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公開番号2025110127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003882
出願日2024-01-15
発明の名称ラジアルころ軸受用保持器、及びラジアルころ軸受
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 33/46 20060101AFI20250718BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】潤滑性の改善を図ることができる良好なラジアルころ軸受用保持器、及びラジアルころ軸受を提供する。
【解決手段】ラジアルころ軸受用保持器10は、軸方向両端部に互いに平行に設けられた1対の円環状のリム部11と、これら両リム部11同士の間に掛け渡され、周方向に亘って所定の間隔で設けられた複数本の柱部12と、隣接する柱部12の間にころ16を収容する複数のポケット13と、少なくとも一方のリム部11のリム内径部11aに周方向に亘って所定の間隔で設けられ、複数のころ16のPCDより外径側に切欠き先端15aが延びる複数の切欠き部15と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向両端部に互いに平行に設けられた1対の円環状のリム部と、
これら両リム部同士の間に掛け渡され、周方向に亘って所定の間隔で設けられた複数本の柱部と、
隣接する前記柱部の間にころを収容する複数のポケットと、
少なくとも一方の前記リム部のリム内径部に周方向に亘って所定の間隔で設けられ、複数の前記ころのPCD(ピッチサークル・ダイアメーター)より外径側に切欠き先端が延びる複数の切欠き部と、
を備えることを特徴とするラジアルころ軸受用保持器。
続きを表示(約 62 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたラジアルころ軸受用保持器が組み込まれたことを特徴とするラジアルころ軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラジアルころ軸受用保持器、及びラジアルころ軸受に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から自動車用変速機や各種機械装置の回転支持部のうち、大きなラジアル荷重が加わる部分には、ラジアルころ軸受が組み込まれている。このラジアルころ軸受を構成するラジアルころ軸受用保持器(以下、単に保持器と云う)は、軸方向両端部に互いに平行に設けられた1対の円環状のリム部と、これら両リム部同士の間に掛け渡され、周方向に所定の間隔で設けられた複数の柱部と、隣接する柱部の間に転動体であるころが収容された複数のポケットと、を備えている。
【0003】
ところで、大きな荷重が負荷される環境で使用されるラジアルころ軸受(特に、針状ころ軸受)は、高い潤滑性が要求されるが、負荷容量を高めるために針状ころの収容本数を増やすほど、潤滑油の通油性は低下する。
【0004】
そこで、特許文献1に記載のラジアルニードル軸受では、両リム部のリム内径部であってニードル先端部との非接触部(柱部に対応するリム内径部)に肉盗み部が設けられている。
また、特許文献2のころ軸受用保持器では、環状体(上記リム部に相当)の外周側に油溝が設けられ、支柱の外側面における該油溝に対応する位置に突起部が設けられている。
更に、特許文献3の針状ころ軸受では、リング部(上記リム部に相当)のポケットに対応する位置に、軸方向に貫通する切欠き部を有する保持器を備えている。
【0005】
そして、これら肉盗み部、油溝又は切欠き部を保持器に設けることにより、外部から軸受内部に流入する潤滑油を増加させたり、隣接するポケット間での潤滑油の流動性を高めたりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-270884号公報
特開2001-304270号公報
特開2007-078090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1~3等に記載の保持器を備えたラジアルころ軸受では、これら肉盗み部、油溝および切欠き部の形成位置や大きさが制限されているため、潤滑油の流入性が十分とは言えず、更なる潤滑性の改善が望まれている。
【0008】
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、潤滑性の改善を図ることができる良好なラジアルころ軸受用保持器、及びラジアルころ軸受を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明に係るラジアルころ軸受用保持器、及びラジアルころ軸受は、下記を特徴としている。
(1) 軸方向両端部に互いに平行に設けられた1対の円環状のリム部と、
これら両リム部同士の間に掛け渡され、周方向に亘って所定の間隔で設けられた複数本の柱部と、
隣接する前記柱部の間にころを収容する複数のポケットと、
少なくとも一方の前記リム部のリム内径部に周方向に亘って所定の間隔で設けられ、複数の前記ころのPCD(ピッチサークル・ダイアメーター)より外径側に切欠き先端が延びる複数の切欠き部と、
を備えることを特徴とするラジアルころ軸受用保持器。
【0010】
(2) 上記(1)に記載されたラジアルころ軸受用保持器が組み込まれたことを特徴とするラジアルころ軸受。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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