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公開番号2025118029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013084
出願日2024-01-31
発明の名称乗客コンベア
出願人東芝エレベータ株式会社
代理人弁理士法人蔦田特許事務所
主分類B66B 29/00 20060101AFI20250805BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】乗客の機械室への転落を防ぐことができる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】本発明の乗客コンベアは、トラスに沿って前後方向に移動する踏段と、踏段を移動させるモータと、モータを制御して乗客を搬送する通常運転を実行する制御装置と、トラスの乗降口に配された乗降板と、乗降板をトラスに固定する固定部120と、固定部120によって乗降板がトラスに固定されていることを検出する検出部70とを備え、制御装置は、固定部120によって、乗降板がトラスに固定されていることを検出すると通常運転を実行可能とし、乗降板がトラスに固定されていることを検出しない場合に通常運転の実行を禁止する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前後方向に延びるトラスと、
前記トラスに沿って前後方向に移動する踏段と、
前記踏段を移動させるモータと、
前記モータを制御して乗客を搬送する通常運転を実行する制御装置と、
前記トラスの乗降口に配された乗降板と、
前記乗降板を前記トラスに固定する固定部と、
前記固定部によって前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出する検出部とを備え、
前記制御装置は、前記固定部によって、前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出すると前記通常運転を実行可能とし、前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出しない場合に前記通常運転の実行を禁止する、乗客コンベア。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記固定部は前記乗降板と前記トラスとを連結するネジを備え、
前記検出部は、前記乗降板と前記トラスとを連結する前記ネジの先端部に押圧される作動部を備え、前記作動部が前記ネジの先端部に押圧されると前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出する、請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記固定部は前記乗降板と前記トラスとを連結するネジを備え、
前記検出部は、前記乗降板と前記トラスとを連結する前記ネジの先端部を検出する近接センサを備え、前記近接センサが前記ネジの先端を検出すると前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出する、請求項1に記載の乗客コンベア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアでは、トラスの乗降口に乗降板が設けられており、利用者は乗客コンベアに乗り降りする際にその乗降板の上を通過する。乗降板の下方には、乗客コンベアの駆動装置等を収納する機械室が設けられており、乗客コンベアの保守点検の際に乗降板をトラスから取り外すことになる。
【0003】
従来、乗客や保守員の安全のために、乗降板が機械室の天井面に設置されているか否かを検出する検出装置が設けられた乗客コンベアが提案されている。このような乗客コンベアでは、乗降板が機械室の天井面に設置されていることを検出装置が検出すると、搭乗した乗客を搬送する通常運転モードを実行し、乗降板が機械室の天井面に設置されていることを検出装置が検出しないと、通常運転モードの実行を禁止して保守運転モードを実行可能とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-65546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、乗降板が機械室の天井面に設置されているが、乗降板が正常にトラスに固定されていない場合、乗降板がトラスから外れ乗客が機械室へ転落するおそれがある。そこで、本発明は上記の事情に鑑み、乗客の機械室への転落を防ぐことができる乗客コンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る乗客コンベアは、前後方向に延びるトラスと、前記トラスに沿って前後方向に移動する踏段と、前記踏段を移動させるモータと、前記モータを制御して乗客を搬送する通常運転を実行する制御装置と、前記トラスの乗降口に配された乗降板と、前記乗降板を前記トラスに固定する固定部と、前記固定部によって前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出する検出部とを備え、前記制御装置は、前記固定部によって、前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出すると前記通常運転を実行可能とし、前記乗降板が前記トラスに固定されていることを検出しない場合に前記通常運転の実行を禁止するものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態を示すエスカレータの側面から見た説明図であり、上階から下階を見た場合に、左側の構造物を省略した図
上階側の乗降板の平面図
図2におけるA-A線断面図
図3の要部拡大図
エスカレータの制御構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアについて、図1~図5を参照して説明する。本実施形態では、乗客コンベアとして建屋1の上階と下階との間で乗客を搬送するエスカレータ10について説明する。
【0009】
以下の説明において、トラス12の長手方向を前後方向、幅方向を左右方向ということがある。また、前後方向や左右方向は上階から下階を見たときの方向を示し、下階側が前側、上階側が後側であるものとする。
【0010】
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の全体の構造について図1を参照して説明する。図1は、エスカレータ10を左側面から見た説明図である。但し、エスカレータ10の内部構造をわかりやすくするために、エスカレータ10の片側(左側)の部材の図示を省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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