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公開番号2025117788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012698
出願日2024-01-31
発明の名称シート検出装置、シート検出装置の制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B65H 7/02 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】透明シートを検出するためのハード構成を追加せずに、透明シートの紙幅を検知する。
【課題を解決するための手段】本発明の一実施形態は、シートを第1搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記シートを読み取る読取手段と、前記搬送手段と、前記読取手段と、を制御する制御手段と、を有するシート検出装置であって、前記搬送手段は、複数のローラーとして、前記第1搬送方向において前記読取手段より上流かつ前記読取手段と最も近くに位置する第1ローラーと、前記読取手段より下流かつ前記読取手段と最も近くに位置する第2ローラーとを含み、前記制御手段は、前記読取手段で前記シートを読み取る前に、前記第1ローラーの位置における前記シートの第1搬送速度と、前記第2ローラーの位置における前記シートの第2搬送速度とを異ならせるように、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの回転制御を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートを所定の第1搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートを読み取る読取手段と、
少なくとも、前記搬送手段と、前記読取手段と、を制御する制御手段と、
を有するシート検出装置であって、
前記搬送手段は、複数のローラーを含み、
前記複数のローラーは、前記第1搬送方向において前記読取手段より上流かつ前記読取手段と最も近くに位置する第1ローラーと、前記読取手段より下流かつ前記読取手段と最も近くに位置する第2ローラーとを含み、
前記制御手段は、前記読取手段で前記シートを読み取る前に、前記第1ローラーの位置における前記シートの第1搬送速度と、前記第2ローラーの位置における前記シートの第2搬送速度とを異ならせるように、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの回転制御を実行する、
ことを特徴とするシート検出装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記シートは、透明シート又は非透明シートである、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート検出装置。
【請求項3】
前記シートが透明シートの場合に、前記制御手段は、前記回転制御を実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート検出装置。
【請求項4】
前記複数のローラーの夫々は、同一の形状を有し、
前記制御手段の前記回転制御により、前記第1ローラーに対する第1回転速度が、前記第2ローラーに対する第2回転速度と比べて速くなる、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート検出装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記回転制御として、前記第1回転速度を維持しつつ前記第2回転速度を減速する、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート検出装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記回転制御として、前記第2回転速度を維持しつつ前記第1回転速度を加速する、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート検出装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記回転制御として、前記第2回転速度を停止する、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート検出装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記回転制御を実行した後、所定時間待機する、
ことを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載のシート検出装置。
【請求項9】
前記制御手段が所定時間待機することにより、前記シートが湾曲する、
ことを特徴とする請求項8に記載のシート検出装置。
【請求項10】
前記シートが搬送される搬送経路を更に有し、
前記読取手段は、前記搬送経路をたどって搬送され、前記読取手段の下の前記シートを読み取る、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のシート検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シート検出装置、シート検出装置の制御方法及びプログラムに関し、詳しくは、記録装置においてシートの端部を検出し、紙幅を検知する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像をシートに記録する画像記録装置においては、搬送経路上でシートを搬送しつつシート上に画像記録する構成が採用されている。シートは、広く用いられている普通紙の他、様々な用途を満たすために多くの種類が用いられており、その1つとして透明シートの需要がある。また、画像記録装置において、記録可能な範囲はシートのサイズによって異なるため、記録前にシートのサイズを特定する必要がある。
【0003】
画像記録装置の搬送経路上にあるシートは、通常はフラットな状態となっている。従って、透明シートに記録するにあたって、透明シートを読取部で読み取る場合に、シート端部を検出しづらく、シートのサイズを精度良く特定できない。つまり、搬送経路上にある透明シートを読取部で読み取った場合、搬送経路を直接読み取ったとき(つまり透明シートがない状態)と結果が非常に近くなる。そのため、透明シートがある状態と、透明シートがない状態とを判別して、シート端部を検出することが難しく、シートのサイズを特定することが難しいという問題があった。
【0004】
この問題を解決するため、特許文献1では、搬送される透明シートの側端付近を照射するレーザー投光部と、受光部との間に偏光フィルターを配置している。偏光フィルターのみを透過した光の位相と、偏光フィルター及び透明シートの両方を透過した光の位相との差を利用して、透明シートの端部検出を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-337354
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、透明シートを検出するためのハード構成を追加しなければならず、コスト増となる。
【0007】
そこで本開示は、上記課題に鑑み、透明シートを検出するためのハード構成を追加することなく、透明シートの紙幅を検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態は、シートを所定の第1搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記シートを読み取る読取手段と、少なくとも、前記搬送手段と、前記読取手段と、を制御する制御手段と、を有するシート検出装置であって、前記搬送手段は、複数のローラーを含み、前記複数のローラーは、前記第1搬送方向において前記読取手段より上流かつ前記読取手段と最も近くに位置する第1ローラーと、前記読取手段より下流かつ前記読取手段と最も近くに位置する第2ローラーとを含み、前記制御手段は、前記読取手段で前記シートを読み取る前に、前記第1ローラーの位置における前記シートの第1搬送速度と、前記第2ローラーの位置における前記シートの第2搬送速度とを異ならせるように、前記第1ローラー及び前記第2ローラーの回転制御を実行する、ことを特徴とするシート検出装置である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、透明シートを検出するためのハード構成を追加することなく、透明シートの紙幅を検知することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
インクジェット記録装置100の概略構成を示す断面図
スキャナー装置106と、その周辺構成とを示す俯瞰図
スキャナー装置106と、その周辺構成とを示す正面図
インクジェット記録装置100における制御構成を示すブロック図
透明シート検出を含む一連の処理のフローチャート
透明シートの読み取り結果の例を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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