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公開番号
2025123850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019580
出願日
2024-02-13
発明の名称
管体保持具
出願人
株式会社オンダ製作所
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F16L
3/12 20060101AFI20250818BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】変形しやすい箇所に取り付けられる場合でも管体を適切に保持可能な管体保持具を提供する。
【解決手段】管体保持具は保持部を備える。保持部は管体の外周を囲んで管体を保持可能に構成される。保持部は、固定片と可動片とを有し、可動片を変位させて保持部を開閉可能に構成され、保持部が閉じられた際には、固定片及び可動片によって管体を囲む。支柱部の外周側には指掛け部が設けられ、保持部が閉じられる際には可動片が支柱部側に向かって押圧され、その押圧の際に指掛け部に指先を掛けることにより、支柱部が取り付け対象箇所に向かって変位するのを抑制可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
取り付け対象箇所に対して取り付け可能な取付部と、
前記取付部から延出する支柱部と、
前記支柱部の延出方向先端部に設けられ、管体の外周を囲んで前記管体を保持可能に構成される保持部と、
を備え、
前記保持部は、前記支柱部の延出方向先端部に設けられた固定片と、前記固定片に対して変位可能に連結された可動片とを有し、前記可動片を変位させて前記保持部を開閉可能に構成され、前記保持部が閉じられた際には、前記固定片及び前記可動片によって前記管体を囲む一方、前記保持部が開かれた際には、前記固定片と前記可動片との間に前記管体を出し入れ可能となるように構成され、しかも、前記保持部が閉じられる際には、前記固定片側に設けられる第1係合部と前記可動片側に設けられる第2係合部とが係合することにより、前記保持部が閉じられた状態を維持可能に構成され、
前記支柱部の外周側には、前記支柱部の径方向外側に向かって突出する指掛け部が設けられ、前記保持部が閉じられる際には前記可動片が前記支柱部側に向かって押圧され、その押圧の際に前記指掛け部に指先を掛けることにより、前記支柱部が前記取り付け対象箇所に向かって変位するのを抑制可能に構成されている、
管体保持具。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の管体保持具であって、
前記保持部は、前記管体の軸方向を前記支柱部の軸方向に直交する方向へ向けた状態で前記管体を保持可能に構成され、
前記指掛け部は、板状に形成されて、その板厚方向が前記支柱部の軸方向と平行な方向になっており、
前記指掛け部の突出方向は、前記支柱部の軸方向及び前記保持部によって保持される前記管体の軸方向の双方に対して直交する方向とされ、
前記指掛け部の幅方向は、前記指掛け部の板厚方向及び突出方向に直交する方向であって、前記指掛け部の幅方向の寸法は、前記支柱部の同一方向の寸法よりも小とされている、
管体保持具。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の管体保持具であって、
板状に形成されて、その板厚方向が前記指掛け部の幅方向と平行な方向とされ、前記指掛け部の突出方向と平行な方向の一端は前記支柱部に連設され、前記支柱部の軸方向と平行な方向の一端は前記指掛け部の一面の周縁部に連設された補強部、
を備える管体保持具。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の管体保持具であって、
前記指掛け部の突出方向先端部は、前記支柱部の軸方向から見た場合に、閉じられた状態にある前記保持部と重なる位置にある、
管体保持具。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の管体保持具であって、
前記保持部は、前記固定片に連設された筒状部を有し、
前記支柱部の延出方向先端部が前記筒状部の内周側に嵌め込まれることにより、前記筒状部が前記支柱部の外周側に配置されるように構成され、
前記指掛け部は、前記筒状部の外周から前記筒状部の径方向外側に向かって突出している、
管体保持具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、管体保持具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
取り付け対象箇所に取り付けられて、その取り付けられた位置で給水パイプ等の長尺体の外周を囲んで長尺体を保持する長尺体保持具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された長尺体保持具は、スラブに固定される第1保持部材と、第1保持部材に対して変位可能に連結された第2保持部材とを備える。これら第1保持部材と第2保持部材とを係合させることにより、長尺体の外周を囲む保持部が構成される。
【0003】
第1保持部材と第2保持部材とを係合させる際には、互いの係合位置を変更することができ、これにより、保持部の内径を調節して、異なる外径の長尺体を保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6880497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本件発明者は、上述のような給水パイプや止水栓等が有する管体部分(以下、これらを管体と総称する。)を保持可能な管体保持具について、更なる改良を施すべく様々な検討を行っている。その検討の中で、以下のような課題を見いだすに至った。
【0006】
上述のような管体保持具の場合、保持部によって管体の外周を締め付ける際には、第2保持部材を第1保持部材側に向かって押し付ける操作(以下、押圧操作とも称する。)が行われ、これにより、第1保持部材と第2保持部材との係合位置が変更される。このような押圧操作が行われる際、管体保持具が十分に剛性の高い箇所に取り付けられていれば問題はない。
【0007】
しかし、例えば、上述のような管体保持具を洗面台下で使用するような場合に、管体保持具が洗面台の背板に取り付けられていると、上述のような押圧操作が行われた際に、背板が押圧力を受けて湾曲することがある。この場合、第2保持部材を押圧しても、背板が逃げる分だけ第2保持部材を十分に押し込みきれず、その結果、保持部による締め付け力が弱まることがある。保持部による締め付け力が不足すると、保持した管体が軸方向へずれやすくなったり、保持した管体ががたついたりするなどの問題が生じるおそれがある。あるいは、背板が逃げても更に押圧することはできるが、過度に押圧すると背板に過大な負荷をかけてしまうおそれがある。
【0008】
本開示の一局面においては、変形しやすい箇所に取り付けられる場合でも管体を適切に保持可能な管体保持具を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本開示の一態様は、管体保持具であって、取付部と、支柱部と、保持部と、を備える。取付部は、取り付け対象箇所に対して取り付け可能である。支柱部は、取付部から延出する。保持部は、支柱部の延出方向先端部に設けられ、管体の外周を囲んで管体を保持可能に構成される。また、保持部は、支柱部の延出方向先端部に設けられた固定片と、固定片に対して変位可能に連結された可動片とを有し、可動片を変位させて保持部を開閉可能に構成され、保持部が閉じられた際には、固定片及び可動片によって管体を囲む一方、保持部が開かれた際には、固定片と可動片との間に管体を出し入れ可能となるように構成され、しかも、保持部が閉じられる際には、固定片側に設けられる第1係合部と可動片側に設けられる第2係合部とが係合することにより、保持部が閉じられた状態を維持可能に構成される。支柱部の外周側には、支柱部の径方向外側に向かって突出する指掛け部が設けられ、保持部が閉じられる際には可動片が支柱部側に向かって押圧され、その押圧の際に指掛け部に指先を掛けることにより、支柱部が取り付け対象箇所に向かって変位するのを抑制可能に構成されている。
【0010】
このように構成された管体保持具によれば、保持部が閉じられる際には可動片が支柱部側に向かって押圧されるが、その押圧の際に指掛け部に指先を掛ければ、支柱部が取り付け対象箇所に向かって変位するのを抑制することができる。そのため、管体保持具が変形しやすい箇所に取り付けられる場合であっても、可動片を押圧する際に支柱部が押圧方向へ逃げるのを抑制できる。したがって、可動片を十分に押し込んで、保持部による締め付け力を適正化し、管体を適正に保持することができる。また、可動片を押圧する際に、取り付け対象箇所に過大な負荷をかけてしまうおそれがない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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