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公開番号2025117661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012509
出願日2024-01-31
発明の名称洗浄剤組成物
出願人東邦化学工業株式会社
代理人
主分類A61K 8/46 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】毛髪や皮膚に良好な使用感と感触を付与する効果に優れ、シャンプー洗浄及びすすぎ時の良好な使用感、並びにコンディショナー使用後の良好な感触の付与とコンディショニング成分の吸着量の向上に優れる洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】疎水性モノマーを1～30質量%、親水性モノマーを1～80質量%及び一般式(3)で表されるカチオンモノマーを1～80質量%及び架橋性モノマーを0.01～1質量%の割合で共重合してなるポリマーと(B)アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上とを含むことを特徴とする洗浄剤組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）下記一般式（１）
TIFF
2025117661000009.tif
55
106
（式中、Ｒ
１
は水素原子またはメチル基、Ｒ
２
は炭素数１～１２のアルキル基を示す。）で表される疎水性モノマーを１～３０質量％
及び一般式（２）
TIFF
2025117661000010.tif
55
136
（式中、Ｒ
３
は水素原子またはメチル基、ｎは１～２００の数、Ｒ
４
は水素原子またはメチル基を示す。）で表される親水性モノマーを１～８０質量％
及び一般式（３）
TIFF
2025117661000011.tif
55
140
（式中、Ｒ
５
は水素原子またはメチル基、Ｒ
６
は炭素数１～４のアルキレン基、Ｒ
７
は炭素数１～４のアルキル基、Ｘはハロゲン原子又は有機アニオンを示す。）で表されるカチオンモノマーを１～８０質量％
及び一般式（４）
TIFF
2025117661000012.tif
37
132
（式中、Ｒ
８
とＲ
９
水素原子またはメチル基、ｍは０～２の数を示す。）で表される架橋性モノマーを０．０１～１質量％の割合で共重合してなるポリマーと
（Ｂ）アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる１種又は２種以上と
を含むことを特徴とする洗浄剤組成物。
続きを表示（約 490 文字）【請求項２】
更に前記（Ａ）以外のカチオン性高分子（Ｃ）を含有してなる請求項１に記載の洗浄剤組成物。
【請求項３】
前記（Ｃ）成分が、塩化Ｏ－［２－ヒドロキシ－３－（トリメチルアンモニオ）プロピル］ヒドロキシエチルセルロース、塩化Ｏ－［２－ヒドロキシ－３－（トリメチルアンモニオ）プロピル］グァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、及びアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体から選ばれる１種又は２種以上である請求項２に記載の洗浄剤組成物。
【請求項４】
洗浄剤組成物中に、前記（Ａ）成分を０．０１～５質量％、（Ｂ）成分を１～４０質量％、（Ｃ）成分を０．０１～３質量％含有してなる請求項２又は３に記載の洗浄剤組成物。
【請求項５】
更に、（Ｄ）アルコール類を含有してなる請求項１又は２に記載の洗浄剤組成物。
【請求項６】
前記（Ｄ）成分が、フェノキシエタノール、低級アルコール、多価アルコールから選ばれる１種又は２種以上である請求項５に記載の洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗浄剤組成物に関し、更に詳しくは、毛髪や皮膚に良好な使用感と感触を付与する効果に優れ、特にダメージ毛に対するシャンプー洗浄時（泡立ち、泡質）～すすぎ時（指通り性）の良好な使用感、及びコンディショナー使用後（乾燥後）の良好な感触（滑り感、櫛通り性）の付与とコンディショニング成分の吸着量（シリコーン吸着量）の向上に優れる洗浄剤組成物に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、シャンプー、ボディシャンプー等の洗浄剤組成物には、洗浄性、起泡性に優れるアニオン界面活性剤を主成分とする各種洗浄成分が配合されているが、これらを用いて洗浄すると、洗浄時の泡立ちは良いものの、泡質がクリーミーでない場合や洗浄後の感触も皮膚や毛髪を必要以上に脱脂してしまい悪くなる場合もある。
【０００３】
そこで、洗浄時の泡質や洗浄後の感触を改良する目的で各種高分子の配合が検討されており、例えば、特許文献１には、ジアルキルジアリルアンモニウム塩のコポリマーとカチオン化セルロースを配合した洗浄性とコンディショニング効果に優れた洗浄剤組成物、特許文献２には、両性ポリマーとカチオン性ポリマーを配合した洗浄性とコンディショニング効果に優れた組成物が提案されているが、これらの提案では、使用時の泡立ち、泡改質及び感触、使用後の感触で満足のいくものではなかった。また、上記カチオンポリマーを含む洗浄剤をシャンプーとして使用後、コンディショナーを使用した際に、コンディショニング成分が毛髪との親和性が低く、十分なコンディショニング効果が得られない問題があった。
【０００４】
更に、特許文献３、４にはカチオン性ポリマーとシリコーン化合物を配合するコンディショニング性の高い洗浄剤組成物も提案されているが、使用時の泡立ち、泡改質、使用後の感触で満足のいくものではなく、洗浄剤組成物に配合される水溶性シリコーン化合物は水溶性であるがために、すすぎによってその多くが流されてしまい、特に紫外線、ブロー、ブラッシング、洗髪、カラーリング等により傷んだ毛髪に対してはコンディショニング効果が十分でなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開平１－１２８９１４号公報
特表２００２－５３２５３２号公報
特開平７－２７７９３１号公報
特開平７－０６１９１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、毛髪や皮膚に良好な使用感と感触を付与する効果に優れ、特にダメージ毛に対するシャンプー洗浄時（泡立ち、泡質）～すすぎ時（指通り性）の良好な使用感、及びコンディショナー使用後（乾燥後）の良好な感触（滑り感、櫛通り性）の付与とコンディショニング成分（シリコーン）の吸着量の向上に優れる洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明者らは上記問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、
（Ａ）下記一般式（１）
TIFF
2025117661000001.tif
55
106
（式中、Ｒ
１
は水素原子またはメチル基、Ｒ
２
は炭素数１～１２のアルキル基を示す。）で表される疎水性モノマーを１～３０質量％
及び一般式（２）
TIFF
2025117661000002.tif
55
136
（式中、Ｒ
３
は水素原子またはメチル基、ｎは１～２００の数、Ｒ
４
は水素原子またはメチル基を示す。）で表される親水性モノマーを１～８０質量％
及び一般式（３）
TIFF
2025117661000003.tif
55
140
（式中、Ｒ
５
は水素原子またはメチル基、Ｒ
６
は炭素数１～４のアルキレン基、Ｒ
７
は炭素数１～４のアルキル基、Ｘはハロゲン原子又は有機アニオンを示す。）で表されるカチオンモノマーを１～８０質量％
及び一般式（４）
TIFF
2025117661000004.tif
37
132
（式中、Ｒ
８
とＲ
９
水素原子またはメチル基、ｍは０～２の数を示す。）で表される架橋性モノマーを０．０１～１質量％の割合で共重合してなるポリマーと、（Ｂ）アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる１種又は２種以上を含むことを含有してなる洗浄剤組成物が、毛髪や皮膚に良好な使用感と感触を付与に優れ、特に毛髪に対するシャンプー洗浄時の泡立ち及び泡質、すすぎ時の指通り性が良好であり、コンディショナー使用後の滑り感及び櫛通り性とコンディショニング成分の吸着量向上に優れることを見出し、本発明を完成させた。
【０００８】
また、本発明は、前記（Ａ）成分を０．０１～５質量％、（Ｂ）成分を１～３０質量％含有してなる洗浄剤組成物を提供する。
【０００９】
また、前記（Ａ）以外のカチオン性高分子（Ｃ）を含有してなる洗浄剤組成物を提供する。
【００１０】
また、本発明は、前記（Ａ）成分を０．０１～５質量％、（Ｂ）成分を１～３０質量％、（Ｃ）成分を０．０１～３質量％含有してなる洗浄剤組成物を提供する。
（【００１１】以降は省略されています）

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