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公開番号
2025128429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024024115
出願日
2024-02-20
発明の名称
カテーテル
出願人
株式会社東海メディカルプロダクツ
,
国立大学法人浜松医科大学
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
5/028 20060101AFI20250827BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
温度センサーと接触する冷却媒体の量を十分に確保することができ、冷却媒体の温度を正確に測ることができるカテーテルを提供すること。
【解決手段】
本発明にかかるカテーテル100は、第1ルーメン33と、インナーシャフト31とアウターシャフト32との間に形成される第2ルーメン34と、を備えている二重管構造部30と、二重管構造部30より先端側に形成され、第1ルーメン33のみを有する先端構造部40と、を備え、手元側より注入された流体が第2ルーメン34から第1ルーメン33にすべて流入し、さらに、第1ルーメン33に流入した流体がサイドホール41から先端構造部30の外部へ流出するように形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ガイドワイヤポートよりも先端側に形成され、インナーシャフトとアウターシャフトの二重管構造を有し、前記インナーシャフトの内側に形成され前記ガイドワイヤポートと連通する第1ルーメンと、前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとの間に形成され、手元側から流入される流体と連通する第2ルーメンと、を備えている二重管構造部と、
前記二重管構造部より先端側に形成され、前記インナーシャフトと前記アウターシャフトが、接着または溶着された一体化されて前記第1ルーメンのみを有する先端構造部と、
を備え、
前記二重管構造部は、前記第2ルーメンから前記第1ルーメンへ貫通した貫通孔を有し、前記先端構造部は、前記第1ルーメンと前記先端構造部の外部との間を貫通したサイドホールを有し、
手元側より注入された流体が前記第2ルーメンから前記第1ルーメンにすべて流入し、さらに、前記第1ルーメンに流入した流体が前記サイドホールから前記先端構造部の外部へ流出するように形成されていることを特徴とするカテーテル。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記インナーシャフトは、前記先端構造部よりも手元側に、内径が小さい小径部を有していることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記小径部は、使用されるガイドワイヤの外径よりも0.02mm~0.1mm大きい内径に作製されていることを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記小径部は、前記先端構造部から0.5mm~10mmの間から手元側から設けられていることを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記先端構造部は、内径がφ0.4mm~φ1.5mmであることを特徴とする請求項1に記載されたカテーテル。
【請求項6】
前記先端構造部は、使用されるガイドワイヤの外径よりも0.15mm~0.3mm大きい内径に作製されていることを特徴とする請求項1に記載されたカテーテル。
【請求項7】
前記先端構造部は、前記サイドホールよりも先端側で使用されるガイドワイヤの外径よりも0.02mm~0.1mm大きい内径に作製されている小径シャフト部又は先端チップを有することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
【請求項8】
前記二重管構造部に形成された前記貫通孔は、最も手元側に設けられた前記サイドホールよりも手元側に1.0mm~5.0mmの位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カテーテルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
冠状動脈など血管内の絶対血流量を測定することで、組織全体の微小血管の疾患を診断および理解することが可能であると考えられている。血管内の血流量を測定するために使用されるカテーテルとしては、温度センサーを備えたガイドワイヤを使用した熱希釈法によって絶対血流量を測定するカテーテルがある。かかる熱希釈法による血流量の測定は、測定対象の血管に冷却または温められた生理食塩水を注入し、その後の血流の温度変化から血流量を計算するものである。そのため、正確な血流量を算出するためには、血管内の血液、血液と冷却媒体との混合液、冷却媒体の各温度を正確に測定する必要がある。
【0003】
しかし、ガイドワイヤに設けられる温度センサーは、ガイドワイヤ自体が細いために微小なセンサーとなっている。そのため、環境による微妙な温度変化に左右され、計測したい液体の温度を正確に測ることができない場合がある。例えば、冷却媒体の温度を計測する際にセンサーがカテーテル内腔に接触している場合、血液と接触しているカテーテルが温められセンサーが影響を受けて冷却媒体の温度よりも高い温度を示すことがあった。
【0004】
また、温度センサーはワイヤの側面に周方向に向けて配置されているためワイヤの向きによって温度センサーと接触する冷却媒体の量が十分でない状態が発生し冷却媒体の温度を正確に測ることができないことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平2-1230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、温度センサーと接触する冷却媒体の量を十分に確保することができ、冷却媒体の温度を正確に測ることができるカテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本発明にかかるカテーテルは、
ガイドワイヤポートよりも先端側に形成され、インナーシャフトとアウターシャフトの二重管構造を有し、前記インナーシャフトの内側に形成され前記ガイドワイヤポートと連通する第1ルーメンと、前記インナーシャフトと前記アウターシャフトとの間に形成され、手元側から流入される流体と連通する第2ルーメンと、を備えている二重管構造部と、
前記二重管構造部より先端側に形成され、前記インナーシャフトと前記アウターシャフトが、接着または溶着された一体化されて前記第1ルーメンのみを有する先端構造部と、
を備え、
前記二重管構造部は、前記第2ルーメンから前記第1ルーメンへ貫通した貫通孔を有し、前記先端構造部は、前記第1ルーメンと前記先端構造部の外部との間を貫通したサイドホールを有し、
手元側より注入された流体が前記第2ルーメンから前記第1ルーメンにすべて流入し、さらに、前記第1ルーメンに流入した流体が前記サイドホールから前記先端構造部の外部へ流出するように形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明にかかるカテーテルによれば、注入された流体のすべてがインナーシャフトの内腔の第1ルーメンを通り、内部に挿入されるガイドワイヤと接触することになる。これにより、ガイドワイヤに備えられた温度センサーに、測定に十分な量の流体を接触させることができ、正確な温度測定が可能となる。
【0010】
また、本発明かかるカテーテルにおいて、前記インナーシャフトは、前記先端構造部よりも手元側に、内径が小さい小径部を有していることを特徴とするものであってもよい。インナーシャフトは一体化された部分よりも手元側で縮径されていることによって、第1ルーメンに流入した流体がガイドワイヤポートから流出する可能性を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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