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公開番号
2025116852
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2025012862
出願日
2025-01-29
発明の名称
スラブ式軌道用樹脂組成物
出願人
中国塗料株式会社
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
C04B
26/16 20060101AFI20250801BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】高いヤング率を有しながらも、易破壊性に優れ、スラブ式軌道に好適に用いることができる硬化体を形成可能なスラブ式軌道用樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】重量平均分子量(Mw)が2,700~8,000であるウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A)と、ラジカル重合性モノマー(B)と、無機充填剤(C)と、硬化剤(D)とを含有する、スラブ式軌道用樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重量平均分子量(Mw)が2,700~8,000であるウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A)と、ラジカル重合性モノマー(B)と、無機充填剤(C)と、硬化剤(D)とを含有する、スラブ式軌道用樹脂組成物。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記ラジカル重合性モノマー(B)が、多官能の(メタ)アクリレートモノマーを含む、請求項1に記載のスラブ式軌道用樹脂組成物。
【請求項3】
前記無機充填剤(C)が、炭酸カルシウム、セメントおよびシリカから選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載のスラブ式軌道用樹脂組成物。
【請求項4】
下記要件(1)を満たす、請求項1~3のいずれか1項に記載のスラブ式軌道用樹脂組成物。
要件(1):前記スラブ式軌道用樹脂組成物の硬化体のヤング率が、850~3,000N/mm
2
である
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はスラブ式軌道用樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
新幹線などの軌道構造としてスラブ式軌道がある。該スラブ式軌道では、軌道として、コンクリート等で構築した高架構造物や地下構造物、橋梁などを路盤(以下、これらの構造物を「路盤側構造物」ともいう。)とし、この路盤側構造物と軌道スラブとの隙間にセメントアスファルトモルタル(以下「CAモルタル」ともいう。)からなる充填層が設けられている。
【0003】
このようなスラブ式軌道は、具体的には、図1に示すように、路盤側構造物20の上面に、充填層22を介して軌道スラブ24が設けられ、さらに軌道スラブ24の上面には、一対の軌道レール30,30が配設されている。なお、軌道スラブ24は両端部に切欠き部26,26を備え、路盤側構造物20上に所定間隔置きに設けられた突起部28と、軌道スラブ24の切欠き部26とが位置合わせされている。
【0004】
充填層22は、例えば、軌道スラブ24を路盤側構造物20上の所定位置に持ち上げておき、この軌道スラブ24と路盤側構造物20との間に生じた空隙内に、軌道スラブ24に予め形成しておいた充填孔(図示せず)などを介して充填材であるCAモルタルを充填し、これを硬化させることで形成されている。
また、充填層22は、軌道スラブ24を路盤側構造物20上の所定位置に持ち上げておき、この軌道スラブ24と路盤側構造物20との間に生じた隙間内に、予めCAモルタルを注入した不織布などの袋体を配置させ、隙間内で固化させることにより形成される場合もある。
【0005】
CAモルタルは、ポーラスな構造であるため凍害により劣化しやすく、脆質である。この劣化の進行は酷寒冷地では顕著であり、中には、充填層の劣化幅(補修の際に削り取られる充填層の端部からの長さ)がレール直下付近まで進行することもある。
【0006】
この劣化を補修する手段として、CAモルタルの劣化部分を取り除き、その空間に有機系材料をてん充し補修する方法がある。有機系材料が補修材料として採用される理由の一つとして、CAモルタルと比較して緻密な構造を形成し、水などが浸入しにくいことが挙げられる。
【0007】
前記スラブ式軌道用の有機系材料としては、例えば、特許文献1および2に記載の材料が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平11-256504号公報
特開2018-44431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、前記特許文献1などに記載の従来の一般的な有機系材料を用いて充填層を補修した場合、特に、該補修した充填層がレール直下付近である場合には、補修箇所が列車の荷重を支持するのに適正な硬さ(ヤング率)を有していないことが分かった。このような適正な硬さ(ヤング率)を有していない充填層を有するスラブ式軌道は、列車通過時に発生するあおり等により、乗り心地等に不具合が生じるおそれがあるという問題点があった。
【0010】
また、有機系材料を用いて補修された充填層も劣化することがあり、このように劣化した場合や、土地の隆起・沈降や地震などにより、有機系材料を用いて補修された充填層が所定の目的を達成できなくなった場合には、該充填層を、電動工具等を用いて破壊して除去し、新たに充填層を形成する必要が生じることがある。このような充填層の破壊が必要な場合、前記特許文献2に記載などの従来の有機系材料から形成された充填層は、強靭で容易に破壊することができないため、補修作業のボトルネックとなっている。このため、前記特許文献2に記載などの従来の有機系材料から形成された充填層には、電気工具等による除去性能(易破壊性)の点でさらなる改善の余地があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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