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公開番号
2025116924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011456
出願日
2024-01-30
発明の名称
襟元スペーサーを備える空冷衣服
出願人
原田産業株式会社
,
株式会社クロス
代理人
個人
主分類
A41D
13/002 20060101AFI20250804BHJP(衣類)
要約
【課題】襟元後部の近傍に襟元スペーサーを配置して、内部の空気を効率よく排出する、襟元スペーサーを備える空冷衣服を提供する。
【解決手段】 襟元スペーサーは、弾性を有する幅の狭い帯状の薄板が横長の略筒状に形成されたものであり、襟元スペーサーは、略筒状の開口部が上下の方向を向くように、左右方向に横長になるように、空冷衣服の後部の襟の下部に取付けられて、襟元スペーサーにより空冷衣服の後部の襟近傍の部分と使用者の身体の間を離間させて空間を設け、ファンによって内部に送風され内部を流通した空気を集め、主に後部の襟元から外部に排出されるようにしたので、内部の空気を効率よく排出することができるものとなった。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
襟元からの風通しをするための襟元スペーサーを備える空冷衣服であって、
前記空冷衣服は、外気を取り込んで内部に送風するファンを取付けるためのファン取付け部を有し、
前記襟元スペーサーは、弾性を有する幅の狭い帯状の薄板が横長の略筒状に形成されたものであり、
前記襟元スペーサーは、略筒状の開口部が上下の方向を向くように、左右方向に横長になるように、前記空冷衣服の後部の襟の下部に取付けられ、
前記襟元スペーサーにより前記空冷衣服の後部の襟近傍の部分と使用者の身体の間を離間させて空間を設け、前記ファンによって内部に送風され内部を流通している空気を集め、主に後部の襟元から外部に排出されるように構成されている
ことを特徴とする襟元スペーサーを備える空冷衣服。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記襟元スペーサーは、所定長さの前記帯状の薄板の両端を係止または固定して略筒状に形成されたものであるか、もしくは一体に形成されたものである
ことを特徴とする請求項1記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項3】
前記帯状の薄板は弾性を有する樹脂板またはゴム板から形成されている
ことを特徴とする請求項2記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項4】
前記襟元スペーサーの少なくとも使用者の身体方向の面は、カバー部材によりカバーされている
ことを特徴とする請求項3記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項5】
前記襟元スペーサーの左右の部分にはそれぞれ屈曲部を有し、上から見たとき略紡錘形の形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至4記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項6】
前記襟元スペーサーを上から見たとき略長円または多角形の形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至4記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項7】
前記空冷衣服の襟の下部には前記襟元スペーサーを取付けるための襟元スペーサー取付け部を備える
ことを特徴とする請求項1乃至4記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項8】
前記襟元スペーサー取付け部は、前記空冷衣服に横長の矩形形状の布の上下を固定し、左右を解放した形のものであって、前記襟元スペーサーを中に通して前記襟元スペーサーを保持するよう構成されている
ことを特徴とする請求項7記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項9】
前記襟元スペーサー取付け部は面ファスナーから構成され、前記襟元スペーサーの有する面ファスナーと係合して、前記襟元スペーサーを保持するよう構成されている
ことを特徴とする請求項7記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
【請求項10】
前記衣服の襟元スペーサー係止部の上部の襟元には、風を通すための後方に突出する凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至4記載の襟元スペーサーを備える空冷衣服。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は襟元スペーサーを備える空冷衣服に関する。より詳細には、襟元後部の近傍に襟元スペーサーを配置して内部の空気を排出する襟元スペーサーを備える空冷衣服に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ファンによって取り込まれた空気を、後部の襟元から排出するようにした空冷衣服が求められている。
【0003】
このような衣服として、特許文献1にて開示された空調衣服がある。この空調衣服は、フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服の外側に装着した際にも、空調衣服の内側に空間を確保することができるようにしたものであり、空調衣服の内側に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーを、着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路とを備えたものである。そして、この空調衣服用スペーサーを、空調衣服の内側における着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添った箇所に配することにより、フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服の外側に装着した際にも、空調衣服の内側に空間を確保することができるようにしたものである。
【0004】
すなわち、特許文献1の図1に示されるように、着用者の腰よりも上の部分から首元に添って配された空調衣服用スペーサーにより空調衣服の内側に空間を確保して、ファンによって取り込まれた空気が後部の襟元から排出されるように構成したものである。そして、この空調衣服用スペーサーはフルハーネス型墜落制止用器具を装着しない場合にも有用である。これは例えば、着用者が背中を丸めた姿勢を取ると、空調衣服の背中がつっぱって、着用者の背中側に押し付けられた状態となり、着用者の腰付近から首元へ空気が流れにくくなる場合等も想定されるところ、この空調衣服用スペーサーを使用すれば、そのような場合にも空気の流路を確保することができるからである。
【0005】
また、このような衣服として、特許文献2にて開示された冷却衣服がある。この冷却衣服は、肩部分に冷却風排出機構を有し、冷却風排出機構は、係合部が設けられ、一端が裏地に固定されたバンド部と、裏地に固定された取付け部とを有し、係合部と取付け部とを係合し、バンド部の固定位置から取付け部の固定位置までの直線の長さを、バンド部の固定位置から前記取付け部の固定位置までの裏地に沿った長さよりも短くするとともに、前記裏地を弛ませることで、前記冷却風排出路を形成したものである。そのため、冷却風は、冷却風排出路を介して外側に円滑に排出されるため、冷却衣服の内側に冷却風が滞留することがなくなり、モーターへの負担が軽減されるというものである。
【0006】
そして、この冷却衣服はハーネスにも対応可能に構成されていて、特許文献2の図6および図7に示されるように、背面には収納片に収納された取出し筒部を有している。すなわち、矩形状の収納片という開口する部分を有していて、面ファスナーを剥がして収納片を開け、中から取出し筒部を引き出し、この筒状部に命綱を挿入してハーネスと接続するよう構成されている。
【0007】
また、このような衣服として、特許文献3にて開示された空調服がある。この空調服は空気排出口調整機構を有し、この空気排出口調整機構は、調整ベルトと、二つの貫通孔とを備える。調整ベルトは、帯状部材の一方の端部に設けられた留め具を有し、帯状部材の他方の端部が空調服の服地の内表面であって襟後部の所定位置に取付けられる。二つの貫通孔は、調整ベルトが取付けられた位置とは異なる襟後部の所定位置に形成される。帯状部材の上記他方の端部から留め具までの調整ベルトの長さL2は、調整ベルトが取付けられた位置から各貫通孔までの空調服の服地に沿った距離L1a、L1bよりも短いというものである。
【0008】
そして、送風手段により空調服内に取り込まれた外気は、空気流通路内を人体と平行に上方に流通し、空気排出部から排出される。ここで、空気排出部としては、空調服の襟前部と人体の首前部との間の開口部、空調服の襟後部と人体の首後部との間の開口部、そして、空調服の袖部と人体の腕部との間の開口部がある。これらの開口部のうち、襟後部と首後部との間の開口部は、他の開口部と異なり、明確に形成され、しかも、空気の排出量が最も多いという点で他の開口部に比べて重要なものとなっている。
この空気排出口調整機構は、空調服の襟後部と人体の首後部との間に形成される空気排出口の開口度を簡単に調整することができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2022―19504号公報
特許第6233674号公報
特許第6158675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、空調衣服用スペーサーがフルハーネス型墜落制止用器具を装着しない場合にも有用であるとの記載があるものの、空調衣服用スペーサーを付けたままでは、実際には不都合が生じる。すなわち、空調衣服用スペーサーはしっかりとした構造体であり、また形も大きく、着用者の背中の部分が大きく膨出する。そして、着用者が作業現場や工事現場を移動しているときに、膨出した背中の部分が不用意に大きな機械や柱等の固定されたものに当たってしまったとき、着用者が不安定な状態となる可能性が生じる。それゆえ、フルハーネス型墜落制止用器具を装着していないときに空調衣服用スペーサーを使用するのは、難しいという不都合があった。
(【0011】以降は省略されています)
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