TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025123028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018849
出願日
2024-02-09
発明の名称
青果物輸送方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
85/50 20060101AFI20250815BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】本発明は、Q
10
が2.0以上の青果物の鮮度を保持することができる青果物輸送方法を提供することを目的とする。
【解決手段】青果物を予冷する工程、青果物を内装に収容する工程、内装に収容した青果物を断熱箱に収容する工程、及び、断熱箱に収容した青果物を輸送する工程を含み、前記青果物のQ10が2.0以上である、青果物輸送方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
青果物を予冷する工程、
青果物を内装に収容する工程、
内装に収容した青果物を断熱箱に収容する工程、及び、
断熱箱に収容した青果物を輸送する工程
を含み、
前記青果物のQ
10
が2.0以上である、青果物輸送方法。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記内装の23℃ 0%RH環境下での酸素透過度が7×10mL/(m
2
・24h・atm)以上3×10
4
mL/(m
2
・24h・atm)以下である、請求項1に記載の青果物輸送方法。
【請求項3】
前記内装の10℃ 90%RH環境下での二酸化炭素透過度が1.0×10
3
mL/(m
2
・24h・atm)以上1.0×10
5
mL/(m
2
・24h・atm)以下である、請求項1又は2に記載の青果物輸送方法。
【請求項4】
前記断熱箱における断熱材の熱抵抗が0.6(m
2
・K)/W以上8(m
2
・K)/W以下であり、
前記断熱箱における断熱材の密度が15kg/m
3
以上100kg/m
3
以下である、請求項1又は2に記載の青果物輸送方法。
【請求項5】
前記青果物の15.5℃の呼吸速度が50mg/(kg・時間)以上である、請求項1又は2に記載の青果物輸送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、青果物輸送方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
青果物は収穫後にも呼吸をしており、その際に青果物内の養分を消費するため、呼吸が鮮度劣化の原因の一つとなっている。そのため、青果物の呼吸を制御することで老化を抑制することができる。青果物の呼吸制御方法としては、青果物の保管されている環境中のガス組成を調整するCA貯蔵と、適度なガス透過性を示す容器包装内に青果物を入れ、青果物の呼吸により生成した二酸化炭素を一定量環境中に留めることで鮮度劣化を抑制するMA貯蔵が知られている。輸送中に呼吸抑制を行う場合、CA貯蔵では大型な装置を必要とするため、MA包材を用いることが多い。各種青果物に適したMA包材について種々検討されており、例えば、特許文献1にはレタスのβカロチン含有量を高く維持する包材の形態が開示され、また、例えば、特許文献2にはフィルムに開口部を設けることで包材内をMA環境に保つ方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022―132509号公報
特許第5621901号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
呼吸量の多い青果物(例えば、Q
10
が2.0以上の青果物)においては呼吸量を抑制することで、黄化などの鮮度劣化を抑制できることが知られており、鮮度保持包材(内装又は大袋)を使用することが主流となっている。しかしながら、包材内で二酸化炭素濃度が高くなりすぎると青果物は嫌気呼吸を行い、臭気等の悪い影響を及ぼす。また、青果物の呼吸量は環境温度に依存して上昇し、かつ、青果物の流通工程においては荷降ろし時などに急激な温度変化を経ることが多々ある。そのため、鮮度保持包材を設計する際には酸欠にならないよう、ある程度余裕をもった設計を行う。
【0005】
また、葉菜類の予冷は短期間で冷却するために真空予冷を行うことが多いが、真空予冷を行う際には内装の一部が開放されている必要がある。そのため、真空予冷を行う品目、中でもQ
10
が2.0以上の青果物については、流通時に十分に呼吸を抑制することができていない。
【0006】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、Q
10
が2.0以上の青果物の鮮度を保持することができる青果物輸送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定の輸送方法とすることにより、Q
10
が2.0以上の青果物の鮮度を保持することができることを見出して、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]
青果物を予冷する工程、
青果物を内装に収容する工程、
内装に収容した青果物を断熱箱に収容する工程、及び、
断熱箱に収容した青果物を輸送する工程
を含み、
前記青果物のQ
10
が2.0以上である、青果物輸送方法。
[2]
前記内装の23℃ 0%RH環境下での酸素透過度が7×10mL/(m
2
・24h・atm)以上3×10
4
mL/(m
2
・24h・atm)以下である、[1]に記載の青果物輸送方法。
[3]
前記内装の10℃ 90%RH環境下での二酸化炭素透過度が1.0×10
3
mL/(m
2
・24h・atm)以上1.0×10
5
mL/(m
2
・24h・atm)以下である、[1]又は[2]に記載の青果物輸送方法。
[4]
前記断熱箱における断熱材の熱抵抗が0.6(m
2
・K)/W以上8(m
2
・K)/W以下であり、
前記断熱箱における断熱材の密度が15kg/m
3
以上100kg/m
3
以下である、[1]~[3]いずれかに記載の青果物輸送方法。
[5]
前記青果物の15.5℃の呼吸速度が50mg/(kg・時間)以上である、[1]~[4]いずれかに記載の青果物輸送方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の青果物輸送方法によれば、Q
10
が2.0以上青果物の鮮度を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の青果物輸送方法に用いる青果物梱包装置の一例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
旭化成株式会社
収納箱
17日前
旭化成株式会社
研磨パッド
2日前
旭化成株式会社
樹脂組成物
1か月前
旭化成株式会社
紫外線発光素子
1か月前
旭化成株式会社
青果物輸送方法
7日前
旭化成株式会社
電解セル構造体
1か月前
旭化成株式会社
積層体の製造方法
10日前
旭化成株式会社
レーザダイオード
3日前
旭化成株式会社
紫外線照射システム
28日前
旭化成株式会社
水酸化物の製造方法
1か月前
旭化成株式会社
深紫外線光源検査装置
1か月前
旭化成株式会社
ポリアミドの製造方法
10日前
旭化成株式会社
発光素子及び発光装置
1か月前
旭化成株式会社
再生ABS系樹脂組成物
9日前
旭化成株式会社
硬化性組成物及び合成皮革
25日前
旭化成株式会社
ポリアセタール樹脂組成物
3日前
旭化成株式会社
硬化性組成物及び合成皮革
25日前
旭化成株式会社
分岐ポリオキシメチレン樹脂
1か月前
旭化成株式会社
車両用シートとその振動低減方法
9日前
旭化成株式会社
ホルムアルデヒドガスの製造方法
3日前
旭化成株式会社
塗料組成物、及び樹脂膜の製造方法
16日前
旭ファイバーグラス株式会社
断熱箱体
1か月前
旭化成株式会社
半導体デバイスの製造方法及び半導体デバイス
今日
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物、成形体および摺動部材
3日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物、成形品およびその製造方法
1か月前
旭化成株式会社
推定装置、推定システム、推定方法、及びプログラム
1か月前
旭化成株式会社
ボンド磁石コンパウンド、ボンド磁石、及びモーター
16日前
旭化成株式会社
エアバッグ
1か月前
パナソニックホールディングス株式会社
電極材料および電池
4日前
旭化成株式会社
変性共役ジエン系重合体、靴用ゴム組成物、及びアウトソール
16日前
旭化成株式会社
変性共役ジエン系重合体、靴用ゴム組成物、及びアウトソール
16日前
旭化成株式会社
車両用シート、およびそのヘッドレストによる頭部加速度制御方法
9日前
旭化成株式会社
ポリアミド組成物
1か月前
旭化成株式会社
ブロック共重合体、樹脂組成物、成形体、及び樹脂組成物の製造方法
21日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物
1か月前
旭化成株式会社
水添ブロック共重合体、粘度指数向上剤、油組成物、及びケーブルジェル
1か月前
続きを見る
他の特許を見る