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公開番号
2025115181
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009574
出願日
2024-01-25
発明の名称
塗工用アタッチメント
出願人
株式会社キャタラー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05C
7/04 20060101AFI20250730BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】ハニカム基材の流路の内壁に吸引法によって塗工液を塗工するときに、ハニカム基材の外皮の一部への塗工液の付着を抑制するための、塗工用アタッチメントを提供すること。
【解決手段】ハニカム基材の流路の内壁に吸引法によって塗工液を塗工するための、塗工用アタッチメントであって、一方の端部に第1の開口端が開口し、他方の端部に第2の開口端が開口している略円筒状の形状を有し、前記第1の開口端に塗工液貯留部を有し、前記塗工液貯留部よりも前記第2の開口端側に前記ハニカム基材の端部の外周縁と当接するための基材当接部を有し、前記基材当接部が、前記第2の開口端側に行くにしたがって内径が拡大するテーパ面を有する、塗工用アタッチメント。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ハニカム基材の流路の内壁に吸引法によって塗工液を塗工するための、塗工用アタッチメントであって、
一方の端部に第1の開口端が開口し、他方の端部に第2の開口端が開口している略円筒状の形状を有し、
前記第1の開口端に塗工液貯留部を有し、前記塗工液貯留部よりも前記第2の開口端側に前記ハニカム基材の端部の外周縁と当接するための基材当接部を有し、
前記基材当接部が、前記第2の開口端側に行くにしたがって内径が拡大するテーパ面を有する、
塗工用アタッチメント。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記基材当接部よりも前記第2の開口端側に、
前記ハニカム基材を同軸状に囲う連結部、及び
前記ハニカム基材を同軸状に囲って前記ハニカム基材を固定するための基材固定部
をこの順に有し、かつ、
前記連結部に、前記ハニカム基材の外周面のうちの前記基材当接部近傍の領域を外気と連通させるための開口部を有する、
請求項1に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項3】
前記連結部の前記開口部が、前記連結部の周方向に延在している、請求項2に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項4】
前記連結部の前記開口部が、前記連結部の全周に延在している、請求項3に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項5】
前記連結部のうちの、前記開口部よりも前記第1の開口端側の部分と、前記開口部よりも前記第2の開口端側の部分とが、前記開口部の内部に、前記連結部の周方向に互いに間隔をあけて存在する複数の柱状部位によって連結されている、請求項4に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項6】
前記柱状部位を、前記塗工用アタッチメントの軸方向に垂直な方向で切断した断面形状が、円形状、楕円形状、多角形状、又は弧状である、請求項5に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項7】
前記基材当接部が弾性の材料から構成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項8】
前記基材当接部の前記テーパ面と前記塗工用アタッチメントの軸とのなす角度が、35°以上70°以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項9】
前記塗工液貯留部が、前記第1の開口端側に行くにしたがって内径が拡大する形状を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
【請求項10】
前記基材固定部が、前記ハニカム基材の外周面を押圧して固定するための風船状部材を有する、請求項2~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハニカム基材の流路の内壁に吸引法によって塗工液を塗工するために用いられる、塗工用アタッチメントに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の内燃機関から排出される排ガスを浄化するための排ガス浄化触媒装置は、例えば、ハニカム基材の流路の内壁に、排ガス浄化触媒を含む触媒コート層が塗工されて成る構成を有している。
【0003】
このような排ガス浄化触媒装置の製造方法として、例えば、「吸引法」による塗工工程を含む方法が知られている(特許文献1~3)。「吸引法」は、ハニカム基材の片側の端面に触媒コート層形成用の塗工液を載置し、反対側の端面から吸引して、載置された塗工液をハニカム基材の流路内に延伸させる方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-268484号公報
特開2015-039672号公報
特開2006-015205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ハニカム基材の流路に吸引法によって塗工液を塗布するときに、ハニカム基材の外皮の一部に塗工液が付着する場合がある。ハニカム基材の外皮に付着した塗工液中に含まれる触媒貴金属等の触媒成分は、排ガスの浄化に寄与しない。したがって、塗工液を塗布するときに、塗工液がハニカム基材の外皮の一部に付着することは、触媒成分のロスにつながる。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされた。本発明の目的は、ハニカム基材の流路の内壁に吸引法によって塗工液を塗工するときに、ハニカム基材の外皮の一部への塗工液の付着を抑制するための、塗工用アタッチメントを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のとおりである。
【0008】
《態様1》ハニカム基材の流路の内壁に吸引法によって塗工液を塗工するための、塗工用アタッチメントであって、
一方の端部に第1の開口端が開口し、他方の端部に第2の開口端が開口している略円筒状の形状を有し、
前記第1の開口端に塗工液貯留部を有し、前記塗工液貯留部よりも前記第2の開口端側に前記ハニカム基材の端部の外周縁と当接するための基材当接部を有し、
前記基材当接部が、前記第2の開口端側に行くにしたがって内径が拡大するテーパ面を有する、
塗工用アタッチメント。
《態様2》前記基材当接部よりも前記第2の開口端側に、
前記ハニカム基材を同軸状に囲う連結部、及び
前記ハニカム基材を同軸状に囲って前記ハニカム基材を固定するための基材固定部
をこの順に有し、かつ、
前記連結部に、前記ハニカム基材の外周面のうちの前記基材当接部近傍の領域を外気と連通させるための開口部を有する、
態様1に記載の塗工用アタッチメント。
《態様3》前記連結部の前記開口部が、前記連結部の周方向に延在している、態様2に記載の塗工用アタッチメント。
《態様4》前記連結部の前記開口部が、前記連結部の全周に延在している、態様3に記載の塗工用アタッチメント。
《態様5》前記連結部のうちの、前記開口部よりも前記第1の開口端側の部分と、前記開口部よりも前記第2の開口端側の部分とが、前記開口部の内部に、前記連結部の周方向に互いに間隔をあけて存在する複数の柱状部位によって連結されている、態様4に記載の塗工用アタッチメント。
《態様6》前記柱状部位を、前記塗工用アタッチメントの軸方向に垂直な方向で切断した断面形状が、円形状、楕円形状、多角形状、又は弧状である、態様5に記載の塗工用アタッチメント。
《態様7》前記基材当接部が弾性の材料から構成されている、態様1~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
《態様8》前記基材当接部の前記テーパ面と前記塗工用アタッチメントの軸とのなす角度が、35°以上70°以下である、態様1~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
《態様9》前記塗工液貯留部が、前記第1の開口端側に行くにしたがって内径が拡大する形状を有する、態様1~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
《態様10》前記基材固定部が、前記ハニカム基材の外周面を押圧して固定するための風船状部材を有する、態様2~6のいずれか一項に記載の塗工用アタッチメント。
【発明の効果】
【0009】
本発明の塗工用アタッチメントによると、ハニカム基材の流路の内壁に吸引法によって塗工液を塗工するときに、ハニカム基材の外皮の一部への塗工液の付着が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の塗工用アタッチメントの構成の一例を示す概略断面図である。
図2は、ハニカム基材上に図1の塗工用アタッチメントを装着した状態を示す概略断面図である。ある。
図3は、本発明の塗工用アタッチメントの構成の別の一例を示す概略断面図である。
図4は、ハニカム基材上に図3の塗工用アタッチメントを装着した状態を示す概略断面図である。
図5は、図3の塗工用アタッチメントの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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