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公開番号2025116560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011049
出願日2024-01-29
発明の名称高所作業車
出願人株式会社アイチコーポレーション
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B66F 9/06 20060101AFI20250801BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】サブブーム装置を格納したときの車高を低く抑えることともに、安全かつ容易にサブブーム装置を格納することができる高所作業車を提供する。
【解決手段】車体2に少なくとも起伏動可能に設けられたブーム7と、ブーム7の先端部に上下方向に揺動自在に設けられブーム7の起伏角度に拘わらず垂直状態に保持される垂直ポスト11と、垂直ポスト11の上部に設けられたサブブーム装置20とを備える高所作業車1であって、サブブーム装置20は、棒状のサブブーム部材21と、サブブーム部材21を起伏動させる起伏動装置30とを備え、起伏動装置30は、サブブーム部材21を、垂直を越えて反対側へ回動させることによってサブブーム装置を格納する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体に少なくとも起伏動可能に設けられたブームと、前記ブームの先端部に上下方向に揺動自在に設けられ前記ブームの起伏角度に拘わらず垂直状態に保持される垂直ポストと、前記垂直ポストの上部に設けられたサブブーム装置とを備える高所作業車であって、
前記サブブーム装置は、
棒状のサブブーム部材と、
前記サブブーム部材を起伏動させる起伏動装置とを備え、
前記起伏動装置は、前記サブブーム部材を、垂直を越えて反対側へ回動させることによって前記サブブーム装置を格納することを特徴する高所作業車。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記起伏動装置は、
前記垂直ポストの上部に設けられた台座と、
前記台座の上部において、略水平に倒伏した位置と略垂直に起仰した位置との間で第2の軸支点を中心に回動可能に軸支された起伏ブラケットと、
前記起伏ブラケットの上部において、前記起伏ブラケットに対して略平行に倒伏した位置と、略垂直に起仰した位置との間で第1の軸支点を中心に回動可能に軸支された格納ブラケットと、
前記格納ブラケットに取り付けられ、前記サブブーム部材をスライド可能に保持するサブブームホルダと、により構成され、
前記起伏ブラケットが略水平に倒伏し、かつ、前記格納ブラケットが前記起伏ブラケットに対して略平行に倒伏したときに、前記サブブームホルダに保持された前記サブブーム部材が略水平となる第1の状態になり、
前記起伏ブラケットが略垂直に起仰し、かつ、前記格納ブラケットが前記起伏ブラケットに対して略平行に倒伏したときに、前記サブブームホルダに保持された前記サブブーム部材が略垂直となる第2の状態になり、
前記サブブーム部材が前記第2の状態になっているときに、前記サブブーム部材が前記第1の軸支点と前記第2の軸支点との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
【請求項3】
前記起伏ブラケットが略垂直に起仰し、かつ、前記格納ブラケットが前記起伏ブラケットに対して略垂直に起仰したときに、前記サブブームホルダに保持された前記サブブーム部材が前記第1の状態のときの位置に対して反転した位置となる第3の状態になり、
前記サブブーム部材が前記第3の状態になったときに、前記第1の軸支点の位置が前記第2の軸支点よりも低い位置になることを特徴とする請求項2に記載の高所作業車。
【請求項4】
前記起伏動装置を旋回させる旋回動装置を備え、
前記旋回動装置は、平面視において前記サブブーム部材が前記ブーム上に重なる位置まで前記起伏動装置を旋回動させることによって前記サブブーム装置を格納することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の高所作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体上に設けられたブームの先端部に作業台とともにサブブーム装置を備える高所作業車に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ブームの先端部に作業台とともにサブブーム装置が備えられた高所作業車において、一般道路を走行する際にトンネルや高架下などを安全に通過するために、車高ができるだけ低くなるようなサブブーム装置の格納方法について数々の提案が行われてきた。例えば、特許文献1に記載された高所作業車では、サブブーム装置を格納する場合、まず起伏部材を作動させてサブブーム支持部材をサブブーム部材もろとも斜め上方へ起こす。次に、斜め上方に傾いているサブブーム支持部材に対してサブブーム部材を後方へスライドさせて、サブブーム部材の先端部がサブブーム支持部材の近傍となる位置でサブブーム部材をサブブーム支持部材に固定する。これにより、サブブーム部材の先端部以外の部分は、サブブーム支持部材から斜め下方へ突出することになる。この状態で、サブブーム支持部材を起伏部材に対して後方へスライドさせてからピンで固定することで、サブブーム支持部材およびサブブーム部材をさらに斜め下方へ移動させることができる。このようにして、サブブーム装置を作業台の高さよりも低い位置でサブブーム装置を格納している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-280916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された高所作業車においては、サブブーム部材とサブブーム取付部材とをスライドさせるために、各々サブブーム装置に設けられたウインチを作動させる必要がある。このため、サブブーム装置を格納する場合は、まずウインチを使ってサブブーム部材を後方へスライドさせて、所定の位置でサブブーム部材を固定し、次にウインチのフックを掛け替えてから、ウインチを使ってサブブーム取付部材を後方へスライドさせるといった作業を行う必要があり、サブブーム装置の格納作業が煩雑になっていた。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、サブブーム装置を格納したときの車高を低く抑えるともに、安全かつ容易にサブブーム装置を格納することができる高所作業車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る高所作業車は、車体に少なくとも起伏動可能に設けられたブームと、前記ブームの先端部に上下方向に揺動自在に設けられ前記ブームの起伏角度に拘わらず垂直状態に保持される垂直ポストと、前記垂直ポストの上部に設けられたサブブーム装置とを備える高所作業車であって、前記サブブーム装置は、長尺棒状のサブブーム部材と、前記サブブーム部材を起伏動させる起伏動装置とを備え、前記起伏動装置は、前記サブブーム部材を、垂直を越えて反対側へ回動させることによって前記サブブーム装置を格納する。
【0007】
また、上記構成の高所作業車において、前記起伏動装置は、前記垂直ポストの上部に設けられた台座と、前記台座の上部において、略水平に倒伏した位置と略垂直に起仰した位置との間で第2の軸支点を中心に回動可能に軸支された起伏ブラケットと、前記起伏ブラ
ケットの上部において、前記起伏ブラケットに対して略平行に倒伏した位置と略垂直に起仰した位置との間で第1の軸支点を中心に回動可能に軸支された格納ブラケットと、前記格納ブラケットに取り付けられ、前記サブブーム部材をスライド可能に保持するサブブームホルダと、により構成され、前記起伏ブラケットが略水平に倒伏し、かつ、前記格納ブラケットが前記起伏ブラケットに対して略平行に倒伏したときに、前記サブブームホルダに保持された前記サブブーム部材が略水平となる第1の状態になり、前記起伏ブラケットが略垂直に起仰し、かつ、前記格納ブラケットが前記起伏ブラケットに対して略平行に倒伏したときに、前記サブブームホルダに保持された前記サブブーム部材が略垂直となる第2の状態になり、前記サブブーム部材が前記第2の状態になっているときに、前記サブブーム部材が前記第1の軸支点と前記第2の軸支点との間に配置されることが好ましい。
【0008】
また、上記構成の高所作業車において、前記起伏ブラケットが略垂直に起仰し、かつ、前記格納ブラケットが前記起伏ブラケットに対して略垂直に起仰したときに、前記サブブームホルダに保持された前記サブブーム部材が前記第1の状態のときの位置に対して反転した位置となる第3の状態になり、前記サブブーム部材が前記第3の状態になったときに、前記第1の軸支点の位置が前記第2の軸支点よりも低い位置になることが好ましい。
【0009】
また、上記いずれかの構成の高所作業車において、前記起伏動装置を旋回動させる旋回動装置を備え、前記旋回動装置は、平面視において前記サブブーム部材が前記ブーム上に重なる位置まで前記起伏動装置を旋回動させることによって前記サブブーム装置を格納することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る高所作業車によれば、サブブーム部材を起伏動させる起伏動装置によってサブブーム部材を、垂直を越えてさらに反対側へ回動させることでサブブーム装置を格納する。これにより、サブブーム部材の回動のみによりサブブーム装置を格納することができるので、サブブーム装置を格納したときの車高を低く抑えるともに、安全かつ容易にサブブーム装置を格納することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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