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公開番号2025112964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007552
出願日2024-01-22
発明の名称試験装置および試験方法
出願人NTT株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04L 43/0805 20220101AFI20250725BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信方式の変更指示に対応してパケット送信量を落とさずに効果的にパケット負荷試験を可能とする。
【解決手段】試験装置10において、コマンド試験部15aが、処理対象の装置に対する所定のコマンドを用いて、通信方式の変更指示の有無を検知する。試験シナリオ部15bが、変更指示の有無に応じた通信方式で、所定のシナリオに基づいて生成した試験パケットを、処理対象の装置に送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
処理対象の装置に対する所定のコマンドを用いて、通信方式の変更指示の有無を検知する検知部と、
前記変更指示の有無に応じた通信方式で、所定のシナリオに基づいて生成した試験パケットを、前記処理対象の装置に送信する送信部と、
を有することを特徴とする試験装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記検知部は、DNSサーバに対する所定のコマンドを用いて、前記通信方式の変更指示としてのTCP Fallback指示の有無を検知し、
前記送信部は、前記TCP Fallback指示の有無に応じて、UDPまたはTCPのいずれかで、前記試験パケットを前記処理対象の装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
【請求項3】
前記処理対象の装置に対するトラフィックの経路上の各装置から収集された前記試験パケットに関するログを解析する解析部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
【請求項4】
試験装置が実行する試験方法であって、
処理対象の装置に対する所定のコマンドを用いて、通信方式の変更指示の有無を検知する検知工程と、
前記変更指示の有無に応じた通信方式で、所定のシナリオに基づいて生成した試験パケットを、前記処理対象の装置に送信する送信工程と、
を含んだことを特徴とする試験方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、試験装置および試験方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ネットワーク機器に対し、負荷を印加するためのパケットを送信して、パケット負荷試験を行う技術が知られている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
“Denial of Service (DOS) Testing”、[online]、2005年、IXIA、[2023年11月16日検索]、インターネット<URL:https://support.ixiacom.com/sites/default/files/resources/test-plan/dos_0.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術によれば、TCP Fallbackに対応してパケット送信量を落とさずにパケット負荷試験を行うことが困難な場合がある。例えば、DNS(Domain Name Server)サーバへのサービス不能攻撃を模擬する試験等のパケット負荷試験では、あらかじめ設定されたパケットを送信する。そのため、DNSサーバや途中に設置されたセキュリティ装置により、UDPではなくTCPで再送する要求であるTCP Fallbackを受けた場合に、対応できずにその後の試験パケットが全て不正として破棄される恐れがある。またTCP Fallbackをサポートしている既存コマンドを用いた試験では、単位時間当たりのパケット送信量が少ないため、DNSサーバへのサービス不能攻撃を模擬するパケット負荷試験には数千台の装置が必要になるという課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、TCP Fallback等の通信方式の変更指示に対応してパケット送信量を落とさずに効果的にパケット負荷試験を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る試験装置は、処理対象の装置に対する所定のコマンドを用いて、通信方式の変更指示の有無を検知する検知部と、前記変更指示の有無に応じた通信方式で、所定のシナリオに基づいて生成した試験パケットを、前記処理対象の装置に送信する送信部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、通信方式の変更指示に対応してパケット送信量を落とさずに効果的にパケット負荷試験実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態の試験装置の概要を説明するための図である。
図2は、本実施形態の試験装置の概略構成を例示する模式図である。
図3は、試験処理手順を示すフローチャートである。
図4は、試験プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
【0010】
[試験装置の概要]
図1は、本実施形態の試験装置の概要を説明するための図である。図1には、試験装置10と処理対象となる試験対象ネットワーク20とを含む試験環境が例示されている。例えば、試験装置10は、図1に示すDNSサーバ20cに対して、dig、nslookup等の既存コマンドを用いて予め設定されたパケットを生成して送信する。この場合に、DNSサーバ20c等からUDPではなくTCPでDNSパケットを再送するいわゆるTCP Fallbackを指示される場合がある。例えば、DNSサーバ20cにおいて、UDPで送信可能なサイズを超えていわゆる切り詰めが起こった場合や、セキュリティ装置20bにおいてパケット量異常を検知した場合等に、TCP Fallbackが指示される。
(【0011】以降は省略されています)

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