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公開番号2025109063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002759
出願日2024-01-11
発明の名称磁気ヘッド及び磁気記録装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類G11B 5/31 20060101AFI20250716BHJP(情報記憶)
要約【課題】特性の向上が可能な磁気ヘッド及び磁気記録装置を提供する。
【解決手段】磁気ヘッド110は、第1磁極31と、第2磁極32と、磁気素子20と、を含む。磁気素子20は、第1磁極31から第2磁極32への第1方向D1において、第1磁極31と第2磁極32との間に設けられる。磁気素子20は、第1磁極31と第2磁極32との間に設けられた第1磁性層21と、第1磁性層21と第2磁極32との間に設けられた第2磁性層22と、第2磁性層22と第2磁極32との間に設けられた第3磁性層23と、第3磁性層23と第2磁極32との間に設けられた第4磁性層24と、を含む。第1磁性層21は、第1磁極32に対向する第1面F1を含む。第4磁性層24は、第2磁極32に対向する第2面F2を含む。第1面F1の第1面積は、第2面F2の第2面積よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1磁極と、
第2磁極と、
前記第1磁極から前記第2磁極への第1方向において、前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた磁気素子と、
を備え、
前記磁気素子は、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた第1磁性層と、
前記第1磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第2磁性層と、
前記第2磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第3磁性層と、
前記第3磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第4磁性層と、
を含み、
前記第1磁性層は、前記第1磁極に対向する第1面を含み、
前記第4磁性層は、前記第2磁極に対向する第2面を含み、
前記第1面の第1面積は、前記第2面の第2面積よりも大きい、磁気ヘッド。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記第1磁極は、媒体対向面を含み、
前記第1面の第2方向に沿う第1長さは、前記第2面の前記第2方向に沿う第2長さよりも長く、
前記第2方向は、前記媒体対向面に沿い、前記第1方向と直交する、請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項3】
前記第1面は、第1端及び第1他端を含み、
前記第1他端から前記第1端への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第2面は、第2端及び第2他端を含み、
前記第2他端から前記第2端への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1端と前記第2端との間の距離は、前記第1端と前記第2他端との間の距離よりも短く、
前記第1端と前記第2端とを通過する第1直線と、前記第1面に対して垂直な方向と、の間の第1角度は、5度以上15度以下である、請求項2に記載の磁気ヘッド。
【請求項4】
前記磁気素子は、
前記第1磁極と前記第1磁性層との間に設けられた第1非磁性層と、
前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に設けられた第2非磁性層と、
前記第2磁性層と前記第3磁性層との間に設けられた第3非磁性層と、
前記第3磁性層と前記第4磁性層との間に設けられた第4非磁性層と、
前記第4磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第5非磁性層と、
をさらに含む、請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項5】
前記磁気素子は、
前記第3非磁性層と前記第3磁性層との間に設けられた第5磁性層と、
前記第5磁性層と前記第3磁性層との間に設けられた第6非磁性層と、
をさらに含む、請求項4に記載の磁気ヘッド。
【請求項6】
第1動作及び第2動作が実施され、
前記第1動作において、前記第1磁極と前記第2磁極との間に供給される素子電流は、前記第1磁極から前記第2磁極へ流れ、
前記第2動作において、前記素子電流は前記第2磁極から前記第1磁極へ流れる、請求項1~5のいずれか1つに記載の磁気ヘッド。
【請求項7】
請求項1に記載の磁気ヘッドと、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に素子電流を供給するように構成された素子回路と、
を備え、
前記素子回路は、第1動作及び第2動作を実施するように構成され、
前記第1動作において、前記素子電流は、前記第1磁極から前記第2磁極へ流れ、
前記第2動作において、前記素子電流は、前記第2磁極から前記第1磁極へ流れる、磁気記録装置。
【請求項8】
磁気ヘッドと、
磁気記録媒体と、
素子回路と、
制御部と、
を備え、
前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体に情報を記録するように構成され、
前記磁気ヘッドは、
第1磁極と、
第2磁極と、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた磁気素子と、
を含み、
前記磁気素子は、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた第1磁性層と、
前記第1磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第2磁性層と、
前記第2磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第3磁性層と、
前記第3磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第4磁性層と、
を含み、
前記素子回路は、前記第1磁極と前記第2磁極との間に素子電流を供給するように構成され、
前記素子回路は、第1動作及び第2動作を実施するように構成され、
前記第1動作において、前記素子電流は、前記第1磁極から前記第2磁極へ流れ、
前記第2動作において、前記素子電流は、前記第2磁極から前記第1磁極へ流れ、
前記制御部は、前記磁気記録媒体への記録位置が定められた位置よりも内側である場合に、前記素子回路に前記第1動作を実施させるように構成され、
前記制御部は、前記磁気記録媒体への前記記録位置が前記定められた前記位置よりも内側でない場合に、前記素子回路に前記第2動作を実施させるように構成された、磁気記録装置。
【請求項9】
磁気ヘッドと、
磁気記録媒体と、
素子回路と、
制御部と、
を備え、
前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体に情報を記録するように構成され、
前記磁気ヘッドは、
第1磁極と、
第2磁極と、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた磁気素子と、
を含み、
前記磁気素子は、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた第1磁性層と、
前記第1磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第2磁性層と、
前記第2磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第3磁性層と、
前記第3磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第4磁性層と、
を含み、
前記素子回路は、前記第1磁極と前記第2磁極との間に素子電流を供給するように構成され、
前記素子回路は、第1動作及び第2動作を実施するように構成され、
前記第1動作において、前記素子電流は、前記第1磁極から前記第2磁極へ流れ、
前記第2動作において、前記素子電流は、前記第2磁極から前記第1磁極へ流れ、
前記制御部は、周方向の記録密度が定められた密度よりも低い場合に、前記素子回路に前記第1動作を実施させるように構成され、
前記制御部は、前記周方向の前記記録密度が前記定められた前記密度よりも低くない場合に、前記素子回路に前記第2動作を実施させるように構成された、磁気記録装置。
【請求項10】
磁気ヘッドと、
磁気記録媒体と、
素子回路と、
制御部と、
を備え、
前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体に情報を記録するように構成され、
前記磁気ヘッドは、
第1磁極と、
第2磁極と、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた磁気素子と、
を含み、
前記磁気素子は、
前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた第1磁性層と、
前記第1磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第2磁性層と、
前記第2磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第3磁性層と、
前記第3磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第4磁性層と、
を含み、
前記素子回路は、前記第1磁極と前記第2磁極との間に素子電流を供給するように構成され、
前記素子回路は、第1動作及び第2動作を実施するように構成され、
前記第1動作において、前記素子電流は、前記第1磁極から前記第2磁極へ流れ、
前記第2動作において、前記素子電流は、前記第2磁極から前記第1磁極へ流れ、
前記制御部は、瓦書き記録を実施する場合に、前記素子回路に前記第1動作を実施させるように構成され、
前記制御部は、前記瓦書き記録ではない記録を実施する場合に、前記素子回路に前記第2動作を実施させるように構成された、磁気記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気ヘッド及び磁気記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
磁気ヘッドを用いて、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体に情報が記録される。磁気ヘッドにおいて、特性向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-277586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、特性の向上が可能な磁気ヘッド及び磁気記録装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、磁気ヘッドは、第1磁極と、第2磁極と、磁気素子と、を含む。前記磁気素子は、前記第1磁極から前記第2磁極への第1方向において、前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられる。前記磁気素子は、前記第1磁極と前記第2磁極との間に設けられた第1磁性層と、前記第1磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第2磁性層と、前記第2磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第3磁性層と、前記第3磁性層と前記第2磁極との間に設けられた第4磁性層と、を含む。前記第1磁性層は、前記第1磁極に対向する第1面を含む。前記第4磁性層は、前記第2磁極に対向する第2面を含む。前記第1面の第1面積は、前記第2面の第2面積よりも大きい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図2は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを含む磁気記録装置を例示する模式的断面図である。
図3(a)~図3(d)は、第1実施形態に係る磁気ヘッドの動作状態を例示する模式的平面図である。
図4は、参考例の磁気ヘッドの特性を例示するグラフである。
図5は、磁気ヘッドの特性を例示するグラフである。
図6は、磁気ヘッドの特性を例示するグラフである。
図7は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図8は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図9は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図10は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図11は、第1実施形態に係る磁気ヘッドの特性を例示するグラフである。
図12は、第1実施形態に係る磁気ヘッドの特性を例示するグラフである。
図13は、第1実施形態に係る磁気ヘッドの特性を例示するグラフである。
図14は、第1実施形態に係る磁気ヘッドの特性を例示するグラフである。
図15は、第2実施形態に係る磁気記録装置の動作を例示するフローチャートである。
図16は、第2実施形態に係る磁気記録装置の動作を例示するフローチャートである。
図17は、第2実施形態に係る磁気記録装置の動作を例示するフローチャートである。
図18は、実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的斜視図である。
図19は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図20は、実施形態に係る磁気記録装置を例示する模式的斜視図である。
図21(a)及び図21(b)は、実施形態に係る磁気記録装置の一部を例示する模式的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを例示する模式的平面図である。
図2は、第1実施形態に係る磁気ヘッドを含む磁気記録装置を例示する模式的断面図である。
【0008】
図2に示すように、実施形態に係る磁気記録装置210は、磁気ヘッド110及び磁気記録媒体80を含む。磁気記録装置210は、制御部75をさらに含んで良い。磁気記録装置210において、少なくとも記録動作が行われる。記録動作において、磁気ヘッド110を用いて磁気記録媒体80に情報が記録される。
【0009】
磁気ヘッド110は、記録部60を含む。後述するように、磁気ヘッド110は、再生部を含んでも良い。記録部60は、第1磁極31、第2磁極32及び磁気素子20を含む。記録部60は、コイル30cをさらに含んで良い。磁気素子20は、第1磁極31と第2磁極32との間に設けられる。
【0010】
例えば、第1磁極31及び第2磁極32は、磁気回路を形成する。第1磁極31は、例えば、主磁極である。第2磁極32は、例えば、トレーリングシールドである。第1磁極31がトレーリングシールドで、第2磁極32が主磁極でも良い。
(【0011】以降は省略されています)

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