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公開番号2025120980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016069
出願日2024-02-06
発明の名称ログ保存システムおよびログ保存方法
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20250812BHJP(計算;計数)
要約【課題】ログ情報を保存するためのメモリの容量の増大を抑制しながら、必要なログ情報を取得できるログ保存システムを提供する。
【解決手段】ログ保存システムは、第1の保存部、第2の保存部、振分け部、監視部、転記部を備える。第2の保存部は、外部からの電力が停止しても記憶内容を保持できる不揮発性メモリである。振分け部は、監視対象機器の状態を表す入力ログ情報から所定の条件を満たす優先ログ情報を抽出すると共に、入力ログ情報のうちの非優先ログ情報を含む詳細ログ情報を出力する。詳細ログ情報は第1の保存部に書き込まれ、優先ログ情報は第2の保存部に書き込まれる。監視部が監視対象機器の異常を検知したときに、転記部は、第1の保存部に保存されている詳細ログ情報から監視対象機器の異常に関連する関連ログ情報を抽出して第2の保存部に書き込む。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
第1の保存部と、
外部からの電力が停止しても記憶内容を保持できる第2の保存部と、
監視対象機器のログ情報を収集するログ収集部と、
前記ログ収集部により収集される入力ログ情報から所定の条件を満たす優先ログ情報を抽出すると共に、前記入力ログ情報のうちの前記優先ログ情報以外の非優先ログ情報を含む詳細ログ情報を出力する振分け部と、
前記詳細ログ情報を前記第1の保存部に書き込む第1の書込み制御部と、
前記優先ログ情報を前記第2の保存部に書き込む第2の書込み制御部と、
前記監視対象機器の状態を監視する監視部と、
前記監視部が前記監視対象機器の異常を検知したときに、前記第1の保存部に保存されている前記詳細ログ情報から前記監視対象機器の異常に関連する関連ログ情報を抽出して前記第2の保存部に書き込む転記部と、
を備えるログ保存システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の保存部は、外部からの電力が停止したときに記憶内容が失われる揮発性メモリである
ことを特徴とする請求項1に記載のログ保存システム。
【請求項3】
前記詳細ログ情報は、前記優先ログ情報および前記非優先ログ情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のログ保存システム。
【請求項4】
前記入力ログ情報は、複数のログから構成され、
前記複数のログそれぞれには、優先度を表すログレベルが付与されており、
前記監視部は、前記入力ログ情報において所定の優先度以上のログレベルが付与されているログを検出したときに、前記監視対象機器において異常が発生したことを前記転記部に通知する
ことを特徴とする請求項1に記載のログ保存システム。
【請求項5】
前記監視対象機器についてのメトリクス情報が所定の閾値を超えたときに、前記監視部は、前記監視対象機器において異常が発生したことを前記転記部に通知する
ことを特徴とする請求項1に記載のログ保存システム。
【請求項6】
前記入力ログ情報は、複数のログから構成され、
前記複数のログそれぞれには、優先度を表すログレベルが付与されており、
前記転記部は、前記関連ログ情報として、所定の優先度以上のログレベルが付与されているログの出力元プロセスと同じプロセスから出力されたログを前記第1の保存部に保存されている前記詳細ログ情報から抽出し、前記第2の保存部に書き込む
ことを特徴とする請求項1に記載のログ保存システム。
【請求項7】
前記入力ログ情報は、複数のログから構成され、
前記複数のログそれぞれには、優先度を表すログレベルが付与されており、
前記転記部は、
所定の優先度以上のログレベルが付与されているログのメッセージから検索キーワードを取得し、
前記関連ログ情報として、メッセージが前記検索キーワードを含むログを前記第1の保存部に保存されている前記詳細ログ情報から抽出し、前記第2の保存部に書き込む
ことを特徴とする請求項1に記載のログ保存システム。
【請求項8】
第1の保存部および外部からの電力が停止しても記憶内容を保持できる第2の保存部を用いてログ情報を保存するログ保存方法であって、
監視対象機器の状態を表す入力ログ情報から所定の条件を満たす優先ログ情報を抽出すると共に、前記入力ログ情報のうちの前記優先ログ情報以外の非優先ログ情報を含む詳細ログ情報を出力し、
前記詳細ログ情報を前記第1の保存部に書き込み、
前記優先ログ情報を前記第2の保存部に書き込み、
前記監視対象機器の異常を検知したときに、前記第1の保存部に保存されている前記詳細ログ情報から前記監視対象機器の異常に関連する関連ログ情報を抽出して前記第2の保存部に書き込む
ことを特徴とするログ保存方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機器または設備のログを保存するシステムおよび方法に係わる。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電気機器(または、設備)は、動作状況を表すログ情報を保存するログ保存システムを備えることがある。ログ保存システムにおいて、ログ情報は、時系列にメモリに書き込まれる。そして、機器の障害が発生したときには、メモリからログ情報を取得して解析することにより、その障害の原因の調査が行われる。なお、特許文献1には、メインシステムの障害発生時におけるログデータを記憶可能なログ保存システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-139037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
機器の障害の原因を精度よく調査するためには、詳細なログ情報が保存されていることが好ましい。他方、ログ情報を保存するためのメモリの容量には限界があるので、詳細なログ情報を長期間にわたって保存することは困難である。すなわち、従来の技術では、障害原因の調査の精度とメモリ容量との間にトレードオフがある。
【0005】
本発明の1つの側面に係わる目的は、ログ情報を保存するためのメモリの容量の増大を抑制しながら、必要なログ情報を取得できるログ保存システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様に係わるログ保存システムは、第1の保存部と、外部からの電力が停止しても記憶内容を保持できる第2の保存部と、監視対象機器のログ情報を収集するログ収集部と、前記ログ収集部により収集される入力ログ情報から所定の条件を満たす優先ログ情報を抽出すると共に、前記入力ログ情報のうちの前記優先ログ情報以外の非優先ログ情報を含む詳細ログ情報を出力する振分け部と、前記詳細ログ情報を前記第1の保存部に書き込む第1の書込み制御部と、前記優先ログ情報を前記第2の保存部に書き込む第2の書込み制御部と、前記監視対象機器の状態を監視する監視部と、前記監視部が前記監視対象機器の異常を検知したときに、前記第1の保存部に保存されている前記詳細ログ情報から前記監視対象機器の異常に関連する関連ログ情報を抽出して前記第2の保存部に書き込む転記部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様によれば、ログ情報を保存するためのメモリの容量の増大を抑制しながら、必要なログ情報を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係わるログ保存システムの一例を示す図である。
振分け部の処理の一例を示す図である。
設定ファイルの一例を示す図である。
トリガ条件情報の一例を示す図である。
ログ情報を保存する方法の一例を示すフローチャートである。
第1の実施例において使用する設定ファイルを示す図である。
第1の実施例における転記処理の一例を示す図である。
第2の実施例において使用する設定ファイルを示す図である。
第2の実施例における転記処理の一例を示す図である。
ログ保存システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係わるログ保存システムの一例を示す。本発明の実施形態に係わるログ保存システム10は、機器20の状態および動作を表すログ情報を収集して保存する。機器20は、監視対象の機器、設備、またはシステムであり、自分の状態および動作を表すログ情報を生成することができる。また、機器20は、プロセッサおよびメモリを備え、1または複数のアプリケーションプログラムを実行することができる。
【0010】
ログ保存システム10は、揮発性メモリ11、不揮発性メモリ12、ログ収集部13、振分け部14、書込み制御部15、書込み制御部16、監視部17、および転記部18を備える。なお、ログ保存システム10は、図1に示していない他の機能または装置をさらに備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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