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公開番号2025109670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024203335
出願日2024-11-21
発明の名称歯磨剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20250717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】歯磨剤組成物には、分散性及び刷掃感のさらなる向上が求められている。本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、分散性、刷掃感及び泡の持続性をより高められる、歯磨剤組成物を目的とする。
【解決手段】(A)成分:シリカ粒子の群と、(B)成分:アクリル高分子と、(C)成分:増粘剤(但し、(B)成分を除く)と、(D)成分:界面活性剤とを含有し、前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比(B/C比)は、1.5~7であることよりなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:シリカ粒子の群と、(B)成分:アクリル高分子と、(C)成分:増粘剤(但し、(B)成分を除く)と、(D)成分:界面活性剤とを含有し、
前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比(B/C比)は、1.5~7である、歯磨剤組成物。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記(A)成分のBET比表面積は、20~100m

/gである、請求項1に記載の歯磨剤組成物。
【請求項3】
さらに、(E)成分:冷感剤を含有する、請求項1又は2に記載の歯磨剤組成物。
【請求項4】
塑性粘度が0~50Pa・sである、請求項1又は2に記載の歯磨剤組成物。
【請求項5】
降伏応力が20~500Paである、請求項1又は2に記載の歯磨剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯磨剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
歯磨剤組成物には、う蝕、歯周病等の疾患予防に加え、磨き心地や香味による嗜好性が求められる。
これまでに、磨き心地の向上が図られた歯磨剤組成物が提案されている。例えば、特許文献1には、無水ケイ酸、炭酸カルシウム及びリン酸水素カルシウムを含有する歯磨剤組成物が提案されている。特許文献1に記載された発明によれば、刷掃感の向上が図られている。
特許文献2には、エリスリトール、ソルビット及びグリセリンから選ばれる1種以上、及び、ポリオレフィン系樹脂及びポリアミド系樹脂から選ばれる1種以上を含有する歯磨剤組成物が提案されている。特許文献2に記載された発明によれば、口腔内のさっぱり感の向上が図られている。
特許文献3には、特定の粒子径及び崩壊強度の顆粒ゼオライトと、ビリジフィロロールと、バニリン、エチルバニリン、マルトール及びエチルマルトールから選ばれる1種以上とを含有する歯磨剤組成物が提案されている。特許文献3に記載された発明によれば、刷掃感の向上と、口中での使用感の向上とが図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-104376号公報
特開2011-068599号公報
特開2008-266251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
歯磨剤組成物には、分散性、刷掃感及び泡持続性のさらなる向上が求められている。加えて、歯磨剤組成物には、冷涼感の向上が求められている。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、分散性、刷掃感及び泡持続性をより高められる歯磨剤組成物を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の態様を有する。
<1>
(A)成分:シリカ粒子の群と、(B)成分:アクリル高分子と、(C)成分:増粘剤(但し、(B)成分を除く)と、(D)成分:界面活性剤とを含有し、
前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比(B/C比)は、1.5~7である、歯磨剤組成物。
<2>
前記(A)成分のBET比表面積は、20~100m

/gである、<1>に記載の歯磨剤組成物。
<3>
さらに、(E)成分:冷感剤を含有する、<1>又は<2>に記載の歯磨剤組成物。
<4>
塑性粘度が0~50Pa・sである、<1>~<3>のいずれかに記載の歯磨剤組成物。
<5>
降伏応力が20~500Paである、<1>~<4>のいずれかに記載の歯磨剤組成物。
<6>
前記(A)成分の含有量は、5~20質量%以下である、<1>~<5>のいずれかに記載の歯磨剤組成物。
<7>
前記(B)成分の含有量は、0.5~2.5質量%である、<1>~<6>のいずれかに記載の歯磨剤組成物。
<8>
前記(C)成分の含有量は、0.3~1.0質量%である、<1>~<7>のいずれかに記載の歯磨剤組成物。
【発明の効果】
【0006】
本発明の歯磨剤組成物によれば、分散性、刷掃感及び泡の持続性をより高められる。
本発明において、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載した数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(歯磨剤組成物)
本発明の歯磨剤組成物は、下記(A)~(D)成分を含有する口腔用組成物である。
歯磨剤組成物の剤形は、ペースト状、ジェル状、液体状、固体状等が挙げられる。歯磨剤組成物としては、練歯磨剤、ジェル状歯磨剤、液体歯磨剤、潤製歯磨剤が挙げられる。
【0008】
練歯磨剤の場合、歯磨剤組成物の粘度は、例えば、8~25Pa・sが好ましく、10~20Pa・sがより好ましい。歯磨剤組成物の粘度は、B型粘度計(東機産業株式会社製、VISCOMETER TVB-10)を用いて、H6ローター、回転数20rpm、測定時間3分間の条件で測定した25℃における粘度である。
【0009】
練歯磨剤の場合、歯磨剤組成物の塑性粘度は、0~50Pa・sが好ましく、3~30Pa・sがより好ましく、3~25Pa・sがさらに好ましく、10~20Pa・sが特に好ましい。塑性粘度は、後述する(C)成分の種類及び含有量、並びに後述する(B)成分の種類又は含有量との組み合わせにより調節できる。
練歯磨剤の場合、歯磨剤組成物の降伏応力は、20~500Paが好ましく、40~400Paがより好ましく、40~300Paがさらに好ましく、100~300Paが特に好ましい。塑性粘度は、後述する(B)成分の種類及び含有量、並びに後述する(C)成分の種類又は含有量との組み合わせにより調節できる。
塑性粘度と降伏応力とが、上記範囲内であると、分散性をより高められる。
塑性粘度と降伏応力とは、レオメータ(株式会社アントンパール製、粘弾性測定装置(MCR302)、CP-50(直径5cmのコーンプレート)を使用)を用いて、歯磨剤組成物のせん断速度0.3~1.5(1/s)に対するするせん断応力(Pa)を測定した値である。
【0010】
練歯磨剤の場合、歯磨剤組成物の含水量は、例えば10~60質量%が好ましく、20~50質量%がより好ましい。含水量が上記下限値以上であると、香味立ちをより高められる。含水量が上記上限値以下であると、分散性をより高められる。
(【0011】以降は省略されています)

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