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公開番号2025117371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012170
出願日2024-01-30
発明の名称金属印刷用発泡インキ組成物、金属印刷物の製造方法および金属印刷物
出願人artience株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類C09D 11/02 20140101AFI20250804BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】金属印刷媒体上の所望の位置に、凹凸による優れたマット感を付与することができ、ミスティングや、印刷時の版残りやブランケット残りを生じにくい、金属印刷用発泡インキ組成物、金属印刷物の製造方法および金属印刷物を提供する。
【解決手段】樹脂と、溶剤と、顔料と、体質顔料と、熱膨張性マイクロカプセルとを含み、体質顔料は、タルクとシリカとを含む、金属印刷用発泡インキ組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂と、溶剤と、顔料と、体質顔料と、熱膨張性マイクロカプセルとを含み、
前記体質顔料は、タルクとシリカとを含む、金属印刷用発泡インキ組成物。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記タルクと前記シリカとの質量比は、50/50~90/10である、請求項1記載の金属印刷用発泡インキ組成物。
【請求項3】
前記溶剤は、親水性溶剤と疎水性溶剤とを含む、請求項1または2記載の金属印刷用発泡インキ組成物。
【請求項4】
前記熱膨張性マイクロカプセルの含有量は、0.5~4.5質量%である、請求項1または2記載の金属印刷用発泡インキ組成物。
【請求項5】
前記樹脂は、アルキッド樹脂である、請求項1または2記載の金属印刷用発泡インキ組成物。
【請求項6】
金属印刷媒体上に、請求項1または2記載の金属印刷用発泡インキ組成物を印刷する、インキ層形成工程と、前記インキ層上に、オーバープリント層を形成する、オーバープリント層形成工程と、前記インキ層および前記オーバープリント層を加熱して、前記インキ層および前記オーバープリント層を、同時に熱硬化する、熱硬化工程と、を含み、前記熱硬化工程は、前記熱膨張性マイクロカプセルを熱により発泡させ、その後、破泡させる、加熱工程と、破泡した前記熱膨張性マイクロカプセルを含む前記インキ層と、前記オーバープリント層とを熱硬化させて、凸部を形成する、凸部形成工程と、を含む、金属印刷物の製造方法。
【請求項7】
金属印刷媒体と、前記金属印刷媒体上に形成され、請求項1または2記載の金属印刷用発泡インキ組成物が印刷されたインキ層と、前記インキ層上に形成されたオーバープリント層とを備え、発泡後に破泡した前記熱膨張性マイクロカプセルによって形成された凸部を有する、金属印刷物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属印刷用発泡インキ組成物、金属印刷物の製造方法および金属印刷物に関する。より詳細には、本発明は、金属印刷媒体上の所望の位置に、凹凸による優れたマット感を付与することができ、ミスティングや、印刷時の版残りやブランケット残りを生じにくい、金属印刷用発泡インキ組成物、金属印刷物の製造方法および金属印刷物に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、飲料缶などの金属印刷媒体の表面に、微細な凹凸を設けて加飾する方法が開発されている。たとえば、艶消し剤を含むマットオーバープリント用ワニスを使用する方法がある。しかしながら、このような方法は、金属印刷媒体の全面を加飾することは可能であるが、金属印刷媒体の一部のみに対しては加飾することができない。そこで、加熱することで膨張する熱膨張性マイクロカプセル(発泡剤)を含むインキ組成物が開発されている(たとえば特許文献1)。特許文献1には、熱膨張性微小中空体フィラーを含む2ピース缶印刷用発泡マットインキが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-279852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のマットインキは、高速印刷時にミスティングを生じやすい。また、特許文献1に記載のマットインキは、高速印刷時に版残りやブランケット残りを生じやすい。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、金属印刷媒体上の所望の位置に、凹凸による優れたマット感を付与することができ、ミスティングや、印刷時の版残りやブランケット残りを生じにくい、金属印刷用発泡インキ組成物、金属印刷物の製造方法および金属印刷物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の金属印刷用発泡インキ組成物、金属印刷物の製造方法および金属印刷物には、以下の構成が主に含まれる。
【0007】
(1)樹脂と、溶剤と、顔料と、体質顔料と、熱膨張性マイクロカプセルとを含み、前記体質顔料は、タルクとシリカとを含む、金属印刷用発泡インキ組成物。
【0008】
このような構成によれば、金属印刷用発泡インキ組成物は、金属印刷媒体上の所望の位置に、凹凸による優れたマット感を付与することができる。また、金属印刷用発泡インキ組成物は、ミスティングや、印刷時の版残りやブランケット残りを生じにくい。
【0009】
(2)前記タルクと前記シリカとの質量比は、50/50~90/10である、(1)記載の金属印刷用発泡インキ組成物。
【0010】
このような構成によれば、金属印刷用発泡インキ組成物は、ミスティングを、より生じにくい。
(【0011】以降は省略されています)

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