特許ウォッチ

公開番号2025146104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046710
出願日2024-03-22
発明の名称農業用ハウスカーテン資材
出願人ユニチカ株式会社
代理人弁理士法人森本国際特許事務所
主分類A01G 9/14 20060101AFI20250926BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】従来品に比べて透光性と遮熱性とをより確実に両立させることのできる農業用ハウスカーテン資材を得る。
【解決手段】農業用ハウスカーテン資材であって、ポリエステル系連続繊維不織布の両表面および内部に、アクリル系中空粒子またはガラス系中空粒子が、分散状態で保持されている。好ましくは、アクリル系中空粒子またはガラス系中空粒子は、バインダによってポリエステル系連続繊維不織布に保持される。さらに好ましくは、ポリエステル系連続繊維不織布を構成するポリエステル系連続繊維は、その断面形状が扁平であって、その断面における長径と短径との比である長径/短径が3～10である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ポリエステル系連続繊維不織布の両表面および内部に、アクリル系中空粒子またはガラス系中空粒子が、分散状態で保持されていることを特徴とする農業用ハウスカーテン資材。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
アクリル系中空粒子またはガラス系中空粒子がバインダによってポリエステル系連続繊維不織布に保持されていることを特徴とする請求項１記載の農業用ハウスカーテン資材。
【請求項３】
ポリエステル系連続繊維不織布を構成するポリエステル系連続繊維は、その断面形状が扁平であって、その断面における長径と短径との比である長径／短径が３～１０であることを特徴とする請求項１または２記載の農業用ハウスカーテン資材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は農業用ハウスカーテン資材に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、農業用ハウスカーテン資材として、通気性や透水性があり、かつ保温効果のある不織布が用いられている。この不織布製の資材を用いた農業用ハウスカーテンは、冬場の夜間の温度低下を抑えたり、夏場の日中の温度上昇を抑えたりするなど、ハウス内を作物の育成に適した気温に保つために用いられる。また、使用時において十分な量の太陽光をハウス内に導入できることが求められる。
【０００３】
このような要求を満たす農業用ハウスカーテン資材として、特許文献１に記載されたものが知られている。特許文献１に記載された農業用ハウスカーテン資材は、布帛の片面に発泡樹脂コーティングを施すことによって、特に遮熱性を向上させたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第５８１２６３５号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、特許文献１に記載の技術をさらに改良して、特許文献１に記載のものに比べて透光性と遮熱性とをより確実に両立させることのできる農業用ハウスカーテン資材を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この目的を達成するため本発明の農業用ハウスカーテン資材は、ポリエステル系連続繊維不織布の両表面および内部に、アクリル系中空粒子またはガラス系中空粒子が、分散状態で保持されていることを特徴とする。
【０００７】
本発明の農業用ハウスカーテン資材によれば、アクリル系中空粒子またはガラス系中空粒子がバインダによってポリエステル系連続繊維不織布に保持されていることが好適である。
【０００８】
本発明の農業用ハウスカーテン資材によれば、ポリエステル系連続繊維不織布を構成するポリエステル系連続繊維は、その断面形状が扁平であって、その断面における長径と短径との比である長径／短径が３～１０であることが好適である。
【発明の効果】
【０００９】
本発の農業用ハウスカーテン資材によれば、ポリエステル系連続繊維不織布の両表面および内部に、アクリル系中空粒子またはガラス系中空粒子が、分散状態で保持されていることで、透光性と遮熱性とを確実に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施例１～３および比較例１の農業用ハウスカーテン資材の表面を拡大して示す画像である。
比較例２の農業用ハウスカーテン資材の表面を拡大して示す画像である。
実施例１～３および比較例１の農業用ハウスカーテン資材の断面を拡大して示す画像である。
比較例２の農業用ハウスカーテン資材の断面を拡大して示す画像である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許