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公開番号
2025110086
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003813
出願日
2024-01-15
発明の名称
燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
8/02 20160101AFI20250718BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】簡易な組み立て作業により工数を削減できる燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造を提供する。
【解決手段】燃料電池スタック1のセル電圧測定用端子構造は、燃料電池セル2のセパレータ21の前縁部から前方に延びる板状のタブ31と、電圧測定装置にケーブル33を介して接続可能で前後方向に延びる板状の接続端子32と、積層方向に弾性を有する絶縁部材34と、を備える。タブ31および接続端子32は、積層方向から見て、互いの少なくとも一部が重なり接触した状態で、絶縁部材34により積層方向に挟持されて端子ユニット3を形成しており、該端子ユニット3が、複数の燃料電池セル2にそれぞれ対応して設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の燃料電池セルを積層した燃料電池スタックの各セル電圧を測定するためのセル電圧測定用端子構造であって、
前記燃料電池セルの電極の周縁部から前記燃料電池スタックの積層方向に対して交差する交差方向に延びる板状に形成された導電性のセル側端子と、
電圧測定装置に接続可能に構成され、前記交差方向に延びる板状に形成された導電性の測定側端子と、
前記積層方向に弾性を有する絶縁部材と、を備え、
前記セル側端子および前記測定側端子は、前記積層方向から見て、互いの少なくとも一部が重なり接触した状態で、前記絶縁部材により前記積層方向に挟持されて端子ユニットを形成しており、該端子ユニットが、前記複数の燃料電池セルにそれぞれ対応して設けられていることを特徴とする燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記複数の燃料電池セルにそれぞれ対応した前記端子ユニットは、前記積層方向に1列に並んでいることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造。
【請求項3】
前記セル側端子、前記測定側端子および前記絶縁部材は、前記積層方向から見て、互いに重なる位置に、前記積層方向に貫通する貫通孔をそれぞれ有しており、該各貫通孔には、絶縁性を有する棒状の規制部材が共通して挿通されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造。
【請求項4】
前記絶縁部材は、前記積層方向から見て、周縁部に前記セル側端子および前記測定側端子と重ならない領域を有しており、該領域には、前記セル側端子および前記測定側端子を挟持している前記絶縁部材同士を互いに固定するための少なくとも1つの嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池スタックの各セル電圧を測定するための従来技術として、例えば、特許文献1には、燃料電池のセパレータから延在した複数のセル端子をくし状部材により整列させた後、この複数のセル端子に対し上方から防水手段およびセル電圧測定手段を順に搭載していくセル電圧検出ユニットの組立方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3909759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、燃料電池セルの小型化および高出力化に伴い、燃料電池スタックとして積層される各燃料電池セルの厚さが薄くなり(セルの間隔が狭くなり)、各燃料電池セルの電極に設けられているセル電圧測定用の端子(セル側端子)の厚さも薄くなっている。このため、燃料電池スタックの組み立て工程において、各燃料電池セルの電極またはセル側端子が曲がる(破損する)等により、電圧測定装置に接続される端子(測定側端子)をセル側端子に取り付けることが困難になってしまう場合がある。
【0005】
前述した特許文献1に開示されている従来技術では、セル側端子(セル端子)の位置をずらした2種類のセパレータを交互に積層することにより、セル側端子を2列に配列して1列に含まれるセル側端子の数を半分とすることで、各列のセル側端子の間隔をセル側端子の位置をずらさない場合に比べ2倍に広げたものとし、各列のセル側端子をくし状部材により整列させた後に、測定側端子(防水手段およびセル電圧測定手段)を搭載している。
【0006】
しかし、上記従来技術において、セル側端子を整列させる工程および測定側端子を搭載する工程は、燃料電池スタックにおける各燃料電池セルの積層工程とは別の工程(積層工程の後工程)として行う必要があるため、燃料電池スタックの組み立て作業の煩雑化および工数の増加を招いてしまうという課題がある。また、従来技術のようにセル側端子を千鳥状(階段状)に配置する場合、セル側端子の配置の違いにより複数の種類のセル(セパレータ)が必要となり、部品管理の煩雑化および製造コストの上昇を招いてしまうという課題もある。
【0007】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、簡易な組み立て作業により工数を削減できる燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため本発明の一態様は、複数の燃料電池セルを積層した燃料電池スタックの各セル電圧を測定するためのセル電圧測定用端子構造を提供する。この燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造は、前記燃料電池セルの電極の周縁部から前記燃料電池スタックの積層方向に対して交差する交差方向に延びる板状に形成された導電性のセル側端子と、電圧測定装置に接続可能に構成され、前記交差方向に延びる板状に形成された導電性の測定側端子と、前記積層方向に弾性を有する絶縁部材と、を備える。前記セル側端子および前記測定側端子は、前記積層方向から見て、互いの少なくとも一部が重なり接触した状態で、前記絶縁部材により前記積層方向に挟持されて端子ユニットを形成しており、該端子ユニットが、前記複数の燃料電池セルにそれぞれ対応して設けられている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る燃料電池スタックのセル電圧測定用端子構造によれば、各燃料電池セルの積層工程と同じタイミングで各々に対応した端子ユニットの組み付け工程を行うことが可能になるため、燃料電池スタックの組み立て作業を簡易化して工数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るセル電圧測定用端子構造が適用された燃料電池スタックの外観を示す斜視図である。
図1における端子ユニットの周辺領域Aを示す拡大正面図である。
図2におけるB-B線断面図である。
上記実施形態における端子ユニットを分解して各要素を個別に示した拡大平面図である。
上記実施形態に関連する絶縁部材の変形例を示す平面図および側面図である。
上記実施形態に関連する端子ユニットの配列の変形例を示す拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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