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公開番号2025113199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025004807
出願日2025-01-14
発明の名称建築物の製造方法
出願人セレンディクス株式会社
代理人個人,個人
主分類B28B 1/30 20060101AFI20250725BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】工事期間の短縮化及びコスト低減を図ることが可能な建築物の製造方法を提供すること。
【解決手段】3Dプリンタ3のヘッダ6から出力される材料により製造された1以上の躯体5を一部に含む3Dプリンタ住宅100が所定場所に配置されるまでの当該3Dプリンタ住宅100の製造方法は、建築物のデジタルデータに基づいて3Dプリンタ3のヘッダ6から出力される材料を用いて1以上の躯体5を製造するプリンタ出力ステップS1と、プリンタ出力ステップS1で製造された1以上の躯体5を所定場所で組み立てる躯体組立ステップS6とを含む。躯体組立ステップS6は、予め製造された内装を組み込みながら、1以上の躯体5を組み立てるステップを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
3Dプリンタのヘッダから出力される材料により製造された1以上の躯体を一部に含む建築物が所定場所に配置されるまでの当該建築物の製造方法であって、
前記建築物のデジタルデータに基づいて前記3Dプリンタのヘッダから出力される前記材料を用いて前記建築物の前記1以上の躯体を製造するプリンタ出力ステップと、
前記プリンタ出力ステップで製造された前記1以上の躯体を前記所定場所で組み立てる躯体組立ステップと、
を含み、
前記躯体組立ステップは、予め製造された前記建築物の内装を組み込みながら、前記1以上の躯体を組み立てるステップを含む、
建築物の製造方法。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記プリンタ出力ステップで製造された前記1以上の躯体を前記所定場所又はその近傍までの輸送をする輸送ステップと、
前記輸送の前に、前記輸送時にかかる力に耐え得る強度を確保するための補強の検討処理を所定の情報処理装置が実行し、その検討結果を前記1以上の躯体に反映させる輸送検討ステップと、
をさらに含む請求項1に記載の建築物の製造方法。
【請求項3】
前記プリンタ出力ステップで製造された前記建築物の少なくとも前記1以上の躯体に対して、所定のロボットが塗装及び防水を施す塗装防水ステップ
をさらに含む請求項1に記載の建築物の製造方法。
【請求項4】
前記3Dプリンタの前記ヘッダから出力される前記材料を少なくとも用いて、前記1以上の躯体を組み立てるための基礎の少なくとも型枠を製造する基礎ステップ
をさらに含む請求項1に記載の建築物の製造方法。
【請求項5】
前記3Dプリンタとは異なる他の3Dプリンタを用いて、前記1以上の躯体以外の他部分を製造する他部分製造ステップ
をさらに含む請求項1に記載の建築物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、建築物、特に家については、施工会社が自社保有の3Dプリンタ(例えば特許文献1参照)でその製造を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-128073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、3Dプリンタを用いて建築物を製造するものの、まだまだ多くの職人が工事に関与しなければならないことから、工事期間が比較的長くコスト高にもなってしまうという状況である。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、工事期間の短縮化及びコスト低減を図ることが可能な建築物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の建築物の製造方法は、
3Dプリンタのヘッダから出力される材料により製造された1以上の躯体を一部に含む建築物が所定場所に配置されるまでの当該建築物の製造方法であって、
前記建築物のデジタルデータに基づいて前記3Dプリンタのヘッダから出力される前記材料を用いて前記建築物の前記1以上の躯体を製造するプリンタ出力ステップと、
前記プリンタ出力ステップで製造された前記1以上の躯体を前記所定場所で組み立てる躯体組立ステップと、
を含み、
前記躯体組立ステップは、予め製造された前記建築物の内装を組み込みながら、前記1以上の躯体を組み立てるステップを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、工事期間の短縮化及びコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の建築物の製造方法の一実施形態について説明する図である。
図1のプリンタ出力ステップについて説明する図である。
図2のセンタサーバを含む情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図3に示す情報処理システムのうち、センタサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3の情報処理システムにおける図4のセンタサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3の情報処理システムにおけるユーザ端末に表示される表示画面により注文情報が入力される一例について示す図である。
図6の表示画面により入力された注文情報に基づく事例であって躯体が製造される流れの一例について示す図である。
図1のプリンタ出力ステップにおける、3Dプリンタを用いた躯体の製造(印刷)について示す図である。
図1のプリンタ出力ステップにおける、角度を持たせた躯体(例えば屋根)の製造(印刷)の一例(第1の例)について示す図である。
図1のプリンタ出力ステップにおける、角度を持たせた躯体(例えば屋根)の製造(印刷)の一例(第2の例)について示す図である。
図1の塗装防水ステップについて示す図であり、(a)は材料出力用のノズル及び塗装用のノズルを備えた3Dプリンタのヘッダについて示す図、(b)は塗料を混ぜた材料について示す図、(c)は製造された躯体を塗料のプール槽に浸すことについて示す図である。
図1の輸送検討ステップ及び輸送ステップについて示す図であり、(a)は輸送検討状態を示す図、(b)は輸送検討結果に基づいた輸送状態を示す図である。
図1の基礎ステップ及び躯体組立ステップについて示す図である。
基礎の部分を一体化させた躯体について示す図であり、(a)は躯体の断面を示す図、(b)は(a)の躯体の製造の一例を示す図である。
図1の躯体組立ステップについて示す図であり、(a)は建築物の外観の一例を示す図、(b)は(a)の建築物の内装を組み込みながら躯体を組み立てるステップの一例を示す図である。
図15の内装について示す図であり、(a)は内装を構成する内装ボックスの製造の一例(第1の例)を示す図、(b)は躯体を組み立てる際に組み込まれた内装ボックスにおける内装家具等の一例を示す図である。
図15の内装を構成する内装ボックスの一例(第2の例)を示す図である。
図1の躯体組立ステップについて示す図であり、(a)は躯体(屋根)の組み立ての一例を示す図、(b)は(a)と異なる形状の屋根の一例を示す図である。
図18の屋根と異なる形状の一例を示す図である。
図18の屋根と異なり、釉薬で結晶化させたものの一例を示す図である。
図1の他部分製造ステップについて示す図であり、(a)は建築物の外観の一例を示す図、(b)は建具を3Dプリンタで製造する状態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の建築物の製造方法の一実施形態について説明する図である。
【0010】
図1において、ここでは3Dプリント積層造形工法により製造された建築物(特に住居用の建築物)を「3Dプリンタ住宅」と呼び、符号100を付すものとする。
3Dプリント積層造形工法とは、建築物のデジタルデータに基づいて、後述する3Dプリンタ(図2参照)のヘッダから出力されたコンクリート、モルタル又はセラミックの材料を、所定方向に積層させていくことで、建築物の少なくとも一部(ここでは後述する躯体5)を製造するという製造方法のことをいう。
(【0011】以降は省略されています)

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