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公開番号
2025112034
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024006065
出願日
2024-01-18
発明の名称
モータマウント用の筒型防振装置
出願人
住友理工株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
F16F
1/387 20060101AFI20250724BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ゴム脚の耐久性を確保しながら、振動状態がサージングによって特定周波数で著しく悪化するのを防ぐことができる、新規な構造のモータマウント用の筒型防振装置を提供する。
【解決手段】インナ軸部材12とアウタ筒部材14とがインナ軸部材12とアウタ筒部材14の径方向対向面間を延びる複数のゴム脚40によって連結されたモータマウント用の筒型防振装置10であって、複数のゴム脚40は、上下方向と左右方向でそれぞれ外周へ向かって相互に周方向に拡開する4つのゴム脚40a~40dを有しており、4つのゴム脚40a~40dは、インナ軸部材12とアウタ筒部材14との連結方向である長さ方向と直交する脚横断面における断面積の差が20%以下とされており、4つのゴム脚40a~40dは、相互に異なる形状とされて、上下方向の振動入力に対する共振状態が相互に異なっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
インナ軸部材とアウタ筒部材とが該インナ軸部材と該アウタ筒部材の径方向対向面間を延びる複数のゴム脚によって連結されたモータマウント用の筒型防振装置であって、
前記複数のゴム脚は、上下方向と左右方向でそれぞれ外周へ向かって相互に周方向に拡開する4つのゴム脚を有しており、
それら4つのゴム脚は、前記インナ軸部材と前記アウタ筒部材との連結方向である長さ方向と直交する脚横断面における断面積の差が20%以下とされており、
該4つのゴム脚は、相互に異なる形状とされて、上下方向の振動入力に対する共振状態が相互に異なっているモータマウント用の筒型防振装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
上側の2つの前記ゴム脚は、前記インナ軸部材と前記アウタ筒部材との連結方向での長さ寸法が相互に同じとされており、
下側の2つの前記ゴム脚は、該インナ軸部材と該アウタ筒部材との連結方向での長さ寸法が相互に同じとされており、
該上側の2つのゴム脚と該下側の2つのゴム脚とは、該インナ軸部材と該アウタ筒部材との連結方向での長さ寸法が相互に異なっている請求項1に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
【請求項3】
上側の2つの前記ゴム脚は、前記インナ軸部材と前記アウタ筒部材との連結方向である長さ方向と直交する脚横断面において断面積が相互に同じとされた第一の断面積共通部を備えており、
下側の2つの前記ゴム脚は、脚横断面において断面積が相互に同じとされた第二の断面積共通部を備えている請求項1又は2に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
【請求項4】
左上に位置する前記ゴム脚と右下に位置する前記ゴム脚とが脚横断面において互いに同じ形状とされており、
右上に位置する前記ゴム脚と左下に位置する前記ゴム脚とが脚横断面において互いに同じ形状とされており、
左上及び右下に位置する該ゴム脚と右上及び左下に位置する該ゴム脚とが脚横断面において互いに異なる形状とされている請求項1又は2に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車(BEV)やハイブリッドカー等の電動化車両において電動モータを車両ボデーに防振連結するモータマウントとして用いられるモータマウント用の筒型防振装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、車両の電動化に伴って、電動モータを車両ボデーに防振連結するモータマウントの開発が進められている。モータマウントとしては、例えば、独国特許出願公開第102018221375号明細書(特許文献1)の図5等に開示されているように、インナ軸部材とアウタ筒部材とが径方向に延びる複数のゴム脚で相互に連結された筒型防振装置が採用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
独国特許出願公開第102018221375号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、内燃機関に比して振動が小さい電動モータを防振支持するモータマウントでは、ゴム脚のサージングに起因する高周波域での振動状態の悪化が問題になり易い。特に、特許文献1における図5のように、互いに形状及び大きさが略同一とされた複数のゴム脚を有する場合には、それら複数のゴム脚の共振周波数が相互に略同じとなることから、特定周波数における振動状態の著しい悪化を招くおそれがあった。
【0005】
特許文献1では、ゴム脚にマス突起が突出形成されており、マス突起のマスダンパ作用等によって、ゴム脚のサージングによる振動状態への悪影響が防止されている。しかしながら、ゴム脚にマス突起が設けられていると、振動入力時のゴム脚の変形に際して、マス突起の基端部分に歪が集中することで、マス突起及びゴム脚の損傷が発生し易くなる。
【0006】
本発明の解決課題は、ゴム脚の耐久性を確保しながら、振動状態がサージングによって特定周波数で著しく悪化するのを防ぐことができる、新規な構造のモータマウント用の筒型防振装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0008】
第一の態様は、インナ軸部材とアウタ筒部材とが該インナ軸部材と該アウタ筒部材の径方向対向面間を延びる複数のゴム脚によって連結されたモータマウント用の筒型防振装置であって、前記複数のゴム脚は、上下方向と左右方向でそれぞれ外周へ向かって相互に周方向に拡開する4つのゴム脚を有しており、それら4つのゴム脚は、前記インナ軸部材と前記アウタ筒部材との連結方向である長さ方向と直交する脚横断面における断面積の差が20%以下とされており、該4つのゴム脚は、相互に異なる形状とされて、上下方向の振動入力に対する共振状態が相互に異なっているものである。
【0009】
本態様に従う構造とされたモータマウント用の筒型防振装置によれば、4つのゴム脚の脚横断面での断面積の差を20%以下とすることで4つのゴム脚を相互に近い体積としつつ、4つのゴム脚の形状を相互に異ならせることができる。これにより、例えば、各ゴム脚のゴムボリュームを同様に確保して耐久性の低下等を防ぎながら、4つのゴム脚の共振周波数をずらすなどして特定周波数でのばね特性の悪化を抑制することができる。
【0010】
第二の態様は、第一の態様に記載されたモータマウント用の筒型防振装置において、上側の2つの前記ゴム脚は、前記インナ軸部材と前記アウタ筒部材との連結方向での長さ寸法が相互に同じとされており、下側の2つの前記ゴム脚は、該インナ軸部材と該アウタ筒部材との連結方向での長さ寸法が相互に同じとされており、該上側の2つのゴム脚と該下側の2つのゴム脚とは、該インナ軸部材と該アウタ筒部材との連結方向での長さ寸法が相互に異なっているものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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