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公開番号
2025113855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008232
出願日
2024-01-23
発明の名称
感覚障害評価システム
出願人
株式会社オサチ
,
国立大学法人東北大学
代理人
IAT弁理士法人
主分類
A61B
10/00 20060101AFI20250728BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】感覚障害の程度や、感覚障害の原因を容易に特定する。
【解決手段】本発明の感覚障害評価システムは、被測定者の所定部位を支配する神経を刺激することによって、被測定者の所定部位における電流知覚閾値を測定する測定装置20と、人体が有する複数の主要血管が各々支配する複数の血管支配領域と、電流知覚閾値を測定する被測定者の所定部位とを重ねて表示するとともに、測定装置20によって測定された被測定者の所定部位における電流知覚閾値を表示する表示装置69と、を有するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被測定者の所定部位を支配する神経を刺激することによって、前記被測定者の前記所定部位における電流知覚閾値を測定する測定部と、
人体が有する複数の主要血管が各々支配する複数の血管支配領域と、前記電流知覚閾値を測定する前記被測定者の前記所定部位とを重ねて表示するとともに、前記測定部によって測定された前記被測定者の前記所定部位における前記電流知覚閾値を表示部に表示する制御部と、
を有することを特徴とする感覚障害評価システム。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記複数の血管支配領域と、前記人体が有する複数の神経が各々支配する複数の神経支配領域と、を重ねて表示することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の感覚障害評価システム。
【請求項3】
前記測定部は、前記被測定者の足拇指の測定可能な大きさからなるとともに、双極電極である電極部を有することを特徴とする請求項1に記載の感覚障害評価システム。
【請求項4】
前記被測定者の前記所定部位における前記電流知覚閾値、前記被測定者の前記所定部位に対応する血管支配領域、又は前記被測定者の前記所定部位に対応する神経支配領域の少なくとも1つを用いて、前記被測定者の前記所定部位で発症した感覚障害を評価する評価部を有することを特徴する請求項1に記載の感覚障害評価システム。
【請求項5】
前記所定部位は、前記被測定者の下肢であり、
前記評価部は、前記被測定者において感覚障害が生じる下肢の前記電流知覚閾値と、当該被測定者の健常肢の前記電流知覚閾値とを、比較することで、前記被測定者の患肢における感覚障害を評価することを特徴とする請求項4に記載の感覚障害評価システム。
【請求項6】
前記所定部位は、前記被測定者の下肢であり、
前記評価部は、前記被測定者において感覚障害が生じる下肢の前記電流知覚閾値と、前記被測定者とは異なる健常者の下肢の前記電流知覚閾値とを、比較することで、前記被測定者の患肢における感覚障害を評価することを特徴とする請求項4に記載の感覚障害評価システム。
【請求項7】
前記評価部による評価結果を出力可能な出力部を有することを特徴とする請求項4に記載の感覚障害評価システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感覚障害評価システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
糖尿病や重症下肢虚血に伴う末梢神経障害の一般的な症状として感覚障害がある。感覚障害は、進行性で不可逆的であるとともに、糖尿病による高血糖が続くことにより神経が障害されることや、血管の狭窄によっても引き起こされると考えられている。感覚障害は、初期段階での自覚症状が明確ではないことから、感覚障害を早期に発見して適正に治療を行うことが難しい。その結果、感覚障害が進行してしまうことで下肢潰瘍となり、当該下肢潰瘍となった下肢を切断せざるを得ない事態となる。
【0003】
そこで、感覚障害を発見すべく、感覚障害を測定する装置として、被測定者が感じている痛みを客観的に測定するための痛み測定装置がある(特許文献1参照)。痛み測定装置は、被測定者に装着した電極に電気を供給したときに、被測定者が病気等を原因として感じている痛みの感覚と同程度の感覚を与える刺激電流の電流値を痛み対応電流値として測定するものである。なお、感覚障害が進行しているほど、痛み測定装置において測定される痛み対応電流値は高くなることが分かっている。
【0004】
また近年、感覚障害を発症した下肢の微小血管に対して血行再建術を行うことで血流が改善されると、感覚障害も改善することが近年の研究で分かってきている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-64277号公報
【非特許文献】
【0006】
“Pilot Cohort Study Assessing the Efficacy of Endovascular Revascularization in the Restoration of Peripheral Sensory Disturbance in Patients With Critical Limb Ischemia” Circulation Journal 81巻 12号 2017年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、血行再建術を行った後、一旦は感覚障害が改善されたにも関わらず、再度感覚障害が進行する場合もある。この場合、感覚障害は、上述の通り微小血管の狭窄が原因である可能性もあるが、一方、他の神経障害が原因である可能性もある。このような場合、感覚障害が、下肢の微小血管の狭窄の再発に起因するものなのか、他の神経障害によるものかを判断することは難しい。したがって、測定装置を用いて、感覚障害の原因を容易に特定するためのシステムが望まれている。
【0008】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、感覚障害の程度や、感覚障害の原因を容易に特定することが可能な感覚障害評価システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面の感覚障害評価システムは、被測定者の所定部位を支配する神経を刺激することによって、被測定者の所定部位における電流知覚閾値を測定する測定部と、人体が有する複数の主要血管が各々支配する複数の血管支配領域と、電流知覚閾値を測定する被測定者の所定部位とを重ねて表示するとともに、測定部によって測定された被測定者の所定部位における電流知覚閾値を表示部に表示する制御部と、を有するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の感覚障害評価システムによれば、感覚障害の程度や、感覚障害の原因を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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