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公開番号2025116261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025094344,2021126698
出願日2025-06-05,2021-08-02
発明の名称薬剤供給装置
出願人株式会社タカゾノ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ケースから薬剤を取り出す際に、薬剤の視認性を向上して容易に薬剤を取り出し可能とする。
【解決手段】載置部130には、薬剤が収容される複数のケース300から選択された選択ケース300aが載置可能である。載置部130は、筐体に対して前後方向に引出可能である。載置部130は、引き出されて最も前寄りに位置している状態において、載置部130の前端が載置部130の後端より下方に位置するように傾斜している。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
薬剤が収容される複数のケースから選択された選択ケースが載置可能な載置部を備え、
前記複数のケースは、上向きに開口しており、
前記載置部は、筐体に対して前後方向に引出可能である、薬剤供給装置。
続きを表示（約 460 文字）【請求項２】
前記筐体には、引き出されて最も前寄りに位置している状態の前記載置部に載置されている前記選択ケースの後側の部分と上方から当接する当接部が形成されている、請求項１に記載の薬剤供給装置。
【請求項３】
前記載置部は、前記選択ケースが載置されるベース部と、該ベース部の前端に取り付けられた壁面部とを含み、
前記壁面部の後面の上部に、前記選択ケースの前端の上面と係合する突出部が形成されている、請求項１または請求項２に記載の薬剤供給装置。
【請求項４】
前記載置部が前記筐体から前方に引き出されることで、前記載置部に載置されている前記選択ケースから薬剤を出し入れ可能となる、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の薬剤供給装置。
【請求項５】
前記複数のケースを収納するケースラックと、
前記ケースラックと前記載置部との間で前記選択ケースを搬送する搬送ユニットとをさらに備える、請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の薬剤供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、薬剤供給装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
自動薬剤供給装置の構成を開示した先行文献として、特開２０１１－７８５９８号公報(特許文献１)がある。特許文献１に記載された自動薬剤供給装置は、収納部と、薬剤ピッキング部と、ボックス移動機構と、トレイ載置台とを備える。収納部は、薬剤を収納するボックスを複数配列可能に構成されている。薬剤ピッキング部は、ボックスから薬剤を出し入れする。ボックス移動機構は、ボックスが収納部と薬剤ピッキング部との間を移動できるように構成されている。収納部が装置前面側に配設されるとともに、ボックス移動機構が装置背面側に配設されている。トレイ載置台には、ボックスから取り出した薬剤を収納するトレイが載置される。トレイ載置台の後ろ側に薬剤ピッキング部が位置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－７８５９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
トレイ載置台の後ろ側に位置する薬剤ピッキング部に配置されたボックスが上向きに開口している場合、当該ボックスから薬剤を取り出す際に、トレイ載置台越しにボックスの内部を上方から覗いて視認する必要があり、薬剤の視認性が悪く薬剤を取り出しにくい。
【０００５】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ケースから薬剤を取り出す際に、薬剤の視認性を向上して容易に薬剤を取り出すことができる、薬剤供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に基づく薬剤供給装置は、載置部を備える。載置部には、薬剤が収容される複数のケースから選択された選択ケースが載置可能である。載置部は、筐体に対して前後方向に引出可能である。載置部は、引き出されて最も前寄りに位置している状態において、載置部の前端が載置部の後端より下方に位置するように傾斜している。
【０００７】
本発明の一形態においては、筐体には、引き出されて最も前寄りに位置している状態の載置部に載置されている選択ケースの後側の部分と上方から当接する当接部が形成されている。
【０００８】
本発明の一形態においては、載置部は、選択ケースが載置されるベース部と、ベース部の前端に取り付けられた壁面部とを含む。壁面部の後面の上部に、選択ケースの前端の上面と係合する突出部が形成されている。
【０００９】
本発明の一形態においては、筐体に、載置部が引き出される間にベース部と転がり接触しつつ載置部が回動して傾斜する際に支点となるローラが設けられている。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、ケースから薬剤を取り出す際に、薬剤の視認性を向上して容易に薬剤を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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