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公開番号
2025116537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011021
出願日
2024-01-29
発明の名称
清涼性混紡紡績糸及びこれを用いた清涼性生地
出願人
倉敷紡績株式会社
代理人
弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類
D02G
3/04 20060101AFI20250801BHJP(糸;糸またはロープの機械的な仕上げ;整経またはビーム巻き取り)
要約
【課題】清涼性の高い清涼性混紡紡績糸及びこれを用いた清涼性生地を提供する。
【解決手段】本発明は、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合された再生セルロース繊維(A)と、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合されていない未改質セルロース繊維(B)を含み、前記混紡紡績糸は、前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)の混紡紡績糸であるか、又は前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)と未改質再生セルロース繊維(B2)の混紡紡績糸である清涼性混紡紡績糸。及びこれを用いた清涼性生地である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合された再生セルロース繊維(A)と、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合されていない未改質セルロース繊維(B)を含む清涼性混紡紡績糸であって、
前記混紡紡績糸は、前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)の混紡紡績糸であるか、又は前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)と未改質再生セルロース繊維(B2)の混紡紡績糸である清涼性混紡紡績糸。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記混紡紡績糸100質量%に対して、前記エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合された再生セルロース繊維(A)は5~20質量%、前記未改質コットン繊維(B1)は50~85質量%、前記未改質再生セルロース繊維(B2)は10~30質量%である請求項1に記載の清涼性混紡紡績糸。
【請求項3】
前記清涼性混紡紡績糸は、英式綿番手が10~80番である請求項1に記載の清涼性混紡紡績糸。
【請求項4】
前記エチレン性不飽和二重結合を含む化合物はセルロース繊維に対して1~30質量%の範囲付与されている請求項1に記載の清涼性混紡紡績糸。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の清涼性混紡紡績糸を含む清涼性生地。
【請求項6】
前記清涼性生地は丸編み生地であり、単位面積当たりの質量が80~300g/m
2
である請求項5に記載の清涼性生地。
【請求項7】
前記清涼性生地はインナー衣料用生地である請求項5に記載の清涼性生地。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、清涼性混紡紡績糸及びこれを用いた清涼性生地に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
コットン繊維(綿繊維)に代表される天然セルロース繊維は、環境に優しく、しかも風合いや染色性、吸水性等にも優れているため、種々の衣料に幅広く使用されている。しかし、綿(コットン)の下着は、吸汗性に優れるために大量の汗を吸収するが、肌にべたつき、貼り付き、汗処理機能が十分でないという欠点がある。この欠点を改良するために、特許文献1は、強撚糸を使用した下着が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-020159号公報
特開2005-133243号公報
特開2021-025135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前記特許文献1などの繊維は清涼性が未だ十分ではなく、さらなる改良が求められていた。
【0005】
本発明は、前記従来の問題を解決するため、清涼性の高い清涼性混紡紡績糸及びこれを用いた清涼性生地を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合された再生セルロース繊維(A)と、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合されていない未改質セルロース繊維(B)を含む清涼性混紡紡績糸であって、前記混紡紡績糸は、前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)の混紡紡績糸であるか、又は前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)と未改質再生セルロース繊維(B2)の混紡紡績糸である清涼性混紡紡績糸に関する。
【0007】
本発明の一実施形態の生地は、前記清涼性混紡紡績糸を含む清涼性生地に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合された再生セルロース繊維(A)と、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合されていない未改質セルロース繊維(B)を含み、前記清涼性混紡紡績糸は、前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)の混紡紡績糸であるか、又は前記再生セルロース繊維(A)と未改質コットン繊維(B1)と未改質再生セルロース繊維(B2)の混紡紡績糸であることにより、清涼性の高い清涼性混紡紡績糸及びこれを用いた清涼性生地を提供できる。すなわち、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合された再生セルロース繊維(A)は吸湿性及び放湿性が高く、この性質が清涼性となる。したがって、本発明の生地を使用した衣料は清涼性が高い。なお、清涼性生地は、後述する吸湿速度比は1.05以上であり、好ましくは放湿速度比についても1.05以上であることが好ましい。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合された再生セルロース繊維(A)(本明細書中、「改質再生セルロース繊維」ともいう。)と、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合されていない未改質セルロース繊維(B)(本明細書中、「未改質セルロース繊維」ともいう。)が混紡されている清涼性混紡紡績糸である。混紡は混綿混紡、練条混紡等どのような混紡であっても良い。改質再生セルロース繊維により清涼性を発現できる。
【0010】
未改質セルロース繊維(B)は、エチレン性不飽和二重結合を含む化合物がグラフト結合されていない未改質コットン繊維(B1)(本明細書中、「未改質コットン繊維」ともいう。)、又は未改質コットン繊維(B1)と未改質再生セルロース繊維(B2)の混紡であることが好ましい。混紡割合は、混紡紡績糸100質量%に対して、改質再生セルロース繊維(A)5~20質量%、未改質コットン繊維(B1)80~95質量%、若しくは、改質再生セルロース繊維(A)5~20質量%,未改質コットン繊維(B1)は50~85質量%、未改質再生セルロース繊維(B2)は10~30質量%が好ましい。前記の範囲であればより好適な清涼性を発現できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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