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公開番号2025118119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013249
出願日2024-01-31
発明の名称鎮痛用組成物
出願人ロート製薬株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A61K 36/02 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】NSAIDsを代替し得る鎮痛用組成物を提供する。
【解決手段】鎮痛用組成物は、微細藻類を有効成分として含む。
【選択図】図3B
特許請求の範囲【請求項1】
微細藻類を有効成分として含む、鎮痛用組成物。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記微細藻類は、パブロバ属に分類される、請求項1に記載の鎮痛用組成物。
【請求項3】
抗痛覚過敏剤または抗異痛剤である、請求項1または請求項2に記載の鎮痛用組成物。
【請求項4】
関節痛に対する治療剤である、請求項1または請求項2に記載の鎮痛用組成物。
【請求項5】
c-FOS活性抑制剤である、請求項1または請求項2に記載の鎮痛用組成物。
【請求項6】
非ステロイド性抗炎症剤を含む、請求項1または請求項2に記載の鎮痛用組成物。
【請求項7】
生体に対する1日あたりの前記微細藻類の用量が5mg/kg以上300mg/kg以下とされ、経口投与されるように用いられる、請求項1または請求項2に記載の鎮痛用組成物。
【請求項8】
非ステロイド性抗炎症剤とともに用いられる、請求項7に記載の鎮痛用組成物。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載の鎮痛用組成物を含む、飲食品用素材。
【請求項10】
飲食品、経口医薬品、および動物飼料からなる群より選択される少なくとも1つに適用される、請求項9に記載の飲食品用素材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鎮痛用組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば特開2021-013313号公報(特許文献1)は、フコキサンチン、食物繊維、エイコサペンタエン酸、ガンマ(γ)-アミノ酪酸等を高濃度で含むパブロバ科の微細藻類を開示している。最近、微細藻類(たとえばクロレラ、ユーグレナ等)に含まれる栄養成分が注目され、これを健康食品、食品素材等に用いる取組みが進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-013313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非ステロイド性抗炎症剤(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs:NSAIDs)は、その消炎作用および鎮痛作用を期待して汎用される薬剤であるが、胃炎等の消化器に対する副作用、腎臓系、心血管系に様々な悪影響を及ぼす可能性があること等が懸念されている。このためNSAIDsを代替し、あるいはNSAIDsの投与量を減じて副作用等を抑えることが可能な新たな鎮痛用材料が切望されている。しかしながら、たとえば上記特許文献1において、パブロバ科の微細藻類等における消炎作用および鎮痛作用の有無については言及されていない。
【0005】
上記実情に鑑み、本発明の目的は、NSAIDsを代替し得る鎮痛用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討し、本発明に到達した。本発明者らは、パブロバ科の微細藻類、とりわけパブロバ属の微細藻類に注目し、これがNSAIDsを代替できる鎮痛作用等を有するかどうか検討を進めた。その結果、上記微細藻類において、熱性痛覚過敏を抑制する作用等を有することが少なくとも知見され、本発明が完成された。本発明は、以下に説明される鎮痛用組成物に係る。
【0007】
〔1〕 微細藻類を有効成分として含む、鎮痛用組成物。
〔2〕 前記微細藻類は、パブロバ属に分類される、〔1〕に記載の鎮痛用組成物。
〔3〕 抗痛覚過敏剤または抗異痛剤である、〔1〕または〔2〕に記載の鎮痛用組成物。
〔4〕 関節痛に対する治療剤である、〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の鎮痛用組成物。
〔5〕 c-FOS活性抑制剤である、〔1〕から〔4〕のいずれかに記載の鎮痛用組成物。
〔6〕 さらに非ステロイド性抗炎症剤を含む、〔1〕から〔5〕のいずれかに記載の鎮痛用組成物。
〔7〕 生体に対する1日あたりの前記微細藻類の用量が5mg/kg以上300mg/kg以下とされ、経口投与されるように用いられる、〔1〕から〔6〕のいずれかに記載の鎮痛用組成物。
〔8〕 非ステロイド性抗炎症剤とともに用いられる、〔7〕に記載の鎮痛用組成物。
〔9〕 〔1〕から〔8〕のいずれかに記載の鎮痛用組成物を含む、飲食品用素材。
〔10〕 飲食品、経口医薬品、および動物飼料からなる群より選択される少なくとも1つに適用される、〔9〕に記載の飲食品用素材。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、NSAIDsを代替し得る鎮痛用組成物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1Aは、関節炎モデルマウスに投与したDFCの量と、その抗痛覚過敏効果との関係を表す折れ線グラフである。
図1Bは、図1Aのグラフから、DFC投与直後から24時間後までの抗痛覚過敏効果に関する曲線下面積を算出し、これと用量との関係を表した棒グラフである。
図2Aは、関節炎モデルマウスに対し低用量DFCを単独で投与した場合と、低用量DFCとPavlovaとを併用で投与した場合における抗痛覚過敏効果を、比較して表す折れ線グラフである。
図2Bは、図2Aのグラフから、低用量DFC単独、または低用量DFCとPavlovaとの併用で投与した直後から24時間後までの抗痛覚過敏効果に関する曲線下面積を算出し、これらを比較して表した棒グラフである。
図3Aは、関節炎モデルマウスの脊髄におけるc-FOS陽性細胞の数の変化を調べることにより、Pavlovaの鎮痛作用の機序を評価した蛍光画像である。
図3Bは、図3Aの画像に基づく評価結果が表された棒グラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態(以下、「本実施形態」とも記す)が説明されるが、本発明はこれらに限定されるものではない。ここで本明細書において「A~B」という形式の表記は、範囲の上限下限(すなわちA以上B以下)を意味し、Aにおいて単位の記載がなく、Bにおいてのみ単位が記載されている場合、Aの単位とBの単位とは同じである。
(【0011】以降は省略されています)

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