TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025110515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004392
出願日2024-01-16
発明の名称媒体搬送装置及び記録装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 20/02 20060101AFI20250722BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】布のような剛性が小さい媒体の搬送におけるシワの発生を簡単に抑制すること。
【解決手段】媒体搬送装置6は、ロール状に巻かれた媒体3を繰り出す繰出し部2と、媒体に搬送方向Fへの送り力を付与する単一体より成る主ローラー8と、主ローラー8の長手方向に沿って互いに間隔Dを持って並ぶ複数の副ローラー9であって、主ローラー8との対で媒体を挟持した状態で回転する副ローラー9とを備え、主ローラー8の長手方向における中間部17は、端部23、24に対して、搬送方向Fにおける下流側に位置している。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ロール状に巻かれた媒体を繰り出す繰出し部と、
前記媒体に搬送方向への送り力を付与する単一体より成る主ローラーと、
前記主ローラーの長手方向に沿って互いに間隔を持って並ぶ複数の副ローラーであって、前記主ローラーとの対で前記媒体を挟持した状態で回転する前記副ローラーと、を備え、
前記主ローラーの長手方向における中間部は、端部に対して、前記搬送方向における下流の位置に配置される、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の媒体搬送装置において、
前記主ローラーを回転可能に支持する複数の中支えを備え、
前記長手方向における中間部に配置される中支えは、前記長手方向における端部に配置される中支えより前記搬送方向における下流の位置に配置される、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
【請求項3】
請求項2に記載の媒体搬送装置において、
複数の前記中支えの内で前記搬送方向における最も下流の位置に配置されるものは、前記主ローラーの長手方向における一端側の位置に配置される中支えである、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
【請求項4】
請求項2に記載の媒体搬送装置において、
複数の前記中支えは、前記搬送方向に変位して位置調整可能である、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
【請求項5】
請求項1記載の媒体搬送装置において、
前記搬送方向に搬送される前記媒体を巻き取る巻取り部と、
前記繰出し部と前記巻取り部との間に位置し、搬送される前記媒体に処理を施す処理部と、を備え、
前記主ローラーは、前記繰出し部と前記処理部との間に配置される、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
【請求項6】
請求項5に記載の媒体搬送装置において、
前記主ローラーと前記処理部との間に、搬送される前記媒体に生じるしわを取るしわ取り機構が配置される、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
【請求項7】
請求項6に記載の媒体搬送装置において、
前記しわ取り機構は、
第1平板と第2平板とを備え、
前記第1平板と前記第2平板とは鈍角の折曲部を成して繋がっており、
前記媒体は、前記折曲部の凸側となる外側の面に接触して搬送される、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
【請求項8】
請求項6に記載の媒体搬送装置において、
搬送される前記媒体は、前記巻取り部と前記繰出し部との間でテンションが付与されている、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の媒体搬送装置と、
前記媒体搬送装置で搬送される前記媒体に記録を実行する記録部と、を備える、
ことを特徴とする記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体搬送装置及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置の一例として、特許文献1に記載の印刷装置が挙げられる。特許文献1には、次のことが記載されている。
搬送ローラー対及び給紙ローラー対によって、カット用紙又はロール紙等の媒体を搬送する搬送部が構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-182716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記搬送ローラー対や前記給紙ローラー対は、1対の幅方向に伸びる1本通しのローラー同士であることが媒体を搬送する上では好ましい。しかし、高コストになることや、一方のローラーに対する他方のローラーの平行度を出すことが容易ではないため、他方のローラーが複数のローラーによって構成されることが通常である。
ただし、このような構成では、両ローラーによるニップ部分と非ニップ部分とで前記媒体に対する搬送力に差が出てしまう。また、他方側の複数のローラーの1個毎の向きがずれていると搬送方向にバラツキが生じ、スキューが発生してしまう。これによって、搬送する媒体が布のように剛性が小さい場合には、前記媒体にシワが発生してしまう。しかし、特許文献1には上記虞の問題を考慮する記載は見当たらない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る媒体搬送装置は、ロール状に巻かれた媒体を繰り出す繰出し部と、前記媒体に搬送方向への送り力を付与する単一体より成る主ローラーと、前記主ローラーの長手方向に沿って互いに間隔を持って並ぶ複数の副ローラーであって、前記主ローラーとの対で前記媒体を挟持した状態で回転する前記副ローラーと、を備え、前記主ローラーの長手方向における中間部は、端部に対して、前記搬送方向における下流側に位置していることを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る記録装置は、後述する第1の態様から第8の態様のいずれか1つの態様に記載の媒体搬送装置と、前記媒体搬送装置で搬送される前記媒体に記録を実行する記録部とを備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1に係る記録装置の全体側面図及び要部拡大図。
実施形態1に係る記録装置の要部斜視図。
実施形態1に係る記録装置の主ローラーの部分を示す図。
実施形態1に係る記録装置の副ローラーの部分を示す図。
実施形態1に係る記録装置の副ローラーの部分を示す図。
間隔D1と間隔D2によるしわの発生の仕方を説明する図。
実施形態1の変形例を説明する図。
実施形態2に係る記録装置の主ローラーの部分を示す図。
実施形態2に係る記録装置の主ローラーの部分を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明について先ず概略的に説明する。
本発明の第1の態様に係る媒体搬送装置は、ロール状に巻かれた媒体を繰り出す繰出し部と、前記媒体に搬送方向への送り力を付与する単一体より成る主ローラーと、前記主ローラーの長手方向に沿って互いに間隔を持って並ぶ複数の副ローラーであって、前記主ローラーとの対で前記媒体を挟持した状態で回転する前記副ローラーと、を備え、前記主ローラーの長手方向における中間部は、端部に対して、前記搬送方向における下流側の位置に配置されていることを特徴とする。
【0009】
本態様によれば、前記主ローラーと前記副クローラーとを備え、前記主ローラーの長手方向における中間部は、端部に対して、前記搬送方向における下流側の位置に配置されている。即ち、前記主ローラーは、少し弓なり形状になって取り付けられている。これにより、搬送される前記媒体に、前記主ローラーからしわを取る方向に、即ち発生したしわを広げて平らにする方向に搬送力が傾いて作用するので、布のような剛性が小さい媒体の搬送におけるシワの発生を簡単に抑制することができる。
【0010】
本発明の第2の態様に係る媒体搬送装置は、第1の態様に従属する態様であって、前記主ローラーを回転可能に支持する複数の中支えを備え、前記長手方向における中間部に配置される中支えは、前記長手方向における端部に配置される中支えより前記搬送方向における下流の位置に配置されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
9か月前
個人
収容箱
18日前
個人
ゴミ箱
9か月前
個人
包装体
10か月前
個人
コンベア
2か月前
個人
段ボール箱
4か月前
個人
段ボール箱
4か月前
個人
ゴミ収集器
4か月前
個人
容器
6か月前
個人
楽ちんハンド
2か月前
個人
折り畳み水槽
10か月前
個人
パウチ補助具
9か月前
個人
宅配システム
4か月前
個人
角筒状構造体
2か月前
個人
土嚢運搬器具
5か月前
個人
お薬の締結装置
3か月前
個人
閉塞装置
7か月前
個人
コード類収納具
5か月前
個人
ダンボール宝箱
10か月前
個人
圧縮収納袋
10か月前
個人
蓋閉止構造
1か月前
株式会社コロナ
梱包材
2か月前
個人
ゴミ処理機
6か月前
株式会社和気
包装用箱
6か月前
個人
把手付米袋
1か月前
個人
貯蔵サイロ
4か月前
個人
蓋閉止構造
1か月前
三甲株式会社
蓋体
6か月前
個人
輸送積荷用動吸振器
3か月前
株式会社イシダ
搬送装置
3か月前
個人
コード折り畳み器具
1か月前
個人
袋入り即席麺
4か月前
個人
包装箱
7か月前
株式会社新弘
容器
9か月前
株式会社KY7
封止装置
17日前
個人
粘着テープ剥がし具
11か月前
続きを見る