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公開番号
2025144420
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024044181
出願日
2024-03-19
発明の名称
情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法
出願人
NTT株式会社
,
富士通株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20250925BHJP(計算;計数)
要約
【課題】推論に際して計算コストや電力コストを抑えることができる。
【解決手段】判定装置と、切替装置とを有する情報処理システムにおいて、判定装置は、処理対象データを第1モデルに処理させる第1推論部と、第1モデルによる処理結果が第1の条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、処理対象データを第1モデルよりも高精度で処理する第2モデルに処理させる第2推論部と、第2モデルによる処理結果が第2の条件を満たすか否かを判定する第2判定部と、判定の結果を切替装置に送信する送信部とを有し、切替装置は、第1判定部により、第1の条件を満たすと判定された場合、処理対象データの処理を第2モデルに実行させるように切り替え、第2判定部により第2の条件を満たすと判定された場合、処理対象データの処理を第1モデルに実行させるように切り替える切替部とを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
処理結果の判定を行う判定装置と、前記判定装置による判定に応じて処理対象データの処理を実行させるモデルを切り替える切替装置とを有する情報処理システムにおいて、
前記判定装置は、
前記処理対象データを第1モデルに処理させる第1推論部と、
前記第1モデルによる処理結果が第1の条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、
前記処理対象データを前記第1モデルよりも高精度で処理する第2モデルに処理させる第2推論部と、
前記第2モデルによる処理結果が第2の条件を満たすか否かを判定する第2判定部と、
前記判定の結果を切替装置に送信する送信部と
を有し、
前記切替装置は、
前記第1判定部により、前記第1の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第2モデルに実行させるように切り替え、前記第2判定部により前記第2の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第1モデルに実行させるように切り替える切替部と
を有することを特徴とする情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記切替部は、
前記処理対象データの処理を前記第2モデルに実行させるように切り替えた場合、前記第1判定部により前記第1の条件を満たすと判定された前記処理結果に係る前記処理対象データの処理を前記第2モデルに実行させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記切替装置は、
前記切替部により前記処理対象データの処理を前記第2モデルに実行させるように切り替えられた場合、切り替えが行われる直前の前記第1モデルによる前記処理結果を削除する削除部
をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1判定部は、前記第1モデルによる連続する複数フレームからなる画像の処理結果が前記第1の条件を満たすか否かを判定し、
前記第2判定部は、前記第2モデルによる連続する複数フレームからなる画像の処理結果が前記第2の条件を満たすか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
処理対象データを第1モデルに処理させる第1推論部と、
前記第1モデルによる処理結果が第1の条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、
前記処理対象データを前記第1モデルよりも高精度で処理する第2モデルに処理させる第2推論部と、
前記第2モデルによる処理結果が第2の条件を満たすか否かを判定する第2判定部と、
前記第1判定部により、前記第1の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第2モデルに実行させるように切り替え、前記第2判定部により前記第2の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第1モデルに実行させるように切り替える切替部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
処理結果の判定を行う判定装置と、前記判定装置による判定に応じて処理対象データの処理を実行させるモデルを切り替える切替装置とを有する情報処理システムで実行される情報処理方法であって、
前記判定装置が、前記処理対象データを第1モデルに処理させる第1推論工程と、
前記判定装置が、前記第1モデルによる処理結果が第1の条件を満たすか否かを判定する第1判定工程と、
前記判定装置が、前記処理対象データを前記第1モデルよりも高精度で処理する第2モデルに処理させる第2推論工程と、
前記判定装置が、前記第2モデルによる処理結果が第2の条件を満たすか否かを判定する第2判定工程と、
前記判定装置が、前記判定の結果を切替装置に送信する送信工程と、
前記切替装置が、前記第1判定工程により、前記第1の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第2モデルに実行させるように切り替え、前記第2判定工程により前記第2の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第1モデルに実行させるように切り替える切替工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
軽いイベント検知用の1層目モデルを本番推論を行う2層目モデルの前に導入し、1層目の軽量なモデルによるイベントの検知結果(評価値)を参照して、必要と判定された場合のみ2層目のモデルの推論を行うことで、2層目推論の頻度を削減し、システム全体での性能、電力効率性が向上させるイベントドリブン型二層推論システムが提案されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Daniel Kang, John Emmons, Firas Abuzaid, Peter Bailis, and Matei Zaharia. 2017. NoScope: Optimizing Neural Network Queries over Video at Scale. Proc. VLDB Endow. 10, 11 (August 2017), 1586-1597.<URL:https://doi.org/10.14778/3137628.3137664><2024年1月29日検索>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のイベントドリブン型二層推論システムでは、推論に際して計算コストや電力コストを抑えることができない場合があった。例えば、従来技術では、イベントが発生している間に1層目モデルと2層目モデルとの両方が推論を行う仕組みであるため、計算コストや電力コストがかかるといった課題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、推論に際してコストを抑えることができる情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理システムは、処理結果の判定を行う判定装置と、前記判定装置による判定に応じて処理対象データの処理を実行させるモデルを切り替える切替装置とを有する情報処理システムにおいて、前記判定装置は、前記処理対象データを第1モデルに処理させる第1推論部と、前記第1モデルによる処理結果が第1の条件を満たすか否かを判定する第1判定部と、前記処理対象データを前記第1モデルよりも高精度で処理する第2モデルに処理させる第2推論部と、前記第2モデルによる処理結果が第2の条件を満たすか否かを判定する第2判定部と、前記判定の結果を切替装置に送信する送信部とを有し、前記切替装置は、前記第1の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第2モデルに実行させるように切り替え、前記第2判定部により前記第2の条件を満たすと判定された場合、前記処理対象データの処理を前記第1モデルに実行させるように切り替える切替部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、推論に際して計算コストや電力コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、従来技術の課題について説明するための図である。
図2は、従来技術の課題について説明するための図である。
図3は、実施形態に係る情報処理システムが行う処理の概要を説明するための図である。
図4は、DNN1およびDNN2の一例を説明するための図である。
図5は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る判定装置の構成の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る切替装置の構成の一例を示す図である。
図8は、実施形態に係る情報処理システムが行う切り替え処理の一例を説明するための図である。
図9は、実施形態に係る情報処理システムが行う切り替え処理の一例を説明するための図である。
図10は、実施形態に係る情報処理システムが行う切り替え処理の一例を説明するための図である。
図11は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図12は、実施形態に係る情報処理システムが行う処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、実施形態に係る情報処理システムの変形例を示す図である。
図14は、実施形態に係る情報処理システムの変形例を示す図である。
図15は、実施形態に係る情報処理システムの変形例を示す図である。
図16は、プログラムが実行されることにより、情報処理システムが実現されるコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本願に係る情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示しており、重複する説明は省略される。
【0010】
〔情報処理システムによる処理の概要〕
まず、図1~図3を用いて情報処理システムによる処理の概要について説明する。図1と図2は、従来技術の課題について説明するための図である。図3は、実施形態に係る情報処理システムによる処理の概要について説明するための図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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