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公開番号2025125391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021426
出願日2024-02-15
発明の名称天板付什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 13/02 20060101AFI20250820BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】大型又は大重量の天板であっても、安定して設置できる天板付什器を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る天板付什器は、支持構造体と、第1方向を長手方向とし、第2方向を短手方向として形成されるとともに、支持構造体に下方から支持された天板と、を備えている。支持構造体は、転動不能に設置面上に接地する接地部を有し、第1方向を長手方向とし、第2方向を短手方向として形成されたベース部と、ベース部のうち、第1方向における第1側端部から上方に延びるとともに、天板のうち第1方向における第1側端部を支持する支柱部と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
支持構造体と、
上下方向に交差する２方向のうち、第１方向を長手方向とし、第２方向を短手方向として形成されるとともに、前記支持構造体に下方から支持された天板と、を備え、
前記支持構造体は、
転動不能に設置面上に接地する接地部を有し、前記第１方向を長手方向とし、前記第２方向を短手方向として形成されたベース部と、
前記ベース部のうち、前記第１方向における第１側端部から上方に延びるとともに、前記天板のうち前記第１方向における第１側端部を支持する支柱部と、を備えている天板付什器。
続きを表示（約 790 文字）【請求項２】
前記接地部は、前記ベース部における前記第１方向の全域に亘って設けられている請求項１に記載の天板付什器。
【請求項３】
前記ベース部は、上下方向における前記ベース部の高さよりも薄い板材が屈曲されて形成されている請求項１又は請求項２に記載の天板付什器。
【請求項４】
前記ベース部は、前記第１方向に延びる角筒状に形成された第１筒部を備えている請求項３に記載の天板付什器。
【請求項５】
前記ベース部は、前記第２方向に延びる角筒状に形成されるとともに、前記第１筒部に接続された第２筒部を備えている請求項４に記載の天板付什器。
【請求項６】
前記ベース部は、
前記接地部が設けられた内部フレームと、
前記内部フレームを上方から覆うとともに、前記内部フレームに固定されたフレームカバーと、を備えている請求項１に記載の天板付什器。
【請求項７】
前記フレームカバーは、
平面視において前記内部フレームに重なり合う上板部と、
前記上板部における前記第２方向の両端縁からそれぞれ下方に向けて延びる一対の側板部と、を備えている請求項６に記載の天板付什器。
【請求項８】
前記側板部は、前記第２方向において前記上板部から離れるに従い下方に傾斜して延びている請求項７に記載の天板付什器。
【請求項９】
前記内部フレームは、角筒部材が組み合わされて形成されている請求項６から請求項８の何れか１項に記載の天板付什器。
【請求項１０】
前記ベース部のうち、前記第２方向における前記天板の中心に対して前記第２方向における第１側の寸法が、前記第２方向における第２側の寸法よりも小さい請求項１又は請求項２に記載の天板付什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、天板付什器に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
オフィスや公共施設等の各種施設には、使用者に作業面を提供するための天板付什器が設けられている。この種の天板付什器として、上下方向に延びる支柱部と、支柱部の上端部に片持ち状に支持された天板と、天板と向かい合った状態で支柱部の下端部から設置面に沿って延びるとともに、キャスタを介して設置面に接地する脚部と、を備えた構成が開示されている（例えば、下記特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５４７９９５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述した天板付什器のように、天板が支柱部に片持ち状に支持されている構成にあっては、天板の自由端部において下方に向けて作用する荷重が脚部のうち支柱部との連結部分を引き上げるように作用する。従来技術にあっては、脚部がキャスタを介して設置面に接地していることから、脚部と設置面との間に作用する摩擦力が確保し難い。したがって、従来技術では、特に大型又は大重量の天板を有する天板付什器を安定して設置する点で未だ改善の余地があった。
【０００５】
本発明は、大型又は大重量の天板であっても、安定して設置できる天板付什器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
（１）本発明の一態様に係る天板付什器は、支持構造体と、上下方向に交差する２方向のうち、第１方向を長手方向とし、第２方向を短手方向として形成されるとともに、前記支持構造体に下方から支持された天板と、を備え、前記支持構造体は、転動不能に設置面上に接地する接地部を有し、前記第１方向を長手方向とし、前記第２方向を短手方向として形成されたベース部と、前記ベース部のうち、前記第１方向における第１側端部から上方に延びるとともに、前記天板のうち前記第１方向における第１側端部を支持する支柱部と、を備えている。
【０００７】
本態様によれば、ベース部が転動不能な接地部を介して設置面上に接地しているので、設置面とベース部（接地部）との間に作用する摩擦力を確保し易い。そのため、天板が支柱部によって片持ち状に支持されている場合のように、天板が片持ち状に支持されていることに起因してベース部のうち支柱部との連結部分にベース部を引き上げる向きに大きな荷重が作用する場合であっても、荷重への抵抗力をベース部によって発揮させ易い。これにより、例えば大型又は大重量の天板を備える天板付什器であっても、安定して設置することができる。
【０００８】
（２）上記（１）の態様に係る天板付什器において、前記接地部は、前記ベース部における前記第１方向の全域に亘って設けられていることが好ましい。
本態様によれば、設置面とベース部との間に作用する摩擦力を確保し易い。そのため、天板付什器をより安定して設置することができる。
【０００９】
（３）上記（１）又は（２）の何れかの態様に係る天板付什器において、前記ベース部は、上下方向における前記ベース部の高さよりも薄い板材が屈曲されて形成されていることが好ましい。
本態様によれば、ベース部が、例えばベース部の高さと同等の厚さを有する中実状に形成されている場合に比べてベース部としての曲げ剛性を確保し易い。これにより、天板の荷重に対する抵抗力をベース部によって発揮させ易い。
【００１０】
（４）上記（３）の態様に係る天板付什器において、前記ベース部は、前記第１方向に延びる角筒状に形成された第１筒部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、ベース部としての曲げ剛性を確保し易いので、天板の荷重に対する抵抗力をベース部によって発揮させ易い。また、角筒部材自体は汎用品であることから、製造コストの削減も図ることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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