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公開番号
2025109126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002857
出願日
2024-01-11
発明の名称
袋体及び放射冷却装置
出願人
株式会社豊田中央研究所
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F28F
13/18 20060101AFI20250716BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】熱放射性を有する袋体において、日照下でも、内部に収容した物質の熱を放熱する放熱性能の低下を抑制する。
【解決手段】袋体は、多層構造の袋体であって、最外層を構成し、熱放射性と太陽光を透過する光透過性とを有する放射冷却層と、前記放射冷却層よりも内側の層を構成し、太陽光を反射する光反射性を有する反射層と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
多層構造の袋体であって、
最外層を構成し、熱放射性と太陽光を透過する光透過性とを有する放射冷却層と、
前記放射冷却層よりも内側の層を構成し、太陽光を反射する光反射性を有する反射層と、
を備える袋体。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
最内層が前記反射層を保護する保護層によって構成される、請求項1に記載の袋体。
【請求項3】
前記保護層は、前記反射層以上の耐蝕性と耐摩耗性とを持つ材料によって構成される、請求項2に記載の袋体。
【請求項4】
前記保護層を構成する材料には、インコネルが含まれる、請求項3に記載の袋体。
【請求項5】
放射冷却層は、太陽光透過率が80%以上で且つ赤外光放射率が50%以上の材料で構成される、請求項1に記載の袋体。
【請求項6】
前記放射冷却層を構成する材料には、透明フッ素樹脂が含まれる、請求項1に記載の袋体。
【請求項7】
前記反射層は、太陽光反射率が80%以上の材料で構成される、請求項1に記載の袋体。
【請求項8】
前記反射層は、金属材料によって構成される、請求項1に記載の袋体。
【請求項9】
前記放射冷却層を構成するフィルムの外面と内面とを溶着により接合した接合部を有する、請求項1に記載の袋体。
【請求項10】
発熱体と、前記発熱体の熱で気化する冷媒とを収容する容器と、
前記容器に取り付けられると共に内部が前記容器内と連通し、前記冷媒の気化に伴って前記容器から重力方向上側に向けて膨らむ請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の袋体と、
を備える放射冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、袋体及び放射冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、袋体と作動液とを備える放射冷却装置が開示されている。この袋体は、発熱体に接続される受熱部と、熱放射性を有する放射冷却部とを有している。また、作動液は、袋体の内部に封入され、相変化を伴って受熱部から放射冷却部へ熱を輸送する。そして、放射冷却装置の袋体は、軟質性、柔軟性又は伸縮性を有しており、作動液の相変化によって膨縮する。
【0003】
特許文献2には、軸回りに回転可能な芯体周りにロール状に収納される袋体を備える放射冷却装置が開示されている。この放射冷却装置の袋体には、発熱体に接続された芯体から熱を受ける受熱部及び熱を放射する放射冷却部が設けられている。また、袋体の内部には、相変化を伴って受熱部から放射冷却部へ熱を輸送する作動流体が封入されている。袋体の内部において、作動流体が気相に変化すると、内圧の上昇により袋体が展開する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-64592号公報
特開2023-128488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示の技術では、作動液が発熱体から受けた熱を袋体の放射冷却部から放熱する。しかしながら、日照下の場合、太陽光が袋体を透過するため、放射冷却部で放熱しても液化した作動液が太陽光で温められるため、発熱体の冷却効率が低下する傾向がある。
【0006】
また、特許文献2に開示の技術も特許文献1に開示に技術と同様に、作動流体が発熱体から受けた熱を袋体の放射冷却部から放熱するが、日照下の場合、太陽光が袋体を透過するため、放射冷却部で放熱しても液化した作動液が太陽光で温められるため、発熱体の冷却効率が低下する傾向がある。
【0007】
本開示は、熱放射性を有する袋体において、日照下でも、内部に収容した物質の熱を放熱する放熱性能の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1態様の袋体は、多層構造の袋体であって、最外層を構成し、熱放射性と太陽光を透過する光透過性とを有する放射冷却層と、前記放射冷却層よりも内側の層を構成し、太陽光を反射する光反射性を有する反射層と、を備える。
【0009】
第1態様の袋体では、内部に物質を収容している場合に、最外層を構成し熱放射性を有する放射冷却層が上記物質から伝達された熱を赤外光として外部に放射することによって放熱を行う。この放射冷却層は、光透過性を有するため太陽光が透過するが、透過した太陽光は、反射層で反射される。このため太陽光は、袋体の内部に達するのが反射層によって抑制される。これにより、太陽光による袋体内の物質の温度上昇が抑制される。つまり、上記袋体は、日照下でも、内部に収容した物質の熱を放熱する放熱性能の低下が抑制される。よって、上記袋体は、日照下でも、内部に収容した物質の熱を放熱して冷却することができる。
【0010】
本開示の第2態様の袋体は、第1態様の袋体において、最内層が前記反射層を保護する保護層によって構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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