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公開番号2025115637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010201
出願日2024-01-26
発明の名称配管カバー継手および配管システム
出願人オーケー器材株式会社
代理人個人
主分類F16L 57/00 20060101AFI20250731BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】配管カバー継手内に冷媒配管を配置し易い、配管カバー継手、および配管システムを提供する。
【解決手段】配管カバー継手10は、継手本体20を有する。継手本体20において、第2方向D2において、第1開口部31における第2面部22側の第1端31Aと、第2面部22との間の第1距離L1は、第1所定距離以上である。第3方向D3において、第1開口部31における第4面部24側の第2端31Bと、第4面部24との間の第2距離L2は、第2所定距離以上である。第1方向D1において、第2開口部32における第1面部21側の第3端32Aと、第1面部21との間の第3距離L3は、第3所定距離以上である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
第１配管カバー（１１）と第２配管カバー（１２）と第３配管カバー（１３）とを繋ぐ継手本体（２０）を有する配管カバー継手（１０）であって、
前記継手本体（２０）は、
前記第１配管カバー（１１）が接続される第１開口部（３１）が設けられる第１面部（２１）と、
前記第２配管カバー（１２）が接続される第２開口部（３２）が設けられる第２面部（２２）と、
前記第３配管カバー（１３）が接続される第３開口部（３３）が設けられる第３面部（２３）と、
前記第１面部（２１）と前記第２面部（２２）とに直接または間接的に接続される第４面部（２４）と、を備え、
前記第２面部（２２）は、前記第１面部（２１）と交差するように配置され、かつ、直接または間接的に前記第１面部（２１）に接続され、
前記第３面部（２３）は、前記第１面部（２１）に対して前記第２面部（２２）と反対の位置に配置され、かつ、直接または間接的に前記第１面部（２１）に接続され、
前記第４面部（２４）は、前記第１面部（２１）および前記第２面部（２２）に交差するように配置され、
前記第１面部（２１）に直交する方向を第１方向（Ｄ１）と定義し、
前記第２面部（２２）に直交する方向を第２方向（Ｄ２）と定義し、
前記第４面部（２４）に直交する方向を第３方向（Ｄ３）と定義し、
前記第２方向（Ｄ２）において、前記第１開口部（３１）における前記第２面部（２２）側の第１端（３１Ａ）と、前記第２面部（２２）との間の第１距離（Ｌ１）は、第１所定距離以上であり、
前記第３方向（Ｄ３）において、前記第１開口部（３１）における前記第４面部（２４）側の第２端（３１Ｂ）と、前記第４面部（２４）との間の第２距離（Ｌ２）は、第２所定距離以上であり、
前記第１方向（Ｄ１）において、前記第２開口部（３２）における前記第１面部（２１）側の第３端（３２Ａ）と、前記第１面部（２１）との間の第３距離（Ｌ３）は、第３所定距離以上である、
配管カバー継手。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第１開口部（３１）、前記第２開口部（３２）および前記第３開口部（３３）は、長手方向（ＤＬ）を有する形状に構成され、
前記第２開口部（３２）の長手方向（ＤＬ２）は、平面視で、前記第１開口部（３１）の長手方向（ＤＬ１）と直交し、
前記第３開口部（３３）の長手方向（ＤＬ３）は、平面視で、前記第１開口部（３１）の長手方向（ＤＬ１）と直交する、
請求項１に記載の配管カバー継手。
【請求項３】
前記継手本体（２０）は、前記第１方向（Ｄ１）に向くように開口する上方開口部（２９）を有し、
前記第１面部（２１）は、前記上方開口部（２９）を覆うカバー（４３）によって構成され、
前記カバー（４３）には、前記第１開口部（３１）が設けられる、
請求項１に記載の配管カバー継手。
【請求項４】
前記カバー（４３）は、複数のカバー片（４４）によって構成される、
請求項３に記載の配管カバー継手。
【請求項５】
前記継手本体（２０）の前記上方開口部（２９）には、前記第１配管カバー（１１）を支持する支持部（５０）が設けられる、
請求項３に記載の配管カバー継手。
【請求項６】
前記継手本体（２０）の前記上方開口部（２９）、前記上方開口部（２９）付近、または前記第１面部（２１）には、前記第２方向（Ｄ２）において前記配管カバー継手（１０）または前記第１開口部（３１）の中心を表す目印（６０）が設けられている、
請求項３に記載の配管カバー継手。
【請求項７】
前記第２方向（Ｄ２）における前記第１開口部（３１）の長さである第１寸法（ＬＸ１）に対する前記第２方向（Ｄ２）における前記配管カバー継手（１０）の長さである第２寸法（ＬＸ２）の比は、１．０５以上１．８０以下である、
請求項２に記載の配管カバー継手。
【請求項８】
前記第１方向（Ｄ１）における前記第２開口部（３２）の長さである第３寸法（ＬＸ３）に対する前記第１方向（Ｄ１）における前記配管カバー継手（１０）の長さである第４寸法（ＬＸ４）の比は、１．１０以上２．５以下である、
請求項７に記載の配管カバー継手。
【請求項９】
前記第１距離（Ｌ１）は、２５ｍｍ以上である、
請求項２に記載の配管カバー継手。
【請求項１０】
前記第１距離（Ｌ１）は、１１５ｍｍ以上である、
請求項９に記載の配管カバー継手。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、配管カバー継手および配管システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
室内または室外において、冷媒配管を配管カバーに収容する技術が知られている。この場合において、冷媒配管が直角に曲げられる場合がある。冷媒配管において直角に曲げられる部分には、配管カバー継手が用いられている。配管カバー継手において、冷媒配管は曲げられた状態で収容される。
【０００３】
特許文献１には、配管カバー用接続継手が開示されている。配管カバー用接続継手は、一方の端が第１開口部として開口する筒体を有する。筒体の側面に第２開口部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００１－２２１３９４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
冷媒配管は、銅チューブによって構成されているため、冷媒配管を曲げるときの曲率が制限される。このように、冷媒配管を自由に曲げることができない。このため、複数の冷媒配管を配管カバー継手内に配置することに手間を要する。そこで、配管カバー継手内に冷媒配管を配置し易い配管カバー継手および配管システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
課題を解決する第１観点の配管カバー継手は、第１配管カバーと第２配管カバーと第３配管カバーとを繋ぐ継手本体を有する配管カバー継手であって、前記継手本体は、前記第１配管カバーが接続される第１開口部が設けられる第１面部と、前記第２配管カバーが接続される第２開口部が設けられる第２面部と、前記第３配管カバーが接続される第３開口部が設けられる第３面部と、前記第１面部と前記第２面部とに直接または間接的に接続される第４面部と、を備え、前記第２面部は、前記第１面部と交差するように配置され、かつ、直接または間接的に前記第１面部に接続され、前記第３面部は、前記第１面部に対して前記第２面部と反対の位置に配置され、かつ、直接または間接的に前記第１面部に接続され、前記第４面部は、前記第１面部および前記第２面部に交差するように配置され、前記第１面部に直交する方向を第１方向と定義し、前記第２面部に直交する方向を第２方向と定義し、前記第４面部に直交する方向を第３方向と定義し、前記第２方向において、前記第１開口部における前記第２面部側の第１端と、前記第２面部との間の第１距離は、第１所定距離以上であり、前記第３方向において、前記第１開口部における前記第４面部側の第２端と、前記第４面部との間の第２距離は、第２所定距離以上であり、前記第１方向において、前記第２開口部における前記第１面部側の第３端と、前記第１面部との間の第３距離は、第３所定距離以上である。
【０００７】
この構成によれば、配管カバー継手内の角部付近を通るように冷媒配管を配置し易い。このため、冷媒配管を配管カバー継手内に配置し易い。
【０００８】
第２観点の配管カバー継手は、第１観点の配管カバー継手において、前記第１開口部、前記第２開口部および前記第３開口部は、長手方向を有する形状に構成され、前記第２開口部の長手方向は、平面視で、前記第１開口部の長手方向と直交し、前記第３開口部の長手方向は、平面視で、前記第１開口部の長手方向と直交する。
【０００９】
第１開口部と、第２開口部と、第３開口部との関係がこのような構成の場合において、冷媒配管を配管カバー継手内に配置し易い。
【００１０】
第３観点の配管カバー継手は、第１観点の配管カバー継手において、前記継手本体は、前記第１方向に向くように開口する上方開口部を有し、前記第１面部は、前記上方開口部を覆うカバーによって構成され、前記カバーには、前記第１開口部が設けられる。この構成によれば、カバーを取り外すことによって、冷媒配管を容易に配置できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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