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公開番号
2025111138
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005356
出願日
2024-01-17
発明の名称
超硬合金粉末の製造方法
出願人
三菱マテリアル株式会社
代理人
個人
主分類
C01B
32/90 20170101AFI20250723BHJP(無機化学)
要約
【課題】簡便な製造方法により超硬合金粉末を得る
【解決手段】酸化タングステン粉末、酸化コバルト粉末および炭素粉末を含む原料粉末を混合する工程と、噴霧乾燥工程と、熱処理工程とをこの順に含む超硬合金粉末の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化タングステン粉末、酸化コバルト粉末および炭素粉末を含む原料粉末を混合する工程と、噴霧乾燥工程と、熱処理工程とをこの順に含むことを特徴とする超硬合金粉末の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末冶金用原料、溶射用原料等の粉末、特に、積層造形に好適な超硬合金粉末の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
WC等の高融点の炭化物を含む超硬合金は、硬く、強度が高く、ヤング率、比重が大きい物性を有し、しかも、これらの物性が安定している。そのため、その粉末は、粉末冶金原料、溶射用原料等として使用されている。
一方、粉末材料の製造方法として、アトマイズ法が用いられ、このアトマイズ法によれば、真球度や緻密性の高い粉末を得ることができる。しかし、前述の超硬合金粉末は、原料を融解させるアトマイズ法によって、粉末材料を製造することは困難である。
そこで、製造工程を工夫して超硬合金粉末を製造する方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、炭化タングステン粉末とコバルト粉末とを混合して噴霧乾燥し、2回の真空焼結工程を経て焼結超硬合金粉末を得る方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-513214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記事情や提案を鑑みてなされたものであって、簡便な製造方法により超硬合金粉末を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係る超硬合金粉末の製造法は、
酸化タングステン粉末、酸化コバルト粉末および炭素粉末を含む原料粉末を混合する工程と、噴霧乾燥工程と、熱処理工程とをこの順に含むものである。
【発明の効果】
【0007】
前記の実施形態に係る超硬合金粉末製造法は、簡便な製造方法により超硬合金粉末を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明者は、前記特許文献1に記載された超硬合金粉末の製造方法を検討したところ、以下の(1)および(2)の改良が好ましい点を知見した。
(1)原料粉末として、WC粉末、Co粉末を使用しているため、これら原料粉末の表面には酸素や水分が吸着しており、これが超硬合金粉末の製造の過程において、原料粉末の酸化を引き起こすため、温度や湿度を管理して保管や超硬合金粉末の製造を行う必要があり、原料粉末の扱いの手間を軽減することが好ましい点
(2)エネルギーを消費する焼結工程が2回あり、エネルギー消費を抑制することが好ましい点。
【0009】
そこで、この(1)および(2)の点を改良すべく、本発明者は鋭意検討を行った。その結果、原料粉末として酸化物粉末を利用すれば(1)の点は改良され、焼結工程を1回にすれば(2)の点は改良されるとの知見を得て、本発明を導出したのである。
【0010】
以下では、本発明の実施形態に係る超硬合金粉末の製造法について、特に、積層造形に好適な超硬合金粉末の製造に適用した場合を中心に詳細に説明する。
なお、本明細書、特許請求の範囲の記載において、数値範囲を「A~B」(A、Bは共に数値)と表現する場合、「A以上、B以下」と同義であって、その範囲は上限値(B)と下限値(A)を含むものである。また、上限値(B)のみに単位が記載されているとき、上限値(B)と下限値(A)の単位は同じである。
(【0011】以降は省略されています)
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