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公開番号2025128906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025907
出願日2024-02-22
発明の名称物品搬送用自転車
出願人船井電機株式会社
代理人個人,個人
主分類B62K 15/00 20060101AFI20250827BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】建物の上層階に物品を搬送する場合に、多くの物品を搬送することが可能な物品搬送用自転車を提供する。
【解決手段】この物品搬送用自転車100では、物品50が収容される収容部1と、ハンドル20よりも前輪10a側に収容部1を支持する収容部支持部2dが設けられるフレーム部2と、を備え、収容部支持部2dは、収容部1が脱着可能に取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
物品が収容される収容部と、
前輪および後輪を含む車輪と、ハンドルと、サドルとが取り付けられ、前記ハンドルよりも前記前輪側に前記収容部を支持する収容部支持部が設けられるフレーム部と、を備え、
前記フレーム部は、前記サドルと前記後輪とが設けられる前記フレーム部の後側部分からなる後側分離自転車部と、前記収容部支持部と前記ハンドルと前記前輪とが設けられる前記フレーム部の前側部分からなり、前記後側分離自転車部から分離可能な前側分離自転車部と、を含み、
前記収容部は、前記収容部支持部に脱着可能に取り付けられている、物品搬送用自転車。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記収容部支持部は、前記前輪と、前記ハンドルとの間に配置され、
前記収容部の下端部は、前記前輪の上端部よりも下方に位置している、請求項1に記載の物品搬送用自転車。
【請求項3】
前記前側分離自転車部の前記前輪側に設けられ、物品搬送用自転車の停止状態の維持と分離された前記前側分離自転車部の走行との両方に用いられる地面当接部材をさらに備え、
前記地面当接部材は、地面に当接することにより物品搬送用自転車の停止状態を維持するスタンド部と、前記スタンド部と一体的に設けられ、地面に当接することにより、分離された前記前側分離自転車部を走行させる第1補助輪と、を含む、請求項1に記載の物品搬送用自転車。
【請求項4】
前記地面当接部材は、回転することにより、前記スタンド部が地面に接し、停止状態を維持する第1状態と、前記第1補助輪が地面に接することにより、分離された前記前側分離自転車部、または分離した前記後側分離自転車部の少なくとも一方が操作される第2状態と、前記前側分離自転車部と前記後側分離自転車部とが結合した物品搬送用自転車を走行させるための前記スタンド部および前記第1補助輪が共に地面から離れた第3状態とが切り替わるように構成されているとともに、各状態における傾斜角度を保持する角度保持機構をさらに含む、請求項3に記載の物品搬送用自転車。
【請求項5】
前記前側分離自転車部に配置される第1駆動部を含むとともに、前記前側分離自転車部が前記後側分離自転車部から分離した場合に、前記第1駆動部により前記前輪の回転をアシストする第1アシスト機構をさらに備える、請求項1に記載の物品搬送用自転車。
【請求項6】
前記後側分離自転車部からの前記前側分離自転車部の分離を検知する検知部をさらに備え、
前記第1アシスト機構は、前記前輪に取り付けられ、前記検知部により前記前側分離自転車部が前記後側分離自転車部から分離したことを検知したことに基づいて、前記前輪の回転をアシストするアシストモードを開始するように構成されている、請求項5に記載の物品搬送用自転車。
【請求項7】
前記後側分離自転車部に配置される第2駆動部を含むとともに、前記前側分離自転車部と前記後側分離自転車部とが結合されている場合に、前記後輪の回転をアシストする第2アシスト機構と、
前記第1駆動部と前記第2駆動部とに電力を供給するバッテリーとをさらに備え、
前記検知部により前記前側分離自転車部が前記後側分離自転車部から分離したことを検知したことに基づいて、前記バッテリーの電力の供給先が前記第2駆動部から前記第1駆動部に切り替わるように構成されている、請求項6に記載の物品搬送用自転車。
【請求項8】
前記前側分離自転車部および前記スタンド部の少なくとも一方に設けられ、鉛直方向において前記第1補助輪よりも上方に位置するとともに、段差部によって前記前側分離自転車部が傾斜した際に前記段差部に当接可能に構成されている第2補助輪をさらに備える、請求項3に記載の物品搬送用自転車。
【請求項9】
前記後側分離自転車部は、物品を搬送する搬送用被牽引車を取り付けることが可能な取付部を有している、請求項1に記載の物品搬送用自転車。
【請求項10】
前記角度保持機構は、前記地面当接部材を回転させるフットペダルと、前記地面当接部材に設けられるとともに、前記フットペダルに当接することにより前記地面当接部材の回転を停止させるストッパとを含む、請求項4に記載の物品搬送用自転車。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、物品搬送用自転車に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物品搬送用自転車が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、フレームと、前輪と、後輪と、前輪の上方に配置されるかごとを備える自転車が開示されている。特許文献1の自転車は、フレームを前側フレームと、後側フレームとに分離し、前側フレームを手押し車として使用することが開示されている。上記特許文献1に開示されている物品搬送用自転車では、後側フレームから分離した前側フレームは、建物内で使用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
公開実用新案公報昭49-58041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示されている物品搬送用自転車では、後側分離自転車部(後側フレーム)から分離した前側分離自転車部(前側フレーム)は、建物内で使用することができるものの、前側分離自転車部を操縦しながら階段を上がることはできないため、建物の上層階に物品を搬送する場合は、エレベータを利用する必要がある。しかしながら、建物内にエレベータが設置されていない場合は、前側分離自転車部を停車させて運転者がかご(収容部)から物品を取り出した後、運転者が物品を直接保持しながら、階段を上って搬送する必要があるため、多くの物品を搬送することができないという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、エレベータの有無にかかわらず建物の上層階に多くの物品を搬送することが可能な物品搬送用自転車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による物品搬送用自転車は、物品が収容される収容部と、前輪および後輪を含む車輪と、ハンドルと、サドルとが取り付けられ、ハンドルよりも前輪側に収容部を支持する収容部支持部が設けられるフレーム部と、を備え、フレーム部は、サドルと後輪とが設けられる後側部分からなる後側分離自転車部と、収容部支持部とハンドルと前輪とが設けられる前側部分からなり、後側分離自転車部から分離可能な前側分離自転車部と、を含み、収容部支持部は、収容部が脱着可能に取り付けられている。
【0008】
この発明の一の局面による物品搬送用自転車では、上記のように、フレーム部は、サドルと後輪とが設けられるフレーム部の後側部分からなる後側分離自転車部と、収容部支持部とハンドルと前輪とが設けられるフレーム部の前側部分からなり、後側分離自転車部から分離可能な前側分離自転車部と、を含み、収容部支持部は、収容部が脱着可能に取り付けられている。これにより、後側分離自転車部から分離可能な前側分離自転車部を含んでいることにより、後側分離自転車部から分離した前側分離自転車部に支持されている収容部に物品を収容して搬送することができるため、物品搬送用自転車が通行できない建物内においても、多くの物品を搬送することができるとともに、エレベータを利用することにより上層階に多くの物品を搬送することができる。また、たとえば、収容部をスライドさせることにより脱着可能であるため、エレベータが設置されていない建物であっても、運転者は収容部に多くの物品を収容して、物品を搬送することができる。これらの結果、エレベータの有無にかかわらず建物の上層階に多くの物品を搬送することができる。
【0009】
上記一の局面による物品搬送用自転車において、好ましくは、収容部支持部は、前輪と、ハンドルとの間に配置され、収容部の下端部は、前輪の上端部よりも下方に位置している。このように構成すれば、前輪とハンドルとの間に収容部支持部を設けることにより、収容部支持部が前輪よりも後方に位置するため、前輪の上方に収容部支持部を設ける場合と比べて、収容部支持部の鉛直方向の長さを大きくすることができる。また、収容部の下端部は、前輪の上端部よりも下方に位置していることにより、収容部の鉛直方向の長さを大きくすることができるため、収容部の容積を大きくすることができる。これらの結果、分離された前側分離自転車部の通行が困難な場所を通って搬送する場合においても、収容部に物品を収容して、搬送することができる。また、収容部の下端部は、前輪の上端部よりも下方に位置していることにより、車体の重心が低くなるため、前側分離自転車部を分離し、単独で使用する場合に、安定性が大きくなり、搬送時に運転者に負担がかかるのを軽減することができる。
【0010】
上記一の局面による物品搬送用自転車において、好ましくは、前側分離自転車部の前輪側に設けられ、物品搬送用自転車の停止状態の維持と分離された前側分離自転車部の走行との両方に用いられる地面当接部材をさらに備え、地面当接部材は、地面に当接することにより物品搬送用自転車の停止状態を維持するスタンド部と、スタンド部と一体的に設けられ、地面に当接することにより、分離された前側分離自転車部を走行させる第1補助輪と、を含む。このように構成すれば、地面当接部によって物品搬送用自転車の停止状態の維持と分離された前側分離自転車部の走行との両方を行うことができるため、スタンド部と第1補助輪とを別々に設ける場合と異なり、部品点数が増加することを抑制しつつ装置構成を簡素化することができる。また、地面当接部の地面に当接する部分を変更することによって容易に物品搬送用自転車の走行状態と停止状態の維持とを切り替えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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