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公開番号2025119127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024013812
出願日2024-02-01
発明の名称出来形管理装置、出来形管理方法および出来形管理プログラム
出願人株式会社奥村組
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類E21D 9/00 20060101AFI20250806BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】掘削状態を迅速に把握すること。
【解決手段】出来形管理装置であって、掘削対象領域の設計データを取得する設計形状データ取得部と、取得した設計データの各点について、第1軸方向および第1軸方向に垂直な第2軸方向の少なくともいずれかの方向に、各点の間を内挿補間して、補間点を生成する補間点生成部と、掘削対象領域にレーザ光を走査させて得られる点群データを取得する点群データ取得部と、取得した点群データに、生成した補間点および設計データを重畳して表示画面に表示させる表示制御部と、を備えた。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
掘削対象領域の設計データを取得する設計形状データ取得部と、
取得した前記設計データの各点について、第1軸方向および前記第1軸方向に垂直な第2軸方向の少なくともいずれかの方向に、前記各点の間を内挿補間して、補間点を生成する補間点生成部と、
前記掘削対象領域にレーザ光を走査させて得られる点群データを取得する点群データ取得部と、
取得した前記点群データに、生成した前記補間点および前記設計データを重畳して表示画面に表示させる表示制御部と、
を備えた出来形管理装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記補間点生成部は、前記掘削対象領域が、トンネルの坑内に存在する場合、前記補間点を、前記第1軸方向として前記トンネルの軸方向および前記第2軸方向として前記トンネルの断面方向の少なくともいずれかの方向に、前記各点の間を内挿補間して、前記補間点を生成する請求項1に記載の出来形管理装置。
【請求項3】
前記補間点生成部は、前記軸方向に線形補間し、前記断面方向に曲線補間して、前記補間点を生成する請求項2に記載の出来形管理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記点群データ、前記補間点および前記設計データを重畳した3次元表示の視点を変えて表示させる請求項1~3のいずれか1項に記載の出来形管理装置。
【請求項5】
掘削対象領域の設計データを取得する設計形状データ取得ステップと、
取得した前記設計データの各点について、第1軸方向および前記第1軸方向に垂直な第2軸方向の少なくともいずれかの方向に、前記各点の間を内挿補間して、補間点を生成する補間点生成ステップと、
前記掘削対象領域にレーザ光を走査させて得られる点群データを取得する点群データ取得ステップと、
取得した前記点群データに、生成した前記補間点および前記設計データを重畳して表示画面に表示させる表示制御ステップと、
を含む出来形管理方法。
【請求項6】
掘削対象領域の設計データを取得する設計形状データ取得ステップと、
取得した前記設計データの各点について、第1軸方向および前記第1軸方向に垂直な第2軸方向の少なくともいずれかの方向に、前記各点の間を内挿補間して、補間点を生成する補間点生成ステップと、
前記掘削対象領域にレーザ光を走査させて得られる点群データを取得する点群データ取得ステップと、
取得した前記点群データに、生成した前記補間点および前記設計データを重畳して表示画面に表示させる表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させる出来形管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、出来形管理装置、出来形管理方法および出来形管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、トンネル掘削工事における掘削箇所の出来形を測定するために、掘削箇所にレーザ光を照射して取得した点群データと設計データとからコンター図を生成し、生成したコンター図を格子状に分割して複数の領域を設定する。そして、設定された各領域の4つの交点の座標を点群データから得られる各点の座標データから内挿して算出し、掘削箇所の出来形を計測する技術が開示されている(同文献段落[0014]~[0030]等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-151963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、掘削状態を迅速に把握することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明に係る出来形管理装置は、
掘削対象領域の設計データを取得する設計形状データ取得部と、
取得した前記設計データの各点について、第1軸方向および前記第1軸方向に垂直な第2軸方向の少なくともいずれかの方向に、前記各点の間を内挿補間して、補間点を生成する補間点生成部と、
前記掘削対象領域にレーザ光を走査させて得られる点群データを取得する点群データ取得部と、
取得した前記点群データに、生成した前記補間点および前記設計データを重畳して表示画面に表示させる表示制御部と、
を備えた。
【0006】
また、上記目的を達成するため、本発明に係る出来形管理方法は、
掘削対象領域の設計データを取得する設計形状データ取得ステップと、
取得した前設計データの各点について、第1軸方向および前記第1軸方向に垂直な第2軸方向の少なくともいずれかの方向に、前記各点の間を内挿補間して、補間点を生成する補間点生成ステップと、
前記掘削対象領域にレーザ光を走査させて得られる点群データを取得する点群データ取得ステップと、
取得した前記点群データに、生成した前記補間点および前記設計データを重畳して表示画面に表示させる表示制御ステップと、
を含む。
【0007】
さらに、上記目的を達成するため、本発明に係る出来形管理プログラムは、
掘削対象領域の設計データを取得する設計形状データ取得ステップと、
取得した前記設計データの各点について、第1軸方向および前記第1軸方向に垂直な第2軸方向の少なくともいずれかの方向に、前記各点の間を内挿補間して、補間点を生成する補間点生成ステップと、
前記掘削対象領域にレーザ光を走査させて得られる点群データを取得する点群データ取得ステップと、
取得した前記点群データに、生成した前記補間点および前記設計データを重畳して表示画面に表示させる表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、掘削状態を迅速に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置の概要を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置による設計形状データの補間について説明するためのブロック図である。
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置により表示される設計データと点群データとの横断方向の重畳表示画面を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置により表示される設計データと点群データとの断面方向の重畳表示画面を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置が有する補間方法テーブルの一例を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置のハードウェア構成を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係る出来形管理装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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