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公開番号2025109229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024002933
出願日2024-01-12
発明の名称絶縁性被膜を有するナノワイヤーを含有する構造体
出願人ユニチカ株式会社
代理人
主分類B22F 3/00 20210101AFI20250717BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】 テラヘルツ波領域の電磁波の遮蔽性能を維持しつつも、反射率が低い構造体を提供する。
【解決手段】体積抵抗率が1013Ω・cm以上の材料からなる絶縁性被膜で被覆したナノワイヤーおよび体積抵抗率が1012Ω・cm以上の樹脂を含有する構造体、および、体積抵抗率が1013Ω・cm以上の材料が無機材料である前記構造体、および、無機材料がシリカである前記構造体、および、ナノワイヤーの平均長が3~30μmである前記構造体、および、ナノワイヤーがニッケルまたは鉄を含む前記構造体、および、ナノワイヤーがニッケルと鉄の合金である前記構造体、および、被膜の平均厚みが50nm以下である前記構造体、および、体積抵抗率が1012Ω・cm以上の樹脂がシリコーン樹脂である前記構造体、および、前記ナノワイヤーと前記樹脂の合計に対する前記ナノワイヤーの質量比率が40質量%以上である前記構造体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
体積抵抗率が10
13
Ω・cm以上の材料からなる絶縁性被膜で被覆したナノワイヤーおよび体積抵抗率が10
12
Ω・cm以上の樹脂を含有する構造体。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
体積抵抗率が10
13
Ω・cm以上の材料が無機材料である請求項1に記載の構造体。
【請求項3】
無機材料がシリカである請求項2に記載の構造体。
【請求項4】
ナノワイヤーの平均長が3~30μmである請求項1または2に記載の構造体。
【請求項5】
ナノワイヤーがニッケルまたは鉄を含む請求項1または2に記載の構造体。
【請求項6】
ナノワイヤーがニッケルと鉄の合金である請求項1または2に記載の構造体。
【請求項7】
被膜の平均厚みが50nm以下である請求項1または2に記載の構造体。
【請求項8】
体積抵抗率が10
12
Ω・cm以上の樹脂がシリコーン樹脂である請求項1または2に記載の構造体。
【請求項9】
前記ナノワイヤーと前記樹脂の合計に対する前記ナノワイヤーの質量比率が40質量%以上である請求項1または2に記載の構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁性被膜を有するナノワイヤーを含有する構造体に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
X線に代わる被爆可能性がない安全な非破壊検査用の電磁波としてや、6Gの無線通信用の電磁波として、テラヘルツ波領域の電磁波の利用が検討されている。しかしながら、テラヘルツ波領域の電磁波は光に近い特性を有するため、自由電子により反射が起こりやすく、反射波の干渉により増幅や減衰が起こりやすい。
【0003】
テラヘルツ領域の電磁波の遮蔽材料としては、例えば、特許文献1に、ナノワイヤーを利用した電磁波遮蔽材料が開示されている。近年、テラヘルツ波への反射率が低い電磁波吸収材料が求められており、さらなる反射率の低減が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公報2023/027085号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来品と対比して、テラヘルツ波領域の電磁波の遮蔽性能を維持しつつも、反射率が低い構造体を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討の結果、絶縁性被膜で被覆したナノワイヤーを用いることにより上記目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
本発明の要旨は、以下の通りである。
<1>体積抵抗率が10
13
Ω・cm以上の材料からなる絶縁性被膜で被覆したナノワイヤーおよび体積抵抗率が10
12
Ω・cm以上の樹脂を含有する構造体。
<2>体積抵抗率が10
13
Ω・cm以上の材料が無機材料である<1>に記載の構造体。
<3>無機材料がシリカである<2>に記載の構造体。
<4>ナノワイヤーの平均長が3~30μmである<1>~<3>いずれかに記載の構造体。
<5>ナノワイヤーがニッケルまたは鉄を含む<1>~<4>いずれかに記載の構造体。
<6>ナノワイヤーがニッケルと鉄の合金である<1>~<5>いずれかに記載の構造体。
<7>被膜の平均厚みが50nm以下である<1>~<6>いずれかに記載の構造体。
<8>体積抵抗率が10
12
Ω・cm以上の樹脂がシリコーン樹脂である<1>~<7>いずれかに記載の構造体。
<9>前記ナノワイヤーと前記樹脂の合計に対する前記ナノワイヤーの質量比率が40質量%以上である<1>~<8>いずれかに記載の構造体。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、テラヘルツ波領域の電磁波の遮蔽性能を維持しつつも、反射率が低い構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
THz-TDSによる実施例1の電磁波の遮蔽性能のチャートである。
THz-TDSによる実施例1の電磁波の反射率のチャートである。
THz-TDSによる実施例2の電磁波の遮蔽性能のチャートである。
THz-TDSによる実施例2の電磁波の反射率のチャートである。
THz-TDSによる比較例1の電磁波の遮蔽性能のチャートである。
THz-TDSによる比較例1の電磁波の反射率のチャートである。
THz-TDSによる比較例2の電磁波の遮蔽性能のチャートである。
THz-TDSによる比較例2の電磁波の反射率のチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の構造体は、絶縁性被膜で被覆したナノワイヤーと樹脂を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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