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公開番号2025111193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005450
出願日2024-01-17
発明の名称リザーバタンクの設置構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F01P 11/00 20060101AFI20250723BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】タンク容量を十分に確保しつつ車両の小型化を図り、車体レイアウトに対する影響を抑える。
【解決手段】リザーバタンク(70)の設置構造には、ヘッドパイプ(11)から後方に延びるメインフレーム(12)と、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレーム(14)と、ダウンフレームとメインフレームを繋ぐブリッジ(16)と、エンジン(30)の前方でエンジンからの冷却水を放熱するラジエータ(41)と、ラジエータ内の冷却水の流量を調整するリザーバタンクと、が設けられている。エンジンの上方かつラジエータの後方で、側面視にてメインフレーム、ダウンフレーム、ブリッジに囲まれた領域に重なるようにリザーバタンクが設置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、
前記ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームと、
前記ダウンフレームと前記メインフレームを繋ぐブリッジと、
エンジンの前方で前記エンジンの冷却水を放熱するラジエータと、
前記ラジエータ内の冷却水の流量を調整するリザーバタンクと、を備え、
前記エンジンの上方かつ前記ラジエータの後方で、側面視にて前記メインフレーム、前記ダウンフレーム、前記ブリッジに囲まれた領域に重なるように前記リザーバタンクが設置されていることを特徴とするリザーバタンクの設置構造。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前面視にて前記ラジエータが燃料タンクに重なっており、前記ラジエータと前記燃料タンクの間に前記リザーバタンクが設置されていることを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンクの設置構造。
【請求項3】
前面視にて前記リザーバタンクの一部が前記メインフレームと前記ブリッジの間に入り込んでいることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリザーバタンクの設置構造。
【請求項4】
前記リザーバタンクを側方から覆うサイドカバーを備え、
前記サイドカバーには前記リザーバタンクを部分的に露出させる開口が形成され、
前記リザーバタンクのタンク側面には冷却水の点検ラインが形成されており、
側面視にて前記サイドカバーの開口が前記リザーバタンクの点検ラインよりも上方部分を露出させていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリザーバタンクの設置構造。
【請求項5】
前記リザーバタンクのタンク上部から給水管が前斜め上方に延びており、前面視にて前記給水管の先端にある給水口が前記ラジエータの上側に露出していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリザーバタンクの設置構造。
【請求項6】
前記ラジエータの上部には給水口が設けられており、前面視にて前記リザーバタンクの給水口が前記ラジエータの給水口と前記メインフレームの間に位置していることを特徴とする請求項5に記載のリザーバタンクの設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リザーバタンクの設置構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
水冷式のエンジンでは、ウォータポンプからの冷却水がシリンダ内のウォータジャケット及びラジエータを経由してウォータポンプに戻る循環流路が形成されている。この種のエンジンを備えた自動二輪車として、冷却水を一時的に貯留するリザーバタンクをエンジン下部に設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のエンジンでは、比較的部品が少ないオイルパンの側方スペースを有効活用してリザーバタンクが設置され、リザーバタンクのタンク容量が十分に確保されると共に車両の大型化が抑えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-083606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、オイルパンの側方スペースでは、ドレンボルトとの位置関係だけでなく、最低地上高やバンク角等も考慮してリザーバタンクを設置しなければならず車体レイアウトに及ぼす影響が大きい。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、タンク容量を十分に確保しつつ車両の小型化を図り、車体レイアウトに対する影響を抑えることができるリザーバタンクの設置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のリザーバタンクの設置構造は、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、前記ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームと、前記ダウンフレームと前記メインフレームを繋ぐブリッジと、エンジンの前方で前記エンジンの冷却水を放熱するラジエータと、前記ラジエータ内の冷却水の流量を調整するリザーバタンクと、を備え、前記エンジンの上方かつ前記ラジエータの後方で、側面視にて前記メインフレーム、前記ダウンフレーム、前記ブリッジに囲まれた領域に重なるように前記リザーバタンクが設置されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のリザーバタンクの設置構造によれば、エンジンの上方かつラジエータの後方のデッドスペースを利用してリザーバタンクが設置されている。リザーバタンクのタンク容量が十分に確保されると共にリザーバタンクがラジエータに近づけられる。また、エンジンの冷却系部品がコンパクトにまとめられ、車体フレームに干渉することもないので、車体レイアウトに対する影響を抑えつつ車両の大型化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。
本実施例のエンジン周辺の右側面図である。
本実施例のエンジン周辺の前面図である。
本実施例のリザーバタンク周辺の側面図である。
本実施例のリザーバタンク周辺の上面図である。
本実施例のリザーバタンク周辺の前面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様のリザーバタンクの設置構造では、ヘッドパイプから後方にメインフレームが延び、ヘッドパイプから下方にダウンフレームが延び、ダウンフレームとメインフレームがブリッジで繋がれている。エンジンの前方のラジエータによってエンジンからの冷却水が放熱され、リザーバタンクによってラジエータ内の冷却水の流量が調整されている。エンジンの上方かつラジエータの後方のデッドスペースを利用して、側面視にてメインフレーム、ダウンフレーム、ブリッジに囲まれた領域に重なるようにリザーバタンクが設置されている。リザーバタンクのタンク容量が十分に確保されると共にリザーバタンクがラジエータに近づけられる。また、エンジンの冷却系部品がコンパクトにまとめられ、車体フレームに干渉することもないので、車体レイアウトに対する影響を抑えつつ車両の大型化を抑えることができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の冷却水の排水構造が設けられた鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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