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公開番号2025102242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219572
出願日2023-12-26
発明の名称椅子
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47C 7/62 20060101AFI20250701BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】外観が損なわれるのを抑えつつ、メンテナンス性を高めることができる椅子を提供する。
【解決手段】椅子1Aは、設置面F上に設けられ、左右方向に離間して設けられる複数の支脚部材21と、左右方向に延び、左右方向で隣り合う支脚部材21同士を連結する連結部材22と、連結部材22により下方から支持され、利用者が着座する着座面を有する着座部材と、連結部材22よりも上方に配置された電気出力部32を有する電気部品ユニット31と、連結部材22の前方及び後方の一方側において、前方及び後方の他方側から見た際、上下方向の少なくとも一部が連結部材22と重なり合った状態で左右方向に延びるとともに、電気部品ユニット31から下方に導出される配線100を収容する収容空間35sを有する配線収容部材35と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
設置面上に設けられ、左右方向に離間して設けられる複数の支脚部材、及び、左右方向に延び、左右方向で隣り合う前記支脚部材同士を連結する連結部材、を含む下部構造体と、
前記下部構造体により下方から支持され、利用者が着座する着座面を有する着座部材と、
前記連結部材よりも上方に配置された電気出力部を有する電気部品ユニットと、
前記連結部材の前方及び後方の一方側において、前方及び後方の他方側から見た際、上下方向の少なくとも一部が前記連結部材と重なり合った状態で左右方向に延びるとともに、前記電気部品ユニットから下方に導出される配線を収容する収容空間を有する配線収容部材と、
を備えることを特徴とする椅子。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記配線収容部材は、前方から見た際、上下方向の全体が、前記連結部材と重なるように設けられている
請求項1に記載の椅子。
【請求項3】
前記配線収容部材の上下方向の高さ寸法が、前記連結部材の上下方向の高さ寸法よりも小さい
請求項2に記載の椅子。
【請求項4】
前記連結部材に取り付けられ、前記電気部品ユニットの下方に設けられた中間配線収容部材をさらに備え、
前記中間配線収容部材は、前記電気部品ユニット内の空間に連通し、前記電気部品ユニットから下方に導出される配線を収容する内部空間を有し、
前記配線収容部材は、前記中間配線収容部材に接続され、前記収容空間と前記内部空間とが連通している
請求項1又は2に記載の椅子。
【請求項5】
前記電気部品ユニット、及び前記中間配線収容部材は、前記連結部材のうち前記着座部材に対して左右方向にずれた位置に設けられている
請求項4に記載の椅子。
【請求項6】
前記配線収容部材は、
前記中間配線収容部材に接続され、上下方向、及び前後方向の少なくとも一方に開口する前記収容空間を形成する第一部材と、
前記第一部材に対して着脱可能又は開閉可能に設けられ、前記収容空間を塞ぐ第二部材と、を備える、
請求項4に記載の椅子。
【請求項7】
前記配線収容部材は、前記着座部材よりも下方に設けられ、上方から見た際、前記着座部材と重なる位置に設けられている
請求項1又は2に記載の椅子。
【請求項8】
前記配線収容部材から下方に延び、前記収容空間に連通して前記配線を下方に導く配線挿通空間を有する配線挿通部材をさらに備える
請求項1又は2に記載の椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、床面上に設けられた一対の支持脚部と、一対の支持脚部を連結する幅方向に長尺の連結部と、連結部に支持された座部と、外部に電力を供給する電力供給部と、を備えた椅子が開示されている。この椅子において、電力供給部に接続される配線は、連結部に収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6478373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、配線が収容された連結部は、椅子の座部を支持する構造体の一部を構成している。このため、連結部に収容された配線のメンテナンス等を行おうとすると、座部を連結部から取り外す等しなければならず、手間がかかる。
一方、メンテナンス性を重視し、配線を、連結部に収容せず、例えば座部の下方で連結部に沿わせて配設すると、配線が外部に露呈し、椅子の外観が損なわれてしまう。
本発明は、外観が損なわれるのを抑えつつ、メンテナンス性を高めることができる椅子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る椅子は、設置面上に設けられ、左右方向に離間して設けられる複数の支脚部材、及び、左右方向に延び、左右方向で隣り合う前記支脚部材同士を連結する連結部材、を含む下部構造体と、前記下部構造体により下方から支持され、利用者が着座する着座面を有する着座部材と、前記連結部材よりも上方に配置された電気出力部を有する電気部品ユニットと、前記連結部材の前方及び後方の一方側において、前方及び後方の他方側から見た際、上下方向の少なくとも一部が前記連結部材と重なり合った状態で左右方向に延びるとともに、前記電気部品ユニットから下方に導出される配線を収容する収容空間を有する配線収容部材と、を備える。
本態様によれば、配線収容部材を備えることで、着座部材の下方で配線が露出するのを抑えることができる。配線収容部材は、連結部材の前方及び後方の一方側に配置され、前方及び後方の他方側から見た際、上下方向の少なくとも一部が連結部材に重なる。このため、椅子を前方又は後方から見た際、配線収容部材が見えにくく、外観の体裁を向上できる。
また、特に、配線収容部材が連結部材の後方に配置されている場合には、椅子を後方から見ると、連結部材の後方に配線収容部材が配置されているため、収容空間に配線を収容する等の作業がし易く、メンテナンス性が向上する。
【0006】
(2)上記(1)の態様に係る椅子において、前記配線収容部材は、前方から見た際、上下方向の全体が、前記連結部材と重なるように設けられていることが好ましい。
本態様によれば、配線収容部材の上下方向の全体が、連結部材と重なることで、前方から見た際、配線収容部材が連結部材の後方に隠れ、外観の体裁を、より確実に向上できる。
【0007】
(3)上記(2)の態様に係る椅子において、前記配線収容部材の上下方向の高さ寸法が、前記連結部材の上下方向の高さ寸法よりも小さいことが好ましい。
本態様によれば、前方から見た際、配線収容部材が、より確実に連結部材の後方に隠れる。
【0008】
(4)上記(1)から(3)の何れかの態様に係る椅子において、前記連結部材に取り付けられ、前記電気部品ユニットの下方に設けられた中間配線収容部材をさらに備え、前記中間配線収容部材は、前記電気部品ユニット内の空間に連通し、前記電気部品ユニットから下方に導出される配線を収容する内部空間を有し、前記配線収容部材は、前記中間配線収容部材に接続され、前記収容空間と前記内部空間とが連通していることが好ましい。
本態様によれば、電気部品ユニットの下方に設けられた中間配線収容部材の内部空間に、電気部品ユニットから下方に導出される配線が収容される。さらに、配線収容部材が中間配線収容部材に接続されて、収容空間と内部空間とが連通している。これにより、電気部品ユニットから、中間配線収容部材、配線収容部材へと配設される配線が、外部に露呈するのを抑えることができる。
また、配線収容部材が、中間配線収容部材に接続されることで、配線収容部材を連結部材に直接取り付ける必要が無い。これにより、着座部材に人が座った場合に、その荷重によって連結部材が下方に撓み変形しても、その影響が配線収容部材に及びにくくなる。
【0009】
(5)上記(4)の態様に係る椅子において、前記電気部品ユニット、及び前記中間配線収容部材は、前記連結部材のうち前記着座部材に対して左右方向にずれた位置に設けられていることが好ましい。
本態様によれば、着座部材に対して左右方向にずれた位置に電気部品ユニットを設けることで、着座部材に着座した利用者が、電気部品ユニットを利用しやすい。
また、着座部材の左右方向の側方の空間に、電気部品ユニット、及び中間配線収容部材を配置することで、電気部品ユニット、中間配線収容部材のメンテナンス等を行う際、着座部材を取り外す必要がなく、着座部材との干渉を避けながら、容易に作業を行える。
【0010】
(6)上記(4)又は(5)の態様に係る態様に係る椅子において、前記配線収容部材は、前記中間配線収容部材に接続され、上下方向、及び前後方向の少なくとも一方に開口する前記収容空間を形成する第一部材と、前記第一部材に対して着脱可能又は開閉可能に設けられ、前記収容空間を塞ぐ第二部材と、を備えることが好ましい。
本態様によれば、中間配線収容部材に接続された第一部材に対し、第二部材を着脱可能に設けることで、メンテナンス等を行う際には、第二部材を第一部材から取り外せば、収容空間を、上下方向及び前後方向の少なくとも一方に開口させることができる。これにより、メンテナンス等の作業を容易に行える。また、メンテナンス等を行わないときには、第二部材を第一部材に取り付け、第二部材で収容空間を塞ぐことで、配線が外部に露呈するのを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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