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公開番号
2025118898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025082282,2023078474
出願日
2025-05-16,2016-05-09
発明の名称
CXCL9および他のバイオマーカーのレベルが上昇した患者における障害の診断および治療のための方法および組成物
出願人
スウェディッシュ オーファン バイオビトラム アーゲー
代理人
個人
,
個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
39/395 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】血球貪食性リンパ組織球症(HLH)を治療するための方法および組成物を提供する。また、概して、CXCL9のレベル上昇、全IFNγのレベル上昇、および他のバイオマーカーと関連する障害を診断および治療するための方法および組成物に関する。さらに、CXCL9のレベルが上昇した患者、全IFNγのレベルが上昇した患者、および他のバイオマーカーを有する患者における障害を治療する、その進行を遅らせる、またはそうでなければその症状を改善する方法に関する。
【解決手段】中和抗-IFNγ抗体を含む、インターフェロンガンマ(IFNγ)シグナル伝達に干渉するかまたはそうでなければ拮抗する作用物質を使用する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
抗体またはその抗原結合性断片の治療有効量を投与する工程を含む、その必要がある対象における血球貪食性リンパ組織球症(HLH)を治療する方法であって、
該抗体またはその抗原結合性断片は、インターフェロンガンマ(IFNγ)に結合し、かつ、
SYAMS(SEQ ID NO: 1)のアミノ酸配列を含む可変重鎖相補性決定領域1(VH CDR1);
TIFF
2025118898000039.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変重鎖相補性決定領域2(VH CDR2);および
TIFF
2025118898000040.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変重鎖相補性決定領域3(VH CDR3);
TIFF
2025118898000041.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変軽鎖相補性決定領域1(VL CDR1);
EDNQRPS(SEQ ID NO: 5)のアミノ酸配列を含む可変軽鎖相補性決定領域2(VL CDR2)領域;および
TIFF
2025118898000042.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変軽鎖相補性決定領域3(VL CDR3)領域を含む、前記方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
抗体が、SEQ ID NO: 47のアミノ酸配列の重鎖可変アミノ酸配列、およびSEQ ID NO: 48のアミノ酸配列の軽鎖可変アミノ酸配列を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
抗体が、注入用無菌濃縮製剤として製剤化されている、請求項1記載の方法。
【請求項4】
製剤が、5 mg 抗体、1.55 mg L-ヒスチジン、3.14 mg L-ヒスチジン一塩酸塩一水和物、7.31 mg 塩化ナトリウム(NaCl)、および0.05 mg ポリソルベート80を含み、ここで、pHが5.8~6.2である、請求項3記載の方法。
【請求項5】
pHが6.0である、請求項4記載の方法。
【請求項6】
1 mg/kgの初回用量での1時間の期間にわたるIV注入によって、その必要がある対象へ抗体を投与する、請求項1記載の方法。
【請求項7】
1 mg/kgの初回用量での1時間の期間にわたる初回IV注入後、少なくとも1回の追加的IV注入によって、その必要がある対象へ抗体を投与する、請求項6記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1回の追加的IV注入が、1 mg/kgの初回用量よりも高い用量である、請求項7記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1回の追加的IV注入投薬量が3 mg/kgである、請求項6記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1回の追加的IV注入を、初回IV注入後少なくとも3日で実施する、請求項6または請求項9記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2015年5月7日に出願された米国仮出願第62/158,153号;2015年9月21日に出願された米国仮出願第62/221,393号;および2015年10月27日に出願された米国仮出願第62/246,949号の恩典を主張し、これらの各々の内容はそれらの全体が参照により本明細書に組み入れられる。
続きを表示(約 3,200 文字)
【0002】
発明の分野
本開示は概して、血球貪食性リンパ組織球症(HLH)を治療するための方法および組成物に関する。CXCL9のレベル上昇、全IFNγのレベル上昇、および他のバイオマーカーと関連する障害を診断および治療するための方法および組成物をさらに提供する。本開示はまた、中和抗-IFNγ抗体を含む、インターフェロンガンマ(IFNγ)シグナル伝達に干渉するかまたはそうでなければ拮抗する薬剤を使用して、CXCL9のレベル上昇、全IFNγのレベル上昇、および他のバイオマーカーを有する患者における障害を治療する、その進行を遅らせる、またはそうでなければその症状を改善する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
ヒトインターフェロンガンマ(IFNγ、IFN-ガンマ)は、活性化されたTリンパ球およびナチュラルキラー細胞によって産生されるリンホカインである。それは、抗増殖および免疫調節活性を示し、免疫系のほとんどのプライマリー細胞上のヘテロ二量体受容体であるIFNγ-Rへ結合し、炎症へ至る事象のカスケードの引き金となる。IFNγの免疫調節活性は、多数の臨床状態において有利な効果を有することが公知である。しかしながら、IFNγ活性が有害な効果を有することが公知である多くの臨床設定がある。例えば、自己免疫疾患は、自己免疫患者からの血液および病変組織中の高レベルのIFNγと関連する。IFNγ活性はまた、悪液質および敗血症性ショックのような疾患状態と関連付けられている。
【0004】
IFNγは多数の障害に関与しており、抗-IFNγ剤が治療剤として開発中である。従って、IFNγ関連障害におけるIFNγ産生のバイオマーカーの同定における使用のための組成物および方法についての必要性が存在する。
【発明の概要】
【0005】
本明細書において提供される組成物および方法は、IFNγに結合しIFNγを中和する、本明細書においてNI-0501と呼ばれる完全ヒトIgG1抗-インターフェロンガンマ(IFNγ)モノクローナル抗体(mAb)を使用する。NI-0501は、IFNγの可溶性形態および受容体(IFNγR1)結合形態へ結合する。本明細書において提供される組成物および方法は、血球貪食性リンパ組織球症(HLH)の治療において有用である。
【0006】
本明細書においてNI-051と呼ばれる抗-IFNγ抗体は、SYAMS(SEQ ID NO: 1)のアミノ酸配列を含む可変重鎖相補性決定領域1(VH CDR1);
TIFF
2025118898000002.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変重鎖相補性決定領域2(VH CDR2);および
TIFF
2025118898000003.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変重鎖相補性決定領域3(VH CDR3);
TIFF
2025118898000004.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変軽鎖相補性決定領域1(VL CDR1);
EDNQRPS(SEQ ID NO: 5)のアミノ酸配列を含む可変軽鎖相補性決定領域2(VL CDR2)領域;および
TIFF
2025118898000005.tif
4
128
のアミノ酸配列を含む可変軽鎖相補性決定領域3(VL CDR3)領域を含む。NI-0501は、SEQ ID NO: 47のアミノ酸配列の重鎖可変アミノ酸配列、およびSEQ ID NO: 48のアミノ酸配列の軽鎖可変アミノ酸配列を含む。
【0007】
本明細書において提供される組成物および方法において、NI-0501は、注入用無菌濃縮物(1 mL当たり)として製剤化されている。いくつかの態様において、NI-0501は、以下のように製剤化されている:5 mgのNI-051、1.55 mg L-ヒスチジン、3.14 mg L-ヒスチジン一塩酸塩一水和物、7.31 mg 塩化ナトリウム(NaCl)、および0.05 mg ポリソルベート80、ここで、pHは5.8~6.2である。いくつかの態様において、NI-0501は、以下のように製剤化されている:5 mgのNI-051、1.55 mg L-ヒスチジン、3.14 mg L-ヒスチジン一塩酸塩一水和物、7.31 mg 塩化ナトリウム(NaCl)、および0.05 mg ポリソルベート80、ここで、pHは6.0である。
【0008】
本明細書において提供される組成物および方法において、HLHを治療する、予防する、かつ/またはその発症もしくは進行を遅らせる、またはそれと関連する症状を緩和するために、その必要がある対象へNI-0501を投与する。いくつかの態様において、1 mg/kgの初回用量での1時間の期間にわたるIV注入によって、その必要がある対象へNI-0501を投与する。ある患者集団、例えば、低体重を有する患者集団および/または非常に若い患者集団において、IV注入は、1時間を超えて、例えば、少なくとも90分間、少なくとも2時間、または少なくとも3時間またはそれ以上、続き得る。
【0009】
いくつかの態様において、1 mg/kgの初回用量での1時間の期間にわたる初回IV注入後、少なくとも1回の追加的IV注入によって、その必要がある対象へNI-0501を投与する。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入は、1 mg/kgの初回用量よりも高い用量である。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入投薬量は3 mg/kgである。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入を、初回IV注入後少なくとも3日で実施する。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入を、初回IV注入後3日、初回IV注入後6日、初回IV注入後9日、初回注入後12日、および初回注入後15日からなる群より選択される時期で実施する。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入を、初回IV注入後3日、初回IV注入後6日、初回IV注入後9日、初回注入後12日、および初回注入後15日で実施する。
【0010】
いくつかの態様において、1 mg/kgの初回用量での1時間の期間にわたる初回IV注入後、少なくとも1つのシリーズ追加的IV注入によって、その必要がある対象へNI-0501を投与し、ここで、追加的IV注入のシリーズが、週2回IV注入の少なくとも1つのシリーズを含む。いくつかの態様において、週2回IV注入の少なくとも1つのシリーズを、1 mg/kgの初回用量よりも高い用量で実施する。いくつかの態様において、週2回IV注入の少なくとも1つのシリーズを、3 mg/kgの用量で実施する。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入を、初回IV注入後少なくとも3週間で実施する。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入を、初回IV注入後3週間、初回IV注入後4週間、初回IV注入後5週間、初回注入後6週間、初回注入後7週間、および初回注入後8週間からなる群より選択される時期で実施する。いくつかの態様において、少なくとも1回の追加的IV注入を、初回IV注入後3週間、初回IV注入後4週間、初回IV注入後5週間、初回注入後6週間、初回注入後7週間、および初回注入後8週間で実施する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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