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公開番号2025119902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024015015
出願日2024-02-02
発明の名称取付装置
出願人株式会社コロナ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16M 13/02 20060101AFI20250807BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】取付先の自由度の高い取付装置を提供する。
【解決手段】機器を保持する枠部材と、上方の一対の上下枠である上枠11上に配置され、上方の一対の額縁上下枠である額縁上枠4aに対して縦方向に突っ張ることで枠部材を額縁に固定する上固定具50と、枠部材が窓に関して室内方向に倒れることを防止するため上固定具50に固定される固定部93と、サッシ3の縦方向に沿い室内方向と反対の室外方向に向く被支持面7aと面接触する支持面97と、を有する倒れ防止部材90と、を備える。上固定具50は、入力部より受け付ける力により上方に突出する突出部と、突出部の上方に配置され額縁上枠4aと接触するようにして額縁上枠4aと枠部材との間で突っ張り力を発生させる接触面と、を有し、固定部93は、突出部に固定される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項１】
サッシを有する窓を囲い、一対の額縁上下枠および一対の額縁縦枠を有する額縁に、機器を取り付けるための取付装置であって、
前記一対の額縁上下枠と平行に配置される一対の上下枠と、前記一対の額縁縦枠と平行に配置される一対の縦枠と、を有し、前記機器を保持する枠部材と、
上方の前記一対の上下枠である上枠上に配置され、前記上方の前記一対の額縁上下枠である額縁上枠に対して縦方向に突っ張ることで前記枠部材を前記額縁に固定する固定具と、
前記枠部材が前記窓に関して室内方向に倒れることを防止するために配置され、前記固定具に固定される固定部と、前記サッシの前記縦方向に沿い前記室内方向と反対の室外方向に向く面と面接触する支持面と、を有する倒れ防止部材と、を備え、
前記固定具は、
力を受け付ける入力部と、
前記入力部より受け付ける前記力により前記上方に突出する突出部と、
前記突出部の前記上方に配置され前記額縁上枠と接触するようにして前記額縁上枠と枠部材との間で前記突っ張り力を発生させる接触面と、を有し、
前記固定部は、前記突出部に固定される、取付装置。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
前記倒れ防止部材は、
前記上枠の室内外方向および前記縦方向に直交する左右方向の長さと略同一の長さを有し、
前記固定部から下方に伸び前記縦方向に沿う面であり、前記固定部よりも下方の前記額縁と前記上枠との間を前記室内外方向において覆う覆い部をさらに有する、請求項１記載の取付装置。
【請求項３】
前記サッシは、前記窓のレールと、前記レールよりも前記室内方向に配置され前記サッシから前記固定部よりも前記下方まで伸び、前記室外方向に向く被支持面を有する立ち上がりを有し、
前記倒れ防止部材は、前記覆い部とともに前記上方に開放する略コ字状部分を形成し、前記立ち上がりを掴み込む掴み部を有し、
前記支持面は、前記覆い部に平行な面であり、掴み込まれた前記立ち上がりの前記被支持面と面接触する、請求項２記載の取付装置。
【請求項４】
前記倒れ防止部材は、一の板材が折曲げられて形成される、請求項３記載の取付装置。
【請求項５】
前記サッシは、前記窓のレールと、前記レールよりも前記室内方向に配置され前記固定部よりも前記上方に位置し、前記室外方向に向く被支持面を有し、
前記支持面は、前記固定部から上方に伸び前記縦方向に沿う面であり、前記被支持面と面接触する、請求項２記載の取付装置。
【請求項６】
前記倒れ防止部材は、一の板材からなり、
前記支持面は、前記固定部から切り起こされた、前記覆い部と略同一面上にある面である、請求項５記載の取付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、機器などを窓に取り付けるための取付装置に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許文献１に、窓の額縁に空気調和機などの機器を取り付けるための取付装置として、窓据付装置が開示されている。この窓据付装置は、窓から垂れ下がった部分または立ち上がった部分に対して、締付力を利用した固定具を用いて固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実公平６－０１２４６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
取り付ける機器によっては重量が大きいため、取付後は緩むことなく確実に固定され、窓から倒れるなどの落下は起きてはならない。しかしながら、取付先の額縁は、形状や材質が異なり、取付の自由度も取付先に応じて制限される。このため、取付先を限定することなく安全性の高い取付装置が求められている。
【０００５】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、取付先の自由度の高い取付装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る取付装置は、上述した課題を解決するために、サッシを有する窓を囲い、一対の額縁上下枠および一対の額縁縦枠を有する額縁に、機器を取り付けるための取付装置であって、一対の額縁上下枠と平行に配置される一対の上下枠と、一対の額縁縦枠と平行に配置される一対の縦枠と、を有し、機器を保持する枠部材と、上方の一対の上下枠である上枠上に配置され、上方の一対の額縁上下枠である額縁上枠に対して縦方向に突っ張ることで枠部材を額縁に固定する固定具と、枠部材が窓に関して室内方向に倒れることを防止するため固定具に固定される固定部と、サッシの縦方向に沿い室内方向と反対の室外方向に向く面と面接触する支持面と、を有する倒れ防止部材と、を備え、固定具は、力を受け付ける入力部と、入力部より受け付ける力により上方に突出する突出部と、突出部の上方に配置され額縁上枠と接触するようにして額縁上枠と枠部材との間で突っ張り力を発生させる接触面と、を有し、固定部は、突出部に固定される。
【発明の効果】
【０００７】
本発明に係る固定具およびそれを備える取付装置においては、取付先に関して高い自由度を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明に係る取付装置の一実施形態である取付装置の外観斜視図。
額縁に取り付けられた状態の取付装置の外観斜視図。
空気調和機が取り付けられた状態の取付装置の外観斜視図。
空気調和機が取り付けられる窓および額縁の説明図。
左方から見た下固定具を特に説明する図。
上固定具を室内側から示す斜視図。
上ケースを取り外した上固定具を室外側から示す斜視図。
入力ねじを含む図１の取付装置の縦断面であり、突っ張り力が作用していない状態を示す図。
入力ねじを含む図１の取付装置の縦断面であり、突っ張り力が作用している状態を示す図。
倒れ防止部材の斜視図。
図１０の倒れ防止部材を適用し窓に取り付けられた取付装置を左方から示す図。
窓に取り付けられた取付装置を室内側から示す図。
変形例としての倒れ防止部材の斜視図。
図１３の倒れ防止部材を適用し窓に取り付けられた取付装置を左方から示す図。
従来の取付装置の一例であって、上枠近傍を示す図。
額縁に配置された状態の図１５の取付装置を説明する図。
立ち上がりのないサッシに適用される倒れ防止部材の斜視図。
図１７の倒れ防止部材を適用し窓に取り付けられた取付装置を左方から示す図。
窓に取り付けられた取付装置を室内側から示す図。
窓に取り付けられた倒れ防止部材を除く取付装置を室内側から示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本発明に係る取付装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【００１０】
以下の説明において、「上」「下」「右」「左」「室内」および「室外」は、図１から２０における定義に従う。縦方向は上下方向を意味する。室内方向は、窓に関して室内に向う方向、室外方向は窓に関して室外に向う方向を意味する。左右方向および室内外方向（室内と室外とを結ぶ方向）が含まれる方向を、水平方向とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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