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公開番号
2025129973
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024027001
出願日
2024-02-26
発明の名称
耕盤の膨軟化方法
出願人
個人
代理人
弁理士法人共生国際特許事務所
主分類
C09K
17/42 20060101AFI20250829BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】耕盤を膨軟化して解消させる共に、土壌微生物を正常化させることを課題とする。
【解決手段】有機廃棄物を少なくとも13の菌属の菌類を用いて培養分解した廃棄物発酵処理の培養廃液と、フルボ酸鉄と、亜鉛イオンと、海藻とを含む混合液であって、前記菌属が、少なくともストレプトマイセス属、スルフォロブス属、サッカロポリスポーラ属、木材腐朽菌、ノカルジア属、シュードモナス属、バシラス属、サイトファーガ属、セルロモナス属、クロストリジウム属、アスペルギルス属、ペニシリウム属、及びクモノスカビ属を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の13種の菌属に属する細菌及び水によって有機廃棄物を発酵させた培養処理の残渣から培養廃液を作成する処理と、
前記培養廃液とフルボ酸鉄と亜鉛イオンと海藻等とミネラルをと含んだ水とを混合して混合液を作成する処理と、
前記混合液を土壌に散布して土壌の耕盤を膨軟化させる処理と、を備えていることを特徴とする耕盤の膨軟化方法。
(1)ストレプトマイセス属
(2)スルフォロブス属
(3)サッカロポリスポーラ属
(4)木材腐朽菌属
(5)ノカルジア属
(6)シュードモナス属
(7)バシラス属
(8)サイトファーガ属
(9)セルロモナス属
(10)クロストリジウム属
(11)アスペルギルス属
(12)ペニシリウム属
(13)クモノスカビ属
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記混合液を50kg/m
2
乃至300kg/m
2
の割合で土壌に散布した後、土壌の表面を透光性のビニールシートで覆い、直射日光下で7日乃至20日間放置する処理をさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の耕盤の膨軟化方法。
【請求項3】
前記混合液の作成処理では、混合液100質量%に対し、前記培養廃液を1.0質量%乃至10.0質量%、海藻0.5乃至5.0質量%、前記フルボ酸鉄を0.0001質量%乃至0.01質量%の割合で混合し、前記亜鉛イオンを0.0001質量%乃至0.001質量%の割合で混合することを特徴とする請求項1に記載の耕盤の膨軟化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耕盤の膨軟化方法に関し、より詳しくは、有機廃棄物を細菌によって発酵させた培養廃液を用いて耕盤を膨軟化させる方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、多くの農地が、薄い表層の下の土壌が硬く固まった状態になっている。例えば表面の土壌を15cm程度の深さに耕すだけでも、小型の耕運機では機械が土壌から跳ね返され、全く役に立たなくなるほどに固くなっていることがある。これは、硬い土の層である耕盤が表土の下にできたことに起因している。
【0003】
いったん耕盤ができると、耕盤は作物の植え付けや伸長を阻害し収穫を減少させる。また土壌表面に雨水が溜まりやすくなって大雨が降ると表土が流出し、さらに、干ばつの時には地下深くの水脈から土壌表面への水分の供給が阻止されて干ばつの被害が大きくなるなどの多くの問題が発生する。
【0004】
かかる耕盤を解消させる一般的な方法は、大型の機械によって耕盤を掘り起こす手立てがある。しかし、この方法では、土壌が掻きまわされて微生物層が撹乱されるばかりでなく、使用する大型機械の重量によって土壌が却って固くなっていくので、土壌がますます劣化する問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許5314555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、耕盤が形成された土壌に対し、簡単な処理により土壌の耕盤を膨軟化させることが可能な膨軟化方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の耕盤の膨軟化方法は、以下の13種の菌属に属する細菌及び水によって有機廃棄物を発酵させた培養処理の残渣から培養廃液を作成する処理と、前記培養廃液とフルボ酸鉄と亜鉛イオンと海藻とを混合して混合液を作成する処理と、前記混合液を土壌に散布して土壌の耕盤を膨軟化させる処理と、を備えていることを特徴とする。
(1)ストレプトマイセス属
(2)スルフォロブス属
(3)サッカロポリスポーラ属
(4)木材腐朽菌属
(5)ノカルジア属
(6)シュードモナス属
(7)バシラス属
(8)サイトファーガ属
(9)セルロモナス属
(10)クロストリジウム属
(11)アスペルギルス属
(12)ペニシリウム属
(13)クモノスカビ属
【0008】
本発明では、上記した混合液を50kg/m
2
乃至300kg/m
2
の割合で土壌に散布した後、土壌の表面を透光性のビニールシートで覆い、直射日光下で7日~20日間放置する処理をさらに行うことを特徴とする。
【0009】
本発明における混合液の作成では、混合液100質量%に対し、培養廃液を1.0質量%~10.0質量%、海藻を0.5~5.0質量部、フルボ酸鉄を0.0001質量%~0.01質量%、亜鉛イオンを0.0001質量%~0.001質量%の割合で混合することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、(1)ストレプトマイセス属、(2)スルフォロブス属、(3)サッカロポリスポーラ属、(4)木材腐朽菌、(5)ノカルジア属、(6)シュードモナス属、(7)バシラス属、(8)サイトファーガ属、(9)セルロモナス属、(10)クロストリジウム属、(11)アスペルギルス属、(12)ペニシリウム属、(13)クモノスカビ属の13種の菌属に属する細菌を用いて有機廃棄物を発酵させ、その培養の残渣から培養廃液を作成して用いることにより、細菌を有効に耕盤に作用させることができる。このため、固まった耕盤を確実に膨軟化させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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