態を台所の流し台や業務用シンクのごみの回収を例として詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態を示す外観斜視図、図2は、図1では重複する部分があり詳細がわかりづらいので分解して示した本発明の外筒を示す外観斜視図、図3は、内筒を示す外観斜視図、図4は、図2の外筒に図3の内筒を嵌合させてごみを回収可能な状態にした外観斜視図、図5は、シンクのごみ取り器内で内筒内にごみを収容して回収する例を示す外観斜視図である。
【0010】
図1は、本発明の実施形態を示す外観斜視図で、(a)外筒の上部開口縁に外方向に拡がる(1)外筒フランジは、(a)外筒の上部開口縁の増強と(b)内筒を(a)外筒内に押込んだり引抜いたり抜き押し動するときの取っ手の働きと(a)外筒内で(b)内筒を押込んだときに押込みすぎないようにするためにの(7)内筒押込み内筒側ストッパーの凸起と接触して、押込み過ぎ止めの働きもする。
(【0011】以降は省略されています)

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