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公開番号
2025101222
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217898
出願日
2023-12-25
発明の名称
ディスク装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G11B
5/60 20060101AFI20250630BHJP(情報記憶)
要約
【課題】電子部品の傾きを抑制可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、FPCと、電子部品とを備える。前記FPCは、絶縁層と、前記絶縁層の第1の面に設けられた第1の導電層と、前記絶縁層の第2の面に設けられた第2の導電層と、を有する。前記電子部品は、前記FPCに実装される。前記第1の導電層は、複数のパッドを有する。前記電子部品は、半田を介して前記複数のパッドに接続される複数の端子を有する。前記第2の導電層は、複数の配線を有する。前記複数の配線は、第1の配線と一対の第2の配線とのうち少なくとも一方を含み、前記第1の配線は、前記複数のパッドから離間した第1の部分と、前記複数のパッドのうち一つのパッドに重なり、前記第1の部分よりも太い、第2の部分とを有し、前記一対の第2の配線は、前記複数のパッドのうち一つのパッドに重なる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対して情報を読み書きするよう構成された磁気ヘッドと、
絶縁層と、前記絶縁層の第1の面に設けられた第1の導電層と、前記第1の面の反対側に位置する前記絶縁層の第2の面に設けられた第2の導電層と、を有し、前記磁気ヘッドに電気的に接続される、フレキシブルプリント回路板と、
前記フレキシブルプリント回路板に実装される電子部品と、
を具備し、
前記第1の導電層は、複数のパッドを有し、
前記電子部品は、半田を介して前記複数のパッドに接続される複数の端子を有し、
前記第2の導電層は、複数の配線を有し、
前記複数の配線は、第1の配線又は複数の第1の配線と、一対の第2の配線又は複数対の第2の配線と、のうち少なくとも一方を含み、前記第1の配線又は前記複数の第1の配線のそれぞれは、前記第2の面に沿って前記複数のパッドから離間した第1の部分と、前記複数のパッドのうち一つのパッドに前記絶縁層を介して重なり、当該一つのパッドから前記絶縁層により隔てられ、前記第1の部分よりも太い、第2の部分とを有し、前記一対の第2の配線又は前記複数対の第2の配線のうちそれぞれの対は、前記複数のパッドのうち一つのパッドに前記絶縁層を介して重なる、
ディスク装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記複数の配線は、前記第1の配線又は前記複数の第1の配線を含み、
前記第1の配線又は前記複数の第1の配線のうち少なくとも一つの前記第2の部分は、前記複数のパッドのうち隣り合う二つのパッドに前記絶縁層を介して重なる、
請求項1のディスク装置。
【請求項3】
前記第1の配線又は前記複数の第1の配線のそれぞれは、前記第2の面に沿って前記複数のパッドから離間するとともに前記第2の部分に接続された第3の部分、をさらに有し、
前記第1の部分は、前記第2の部分に接続され、
前記第2の部分は、前記第1の部分と前記第3の部分との間で延び、
前記二つのパッドは、間隔を介して前記第2の部分が延びる方向に並べられる、
請求項2のディスク装置。
【請求項4】
前記複数の配線は、前記第1の配線又は前記複数の第1の配線を含み、
前記フレキシブルプリント回路板は、前記二つのパッドのうち一つと前記第2の部分とを接続するビアを有する、
請求項2のディスク装置。
【請求項5】
前記複数の配線は、前記第1の配線又は前記複数の第1の配線を含み、
前記第2の部分の幅は、前記一つのパッドの幅と同じか、より広い、
請求項1のディスク装置。
【請求項6】
前記複数の配線は、前記一対の第2の配線又は前記複数対の第2の配線を含み、
前記一対の第2の配線又は前記複数対の第2の配線のうち少なくとも一対は、前記一つのパッドに重なる位置において平行に延びている、
請求項1のディスク装置。
【請求項7】
前記複数の配線は、前記一対の第2の配線又は前記複数対の第2の配線を含み、
前記一対の第2の配線又は前記複数対の第2の配線のうち少なくとも一対において、前記一つのパッドに前記絶縁層を介して重なる部分は、前記第2の面に沿って前記複数のパッドから離間した部分よりも太い、
請求項1のディスク装置。
【請求項8】
前記一対の第2の配線又は前記複数対の第2の配線のうち少なくとも一対において、それぞれの前記第2の配線は、対となる他方の前記第2の配線に向く第1の縁と、前記第1の縁の反対側に位置する第2の縁と、前記第2の縁から突出して前記一つのパッドに前記絶縁層を介して重なる拡張部と、を有する、
請求項7のディスク装置。
【請求項9】
前記電子部品は、前記磁気ヘッドに電気的に接続され、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクに書き込む情報に対応するライト信号を前記磁気ヘッドへ出力し、前記磁気ヘッドが磁気ディスクから読み出した情報に対応するリード信号を前記磁気ヘッドから入力される、
請求項1のディスク装置。
【請求項10】
前記第1の配線、前記複数の第1の配線、前記一対の第2の配線、及び前記複数対の第2の配線は、前記ライト信号及び前記リード信号とは異なる電気信号を伝送する、
請求項9のディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブのようなディスク装置は、磁気ヘッド、フレキシブルプリント回路板、及び電子部品のような種々の部品を備える。磁気ヘッドは、フレキシブルプリント回路板に電気的に接続され、磁気ディスクに対して情報を読み書きする。電子部品は、半田によって、フレキシブルプリント回路板のパッドに実装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-226040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フレキシブルプリント回路板は、複数の絶縁層及び複数の導電層を有する。フレキシブルプリント回路板において、パッドが他の導電層に重ならない部分は、パッドが他の導電層に重なる部分よりも薄い。このため、他の導電層に重ならないパッドは、他の導電層に重なるパッドよりも電子部品から離間する。
【0005】
リフロー時において、互いに比較的遠く離間したパッドと電子部品との間の半田は、互いに近接したパッドと電子部品との間の半田よりも、より強い表面張力で電子部品をフレキシブルプリント回路板に向かって引っ張る。当該表面張力の不均衡により、電子部品が傾いてしまう虞がある。
【0006】
本発明が解決する課題の一例は、電子部品の傾きを抑制可能なディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの実施形態に係るディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、フレキシブルプリント回路板と、電子部品とを備える。前記磁気ヘッドは、前記磁気ディスクに対して情報を読み書きするよう構成される。前記フレキシブルプリント回路板は、絶縁層と、前記絶縁層の第1の面に設けられた第1の導電層と、前記第1の面の反対側に位置する前記絶縁層の第2の面に設けられた第2の導電層と、を有し、前記磁気ヘッドに電気的に接続される。前記電子部品は、前記フレキシブルプリント回路板に実装される。前記第1の導電層は、複数のパッドを有する。前記電子部品は、半田を介して前記複数のパッドに接続される複数の端子を有する。前記第2の導電層は、複数の配線を有する。前記複数の配線は、第1の配線又は複数の第1の配線と、一対の第2の配線又は複数対の第2の配線と、のうち少なくとも一方を含み、前記第1の配線又は前記複数の第1の配線のそれぞれは、前記第2の面に沿って前記複数のパッドから離間した第1の部分と、前記複数のパッドのうち一つのパッドに前記絶縁層を介して重なり、当該一つのパッドから前記絶縁層により隔てられ、前記第1の部分よりも太い、第2の部分とを有し、前記一対の第2の配線又は前記複数対の第2の配線のうちそれぞれの対は、前記複数のパッドのうち一つのパッドに前記絶縁層を介して重なる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係るHDDを分解して示す例示的な斜視図である。
図2は、第1の実施形態のFPCを概略的に示す例示的な平面図である。
図3は、第1の実施形態のFPCの実装部を示す例示的な平面図である。
図4は、第1の実施形態の実装部の一部を示す例示的な平面図である。
図5は、第1の実施形態のFPC及びプリアンプを図4のF5-F5線に沿って示す例示的な断面図である。
図6は、第2の実施形態に係るFPCの実装部を示す例示的な平面図である。
図7は、第3の実施形態に係るFPCの実装部を示す例示的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0010】
以下の説明において、「抑制する」は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以下の説明において、「制限する」は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
(【0011】以降は省略されています)
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