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公開番号
2025119063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2022074801
出願日
2022-04-28
発明の名称
無機多孔質材料を含む口腔用組成物
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
9/10 20060101AFI20250806BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】保存安定性に優れる口腔用組成物および口腔用パウチ製品を提供する。
【解決手段】 基材として平均粒径が60μm以上である無機多孔質材料と、
ニコチンと、を含み、
前記無機多孔質材料における、窒素吸着法で測定し、BJH法を用いて算出された細孔直径が2nm以上50nm未満である細孔の細孔容積が0.50cm
3
/g以上である、
口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材として平均粒径が60μm以上である無機多孔質材料と、
ニコチンと、を含み、
前記無機多孔質材料における、窒素吸着法で測定し、BJH法を用いて算出された細孔直径が2nm以上50nm未満である細孔の細孔容積が0.50cm
3
/g以上である、
口腔用組成物。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記無機多孔質材料が、シリカ、ケイ酸塩、アルミナ、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、ハイドロタルサイト、およびこれらの組合せからなる群から選択される、
請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記無機多孔質材料のBET比表面積が200~1200m
2
/gである、
請求項1または2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記窒素吸着法で測定し、HK法を用いて算出された細孔直径2nm未満である細孔の細孔容積をV1、
窒素吸着法で測定し、BJH法を用いて算出された細孔直径2nm以上50nm未満である細孔の細孔容積をV2、
水銀圧入法で測定された細孔直径50nm以上である細孔の細孔容積をV3とするとき、
V2/(V1+V2+V3)≧35体積%である、
請求項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項5】
水分含有量が10重量%以上である、請求項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項6】
前記無機多孔質材料を6重量%以上含む、請求項1~5のいずれに記載の口腔用組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の口腔用組成物と、
前記口腔用組成物を包装する包装材と、
を備える口腔用パウチ製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は無機多孔質材料を含む口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
口腔用パウチ製品の充填物である口腔用組成物は水分を含む。そのため蔵置中に組成物が塊になるなどによって、安定性が低下する可能性があった。
【0003】
ところで、多孔質シリカ材料はその細孔の特性を活かして医薬品のキャリア等に使用されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2015-536939号公報
特表2006-518761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献には、多孔質シリカ材料を、ニコチンを含む口腔用組成物に用いることは開示されておらず、ましてや当該口腔用組成物の保存安定性にかかる記載もない。かかる事情に鑑み、本発明は保存安定性に優れる口腔用組成物および口腔用パウチ製品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は以下の本発明によって解決される。
態様1
基材として平均粒径が60μm以上である無機多孔質材料と、
ニコチンと、を含み、
前記無機多孔質材料における、窒素吸着法で測定し、BJH法を用いて算出された細孔直径が2nm以上50nm未満である細孔の細孔容積が0.50cm
3
/g以上である、
口腔用組成物。
態様2
前記無機多孔質材料が、シリカ、ケイ酸塩、アルミナ、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、ハイドロタルサイト、およびこれらの組合せからなる群から選択される、
態様1に記載の口腔用組成物。
態様3
前記無機多孔質材料のBET比表面積が200~1200m
2
/gである、
態様1または2に記載の口腔用組成物。
態様4
前記窒素吸着法で測定し、HK法を用いて算出された細孔直径2nm未満である細孔の細孔容積をV1、
窒素吸着法で測定し、BJH法を用いて算出された細孔直径2nm以上50nm未満である細孔の細孔容積をV2、
水銀圧入法で測定された細孔直径50nm以上である細孔の細孔容積をV3とするとき、
V2/(V1+V2+V3)≧35体積%である、
態様1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
態様5
水分含有量が10重量%以上である、態様1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
態様6
前記無機多孔質材料を6重量%以上含む、態様1~5のいずれに記載の口腔用組成物。
態様7
態様1~6のいずれかに記載の口腔用組成物と、
前記口腔用組成物を包装する包装材と、
を備える口腔用パウチ製品。
【発明の効果】
【0007】
本発明によって保存安定性に優れた口腔用組成物および口腔用パウチ製品を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「X~Y」はその端値、すなわちXおよびYを含む。口腔用製品とは、口腔に製品を含んだ状態で、唾液を介し有効成分を口腔粘膜より摂取する製品である。口腔用組成物とは口腔用製品に使用される組成物である。
【0009】
1.口腔用組成物
本実施態様にかかる口腔用組成物(以下単に「組成物」ともいう)は、基材として特定の無機多孔質材料と、ニコチンとを含む。基材とは、組成物のマトリックスを構成する材料であり、賦形剤ともいう。
【0010】
(1)無機多孔質材料
当該無機多孔質材料は、細孔直径が2nm以上50nm未満である細孔(以下「メソ孔」ともいう)を有し、かつ当該細孔の細孔容積が0.50cm
3
/g以上である。当該細孔の細孔容積は、窒素吸着法で測定し得られた窒素吸着等温線へBJH法を適用し算出される。具体的に、無機多孔質材料の窒素ガス吸着等温線を求め、これにBJH法を適用し解析された所定の細孔直径の範囲の細孔容積を累積することで、前記細孔容積(以下「メソ孔容積」ともいう)を求めることができる。窒素吸着法は公知のとおりに実施できるが、当該測定の前に無機多孔質材料を前処理することが好ましい。前処理は、シリカに対しては200~250℃で2時間加熱する、セルロースに対しては105℃で1時間加熱すること等が挙げられる。BJH法とは、Kelvinの毛細管凝縮理論に基づきメソ孔がシリンダー形状であると仮定した解析法である。
(【0011】以降は省略されています)
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