TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025113450
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025089100,2021105271
出願日
2025-05-28,2021-06-25
発明の名称
キャップ付き容器およびキャップ
出願人
日本クロージャー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
41/04 20060101AFI20250725BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】キャップ付き容器の内圧上昇に起因した密閉性の低下を抑制するキャップ付き容器およびキャップを提供すること。
【解決手段】アウターリング34が、キャップ装着状態でライン未形成領域61aに接触する上方側シール部35a、35bを有した上方側領域35と、キャップ装着状態でライン形成領域61bの外周側に隙間を有して配置される下方側追加シール部36aを有した下方側延長領域36とを備え、
上方側シール部35aは、内周側に向けて凸状になるように湾曲して形成され、
下方側追加シール部36aは、キャップを装着し、かつ、
容器内圧の上昇に起因して天面壁31がドーム状に膨らむように変形することにより
アウターリング34が上方側に移動し上方側シール部35a、35bが容器口筒部61から離れた状態で、
アウターリング34の下端部が内周側に寄るように
ライン未形成領域61aに接触するように形成されているキャップ付き容器10。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
容器口筒部を有した容器と、前記容器口筒部に装着されるキャップとを備えるキャップ付き容器であって、
前記容器口筒部は、その外周面にパーティングラインが形成されていないライン未形成領域と、前記ライン未形成領域の下方側の領域であってその外周面にパーティングラインが形成されたライン形成領域とを有し、
前記キャップは、天面壁と、前記天面壁から下方に突出して形成され、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着したキャップ装着状態で前記容器口筒部の外周側に配置されるアウターリングとを備え、
前記アウターリングは、前記キャップ装着状態で前記ライン未形成領域に接触する上方側シール部を有した上方側領域と、前記上方側領域の下方側に形成され、前記キャップ装着状態で前記ライン形成領域の外周側に隙間を有して配置される下方側追加シール部を有した下方側延長領域とを備え、
前記上方側シール部は、内周側に向けて凸状になるように湾曲して形成され、
前記下方側追加シール部は、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着し、かつ、
容器内圧の上昇に起因して前記天面壁がドーム状に膨らむように変形することにより
前記容器口筒部に対して前記アウターリングが上方側に移動し前記上方側シール部が前記容器口筒部から離れた状態で、
前記アウターリングの下端部が内周側に寄るように
前記ライン未形成領域に接触するように形成されていることを特徴とするキャップ付き容器。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記下方側追加シール部の内周面は、下方側および内周側に向けて凸状になるように湾曲した部分を有していることを特徴とする
請求項1
に記載のキャップ付き容器。
【請求項3】
前記アウターリングの内周面は、外径側に凹状となるように形成され前記上方側シール部の内周面と前記下方側追加シール部の内周面とを接続する接続内周面を、有していることを特徴とする
請求項1または請求項2
に記載のキャップ付き容器。
【請求項4】
前記下方側延長領域の内周面は、下方に向かうに従って外径側に寄るように傾斜して形成されていることを特徴とする
請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載のキャップ付き容器。
【請求項5】
その外周面にパーティングラインが形成されていないライン未形成領域と前記ライン未形成領域の下方側の領域であってその外周面にパーティングラインが形成されたライン形成領域とを有した容器口筒部に装着されるキャップであって、
前記キャップは、天面壁と、前記天面壁から下方に突出して形成され、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着したキャップ装着状態で前記容器口筒部の外周側に配置されるアウターリングとを備え、
前記アウターリングは、前記キャップ装着状態で前記ライン未形成領域に接触する上方側シール部を有した上方側領域と、前記上方側領域の下方側に形成され、前記キャップ装着状態で前記ライン形成領域の外周側に隙間を有して配置される下方側追加シール部を有した下方側延長領域とを備え、
前記上方側シール部は、内周側に向けて凸状になるように湾曲して形成され、
前記下方側追加シール部は、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着し、かつ、
容器内圧の上昇に起因して前記天面壁がドーム状に膨らむように変形することにより
前記容器口筒部に対して前記アウターリングが上方側に移動し前記上方側シール部が前記容器口筒部から離れた状態で、
前記アウターリングの下端部が内周側に寄るように
前記ライン未形成領域に接触するように形成されていることを特徴とするキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップ付き容器およびキャップに関し、特に、容器内が陽圧となる用途で用いられるキャップ付き容器およびキャップに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、飲料等を収容するキャップ付き容器として、容器に対してキャップを装着した状態で、キャップの天面壁から下方に突出して形成されたアウターリングを容器口筒部に密着させることによって、容器口筒部とアウターリングとの間をシールして、キャップ付き容器の密閉性を維持するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-009853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなキャップ付き容器では、炭酸飲料を容器内に収容した状態で高温保管した時等、キャップ付き容器の内圧が陽圧となった時には、内圧の上昇に起因してキャップの天面壁がドーム状に膨らむように変形することがあり、この天面壁の変形の程度によっては、容器口筒部に対してアウターリングが上方に移動して容器口筒部から離れてしまい、キャップ付き容器の密閉性が低下することがあるという問題があった。
【0005】
上述したようなキャップ付き容器の密閉性の低下を抑制する策として、天面壁の肉厚や材料を選定することによって天面壁の変形自体を抑制することも考えられるが、キャップ付き容器の内容液や保管状況によっては天面壁の湾曲を阻止することは難しく、また、キャップのサイズや材料等に関する設計自由度が損なわれるという問題もある。
【0006】
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡素な構成で、キャップ付き容器の内圧上昇に起因した密閉性の低下を抑制するキャップ付き容器およびキャップを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のキャップ付き容器は、容器口筒部を有した容器と、前記容器口筒部に装着されるキャップとを備えるキャップ付き容器であって、前記容器口筒部は、その外周面にパーティングラインが形成されていないライン未形成領域と、前記ライン未形成領域の下方側の領域であってその外周面にパーティングラインが形成されたライン形成領域とを有し、前記キャップは、天面壁と、前記天面壁から下方に突出して形成され、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着したキャップ装着状態で前記容器口筒部の外周側に配置されるアウターリングとを備え、前記アウターリングは、前記キャップ装着状態で前記ライン未形成領域に接触する上方側シール部を有した上方側領域と、前記上方側領域の下方側に形成され、前記キャップ装着状態で前記ライン形成領域の外周側に隙間を有して配置される下方側追加シール部を有した下方側延長領域とを備
え、前記上方側シール部は、内周側に向けて凸状になるように湾曲して形成され、
前記下方側追加シール部は、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着し、かつ、
容器内圧の上昇に起因して前記天面壁がドーム状に膨らむように変形することにより
前記容器口筒部に対して前記アウターリングが上方側に移動し前記上方側シール部が前記容器口筒部から離れた状態で、
前記アウターリングの下端部が内周側に寄るように
前記ライン未形成領域に接触するように形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本発明のキャップは、その外周面にパーティングラインが形成されていないライン未形成領域と前記ライン未形成領域の下方側の領域であってその外周面にパーティングラインが形成されたライン形成領域とを有した容器口筒部に装着されるキャップであって、前記キャップは、天面壁と、前記天面壁から下方に突出して形成され、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着したキャップ装着状態で前記容器口筒部の外周側に配置されるアウターリングとを備え、前記アウターリングは、前記キャップ装着状態で前記ライン未形成領域に接触する上方側シール部を有した上方側領域と、前記上方側領域の下方側に形成され、前記キャップ装着状態で前記ライン形成領域の外周側に隙間を有して配置される下方側追加シール部を有した下方側延長領域とを備
え、前記上方側シール部は、内周側に向けて凸状になるように湾曲して形成され、
前記下方側追加シール部は、前記容器口筒部に対して前記キャップを装着し、かつ、
容器内圧の上昇に起因して前記天面壁がドーム状に膨らむように変形することにより
前記容器口筒部に対して前記アウターリングが上方側に移動し前記上方側シール部が前記容器口筒部から離れた状態で、
前記アウターリングの下端部が内周側に寄るように
前記ライン未形成領域に接触するように形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、キャップのアウターリングが、容器口筒部に対してキャップを装着したキャップ装着状態でライン未形成領域に接触する上方側シール部を有した上方側領域と、上方側領域の下方側に形成され、キャップ装着状態でライン形成領域に外周側に隙間を有して配置される下方側追加シール部を有した下方側延長領域とを備
え、上方側シール部は、内周側に向けて凸状になるように湾曲して形成され、
下方側追加シール部は、容器口筒部に対してキャップを装着し、かつ、
容器内圧の上昇に起因して天面壁がドーム状に膨らむように変形することにより
容器口筒部に対してアウターリングが上方側に移動し上方側シール部が容器口筒部から離れた状態で、
アウターリングの下端部が内周側に寄るように
ライン未形成領域に接触するように形成されている。これにより、成形型の合わせ面の跡としてパーティングラインが形成された容器口筒部のライン形成領域に対するアウターリングの接触を避けることで、容器口筒部のライン形成領域に対するアウターリングの接触によって容器口筒部のライン未形成領域に対する上方側シール部の接触が阻害されてしまうことを回避しつつ、容器内圧の上昇に起因して、容器口筒部に対してアウターリングが上方に移動した場合であっても、下方側追加シール部を容器口筒部のライン未形成領域に接触させることで容器口筒部とアウターリングとの間のシールを維持することが可能であるため、簡素な構成で、キャップ付き容器の内圧上昇に起因した密閉性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るキャップを示す説明図。
容器口筒部に対するアウターリングの接触状態を示す説明図。
図2の状態から容器内圧が上昇した状態を示す説明図。
図3の状態から容器内圧が上昇した状態を示す説明図。
本発明の第2実施形態に係るキャップを示す説明図。
容器口筒部に対するアウターリングの接触状態を示す説明図。
図6の状態から容器内圧が上昇した状態を示す説明図。
図7の状態から容器内圧が上昇した状態を示す説明図。
パーティングラインの例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の第1実施形態に係るキャップ付き容器10について、図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
箱
9か月前
個人
収容箱
18日前
個人
包装体
10か月前
個人
ゴミ箱
9か月前
個人
コンベア
2か月前
個人
ゴミ収集器
4か月前
個人
段ボール箱
4か月前
個人
容器
6か月前
個人
段ボール箱
4か月前
個人
楽ちんハンド
2か月前
個人
角筒状構造体
2か月前
個人
土嚢運搬器具
5か月前
個人
パウチ補助具
9か月前
個人
折り畳み水槽
10か月前
個人
宅配システム
4か月前
個人
閉塞装置
7か月前
個人
コード類収納具
5か月前
個人
ダンボール宝箱
10か月前
個人
お薬の締結装置
3か月前
株式会社コロナ
梱包材
2か月前
個人
貯蔵サイロ
4か月前
個人
蓋閉止構造
1か月前
個人
蓋閉止構造
1か月前
株式会社和気
包装用箱
6か月前
個人
ゴミ処理機
6か月前
個人
把手付米袋
1か月前
個人
圧縮収納袋
10か月前
株式会社新弘
容器
9か月前
三甲株式会社
蓋体
5か月前
個人
コード折り畳み器具
1か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
9か月前
個人
袋入り即席麺
4か月前
個人
包装箱
7か月前
個人
粘着テープ剥がし具
11か月前
個人
搬送システム
3か月前
株式会社KY7
封止装置
17日前
続きを見る
他の特許を見る