TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025121864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025010988
出願日2025-01-24
発明の名称ガラス微小球の落下を防止する反射糸
出願人勤倫股フン有限公司
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類D02G 3/06 20060101AFI20250813BHJP(糸;糸またはロープの機械的な仕上げ;整経またはビーム巻き取り)
要約【課題】 ガラス微小球の落下を防止する反射糸を提供することを課題とする。
【解決手段】 反射糸であって、基材層と複数のガラス微小球と少なくとも1つの接着層とが積層されてなる積層体であり;前記複数のガラス微小球は、前記反射糸の少なくとも1つの表面に設けられ、被覆層は樹脂からなり、光透過性を有し、前記反射糸を被覆し、前記ガラス微小球を包む。前記反射糸のガラス微小球は、前記被覆層により保護されるため、反射糸から落下することがない。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
反対向きの2つの表面を有する基材層と、
少なくとも1つの接着層を介して前記基材層の少なくとも1つの表面に接着されて、少なくとも1つのガラス微小球の層を形成する複数のガラス微小球と、
樹脂から成り、光透過性を有し、反射糸を被覆(前記ガラス微小球を包むこと及び前記反射糸の側辺を被覆することを含む)する被覆層と
を含む反射糸であって、
前記反射糸は、前記基材層と前記ガラス微小球と前記接着層とが積層されてなり、2つの表面と、前記2つの表面以外の側辺とを有し、前記少なくとも1つのガラス微小球の層は前記反射糸の少なくとも1つの表面に設けられる、
ガラス微小球の落下を防止する反射糸。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
反対向きの2つの表面を有する基材層と、
少なくとも1つの接着層を介して前記基材層の少なくとも1つの表面に接着されて、少なくとも1つのガラス微小球の層を形成する複数のガラス微小球と、
前記複数のガラス微小球の底側に設けられた少なくとも1つの反射層と、
樹脂から成り、光透過性を有し、反射糸を被覆(前記ガラス微小球を包むこと及び前記反射糸の側辺を被覆することを含む)する被覆層と
を含む反射糸であって、
前記反射糸は、前記基材層と前記ガラス微小球と前記接着層と反射層とが積層されてなり、2つの表面と、前記2つの表面以外の側辺とを有し、前記少なくとも1つのガラス微小球の層及び前記少なくとも1つの反射層は前記反射糸の少なくとも1つの表面に設けられる、
ガラス微小球の落下を防止する反射糸。
【請求項3】
前記被覆層が、アクリル酸とシランを含む樹脂、又は熱可塑性ポリウレタンとシランを含む樹脂、或いはアクリル酸、シラン及び熱可塑性ポリウレタンを含む樹脂、若しくはシランを含む樹脂である、請求項1又は2に記載の反射糸。
【請求項4】
前記被覆層の樹脂が、有色となる、請求項1又は2に記載の反射糸。
【請求項5】
前記被覆層の樹脂に透明顔料が添加されている、請求項4に記載の反射糸。
【請求項6】
前記透明の顔料が、透明インクである、請求項5に記載の反射糸。
【請求項7】
前記反射糸の側辺が、前記被覆層の色を有する、請求項4に記載の反射糸。
【請求項8】
前記被覆層は、液状樹脂が熱を加えて形成される、請求項1又は2に記載の反射糸。
【請求項9】
前記接着層が、アクリル酸含有素材又はポリウレタン含有素材で作られる、請求項1又は2に記載の反射糸。
【請求項10】
2つの隣り合うガラス微小球の間に隙間があり、前記被覆層は、各前記隙間においてより厚い厚さを形成する、請求項1又は2に記載の反射糸。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反射糸に関し、特に、反射糸のガラス微小球を保護し、反射糸のガラス微小球の脱落、落下を防止できる反射糸に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術では、反射糸は、反射膜をカットする方法により製造される。図1は、ガラス微小球を有する反射膜10を示し、前記反射膜10をカットして複数の本の図2に示す反射糸20にすることができる。
【0003】
前記反射膜10の基材層12の表面は、結合層14を介してガラス微小球16に結合され、アルミニウム又は銀などの金属製の反射層18がガラス微小球16の底側にメッキされ、銀色を呈す。光がガラス微小球16に入射した後、前記反射層18は光を反射し、光が入射角から再帰反射(retroreflection)される。
【0004】
前記反射膜10をカットすると、図2に示す反射糸20にすることができ、前記反射糸20のガラス微小球16及び反射層18により、前記反射糸に光を反射する機能を持たせる。前記反射糸20を織物に織り込む時、織られた織物が反射機能を有することになる。ガラス微小球16及び銀又はアルミニウムの反射層18から成る反射糸20は、高いルーメンの反射光を反射することができる。
【0005】
しかしながら、光を反射するためにガラス微小球を使用する従来の反射糸20は、製織時に問題があった。ガラス微小球16が反射糸の表面に露出しているため、製織過程中にガラス微小球16が反射糸から落ちて機器の中に落下し、反射糸の反射性能に影響を与えるだけでなく、編機に損傷を与え、特に丸編機や経編みコンピュータジャカードの問題はさらに深刻になり、編機の針釜に落ち、編機が固着し、編機を損傷する原因となる。
【0006】
また、従来の反射糸20は、ガラス微小球16が落下するという問題以外に、有色高明度反射糸ではいわゆる銀色露出(銀色の目立つ)の問題もある。反射糸20に色をつける方法は、2つの着色層(図示せず)を反射膜10の頂面及び底面にそれぞれ設け、より正確に述べると、着色層はガラス微小球16に設けられるため、切り出された反射糸20は色を有する。
【0007】
しかしながら、図2に示すように、前記着色層はガラス微小球16が存在する場所にのみ位置され、反射糸20の両側面22はカット後に形成されるため、着色層は存在しない。したがって、図2の反射糸20の頂面及び底面のみが着色した色であり、反射層18は、反射糸の側面22に露出している。ガラス微小球16は、透明であるため、光が散乱する場合、視覚効果の点では反射糸20の側面22全体が反射層18の色である銀色に見え、反射糸の異なる位置で色が異なり、両側面22は頂面及び底面の色とは異なっている。
【0008】
従来技術では、有色反射糸20を作製しようとする場合、大量の有色反射膜10を作製してから有色反射糸に切り出す必要があり、少量の有色反射膜を作製することができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、従来の反射糸の欠陥を解決するために用いられ、反射糸のガラス微小球を保護し、ガラス微小球の落下を防止することで、産業が現在遭遇した困難を解決できるガラス微小球を有する反射糸を提供することを目的とする。
【0010】
本発明の一目的は、従来の反射糸の異なる表面における色ムラの問題であり、すなわち、従来の高明度反射糸における銀色露出の問題を解決することができる、ガラス微小球の落下を防止する反射糸を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

勤倫股フン有限公司
キーボードフィルム及びキーボード
2か月前
勤倫股フン有限公司
ガラス微小球の落下を防止する反射糸
13日前
TMTマシナリー株式会社
交絡装置及び紡糸引取機
25日前
東北整練株式会社
紙糸及び紙糸の製造方法
4日前
TPR株式会社
組糸
1か月前
倉敷紡績株式会社
線状物供給装置、線状物供給方法および線状物取上方法
1か月前
帝人株式会社
リサイクル紡績糸の製造方法、および該紡績糸を含む繊維製品
1か月前
勤倫股フン有限公司
ガラス微小球の落下を防止する反射糸
13日前
株式会社東海理化電機製作所
N型ナノカーボン糸の製造方法
1か月前
倉敷紡績株式会社
清涼性混紡紡績糸及びこれを用いた清涼性生地
25日前
倉敷紡績株式会社
機能性混紡紡績糸及びこれを用いた機能性生地
27日前
三菱ケミカル株式会社
炭素繊維シートモールディングコンパウンドの製造方法および炭素繊維シートモールディングコンパウンドの製造装置
8日前
チョーチアン ヘンイー ペトロケミカル カンパニー,リミテッド
弾性付与プロセスの制御方法、制御ネットワークの訓練方法及び関連装置
27日前
ユニバーシティー オブ マサチューセッツ
O-メチルリッチ完全安定化オリゴヌクレオチド
11日前
日立建機株式会社
部品需要予測装置
8日前