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公開番号2025123567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025107649,2022065697
出願日2025-06-25,2022-04-12
発明の名称画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類H04N 19/119 20140101AFI20250815BHJP(電気通信技術)
要約【課題】GPMにおいて符号化効率を向上させること。
【解決手段】本発明に係る画像復号装置200は、復号対象シーケンスの幾何学ブロック分割モードの境界幅を制御するシンタックスの復号を制御する復号部201を備え、復号部201は、上述の境界幅の変更の可否を制御するシンタックスを復号し、復号対象ブロックごとのヘッダで、幾何学ブロック分割モードの境界幅のパターン或いは数を変更できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
復号対象シーケンスの幾何学ブロック分割モードの境界幅を制御するシンタックスの復号を制御する復号部を備え、
前記復号部は、前記境界幅の変更の可否を制御するシンタックスを復号し、復号対象ブロックごとのヘッダで、幾何学ブロック分割モードの前記境界幅のパターン或いは数を変更できることを特徴とする画像復号装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記復号部は、前記境界幅のパターンが事前に設定されている場合、前記境界幅のパターンの復号自体を省略することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項3】
前記復号部は、前記境界幅のパターンを制御するシンタックスの値を、他のシンタックスに応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項4】
前記復号部は、前記境界幅のパターンを制御するシンタックスの値を変更するシンタックスとして、ブロックサイズ、動きベクトル、符号化モード、分割形状及び量子化パラメータの少なくとも1つを利用することを特徴とする請求項7に記載の画像復号装置。
【請求項5】
復号対象シーケンスの幾何学ブロック分割モードの境界幅を制御するシンタックスの復号を制御する工程を有し、
前記工程において、前記境界幅の変更の可否を制御するシンタックスを復号し、復号対象ブロックごとのヘッダで、幾何学ブロック分割モードの前記境界幅のパターン或いは数を変更できることを特徴とする画像復号方法。
【請求項6】
コンピュータを、画像復号装置として機能させるプログラムであって、
前記画像復号装置は、復号対象シーケンスの幾何学ブロック分割モードの境界幅を制御するシンタックスの復号を制御する復号部を備え、
前記復号部は、前記境界幅の変更の可否を制御するシンタックスを復号し、復号対象ブロックごとのヘッダで、幾何学ブロック分割モードの前記境界幅のパターン或いは数を変更できることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像復号装置、画像復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1及び非特許文献2では、幾何学分割モード(GPM:Geometric Partitioning Mode)が開示されている。
【0003】
GPMは、矩形ブロックを斜めに2分割しそれぞれを動き補償する。具体的には、分割された2領域は、それぞれマージベクトルにより動き補償され重み付き平均により合成される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
ITU-T H.266/VVC
CE4:Summary report on Inter prediction with geometric partitioning、JVET-Q0024
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1及び非特許文献2で開示されている技術では、重み付き平均のパターンが限定されているため、符号化性能の向上には改善の余地があるという問題点があった。 そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、GPMにおいて符号化効率を向上させることができる画像復号装置、画像復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴は、画像復号装置であって、復号対象シーケンスの幾何学ブロック分割モードの境界幅を制御するシンタックスの復号を制御する復号部を備え、前記復号部は、前記境界幅の変更の可否を制御するシンタックスを復号し、復号対象ブロックごとのヘッダで、幾何学ブロック分割モードの前記境界幅のパターン或いは数を変更できることを要旨とする。
【0007】
本発明の第2の特徴は、画像復号方法であって、復号対象シーケンスの幾何学ブロック分割モードの境界幅を制御するシンタックスの復号を制御する工程を有し、前記工程において、前記境界幅の変更の可否を制御するシンタックスを復号し、復号対象ブロックごとのヘッダで、幾何学ブロック分割モードの前記境界幅のパターン或いは数を変更できることを要旨とする。
【0008】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、画像復号装置として機能させるプログラムであって、前記画像復号装置は、復号対象シーケンスの幾何学ブロック分割モードの境界幅を制御するシンタックスの復号を制御する復号部を備え、前記復号部は、前記境界幅の変更の可否を制御するシンタックスを復号し、復号対象ブロックごとのヘッダで、幾何学ブロック分割モードの前記境界幅のパターン或いは数を変更できることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、GPMにおいて符号化効率を向上させることができる画像復号装置、画像復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る画像復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図2は、矩形の単位ブロックが分割境界によって、小領域Aと小領域Bに2分割されるケースの一例を示す図である。
図3は、図2に示す小領域Bの分割境界に割り当てる3パターンの重み係数の一例を示す図である。
図4は、パターン(2)の重み係数wを8×8ブロックに適用した例を示す図である。
図5は、パターン(1)の重み係数wを8×8ブロックに適用した例を示す図である。
図6は、パターン(3)の重み係数wを8×8ブロックに適用した例を示す図である。
図7は、復号部201による制御情報の復号方法の一例を示すフローチャートである。
図8は、第1実施形態における合成部207による重み係数の設定処理の一例について説明するフローチャートである。
図9は、第2実施形態における合成部207による重み係数の設定処理の一例について説明するフローチャートである。
図10は、第2実施形態について説明するための図である。
図11は、第2実施形態について説明するための図である。
図12は、第3実施形態における合成部207による重み係数の設定処理の一例について説明するフローチャートである。
図13は、重み係数が分割境界からの距離に基づいて規定される一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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