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公開番号
2025129995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024040528
出願日
2024-02-26
発明の名称
毛髪質改善剤
出願人
株式会社メルコ
代理人
主分類
A61K
8/362 20060101AFI20250829BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】毛髪や頭皮に与えるダメージを抑え、炭素数2から10のジカルボン酸から選択される成分を含有する弱酸性~強塩基性の、縮毛矯正により直毛の毛髪に仕上げることができ毛髪修復ができる毛髪処理剤、さらに毛髪処理後に毛髪形状力の高い修復効果をもつ方法、または毛髪変形剤セットが要求されている。
【解決手段】本発明は、ダメージを受けた毛髪内部のケラチンタンパク質の架橋構造を修復するために、ジカルボン酸を処方して架橋構造を修復させ、毛髪縮毛の矯正、毛髪ダメージの改善、および毛髪形成力を高める毛髪変形処理剤及びその毛髪変形処理方法を提供する。
【選択図】なし。
特許請求の範囲
【請求項1】
炭素数2から10のジカルボン酸から選択される成分を含有する弱酸性~強塩基性の、縮毛矯正により直毛の毛髪に仕上げることができ、併せて毛髪表面のつや及びなめらかさを付与する毛髪処理剤。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
炭素数2から10のジカルボン酸から選択される成分を含有する弱酸性~強塩基性の、縮毛矯正により直毛の毛髪に仕上げることができ、併せて毛髪表面のつや及びなめらかさを付与する毛髪処理剤を基本とするカーリング処理、またはパーマネントウェーブ処理などによるダメージ毛髪の毛髪修復剤。
【請求項3】
炭素数2から10のジカルボン酸を塩基性アミノ酸で溶解させて、レブリン酸などでpHを調整、複数成分からなる還元剤及び酸化剤による毛髪処理剤、毛髪修復剤およびそれを用いた毛髪変形処理方法。
【請求項4】
セバシン酸とフマル酸およびレブリン酸配合によるダメージ毛髪内のケラチンたんぱく質内架橋構造の修復、併せて毛髪表面のつや及びなめらかさを付与する毛髪処理剤セット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪質改善剤に関し、詳細には毛髪処理剤、毛髪修復剤、毛髪変形剤、および毛髪変形処理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、縮毛矯正、カーリング処理、またはパーマネント処理などによる毛髪成形の処理では、毛髪中のシステインのジスルフィド結合を還元剤で還元し、酸化剤で再度固定する処理を行ってきた。特に、くせ毛は毛髪内部のコルテックスの配置に偏りがあるため、高濃度の還元剤を充分に毛髪に浸透させ還元して縮毛矯正を行ってきた。しかしながら、高濃度の還元剤は毛髪に大きなダメージを与えてしまう。また、髪のみではなく頭皮にも刺激、ダメージを与える問題がしばしば生じてきた。そこで、毛髪や頭皮に与えるダメージを抑え、毛髪修復ができ、さらに毛髪処理後に毛髪形状持続性の高い修復効果を毛髪変形処理方法、または毛髪変形剤セットが要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-204282号公報
特開2015-117186号公報
特開2023-74329号公報
特開2007-1951公開
【非特許文献】
【0004】
J.Cosmet.Sci.,51,379-399,2000
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び非特許文献1の技術では、くせ毛の伸びが充分ではないことが報告されている。チオグリコール酸は、毛髪のケラチンタンパク質のジスルフィド結合を切断する作用を有し、髪の形状を変えることができるが、当該成分、あるいはその組成物は還元力が弱く、くせ毛の伸びが充分でなかったと考えられた。
【0006】
特許文献2の技術では、還元剤が配合された第1剤及び酸化剤が配合された第2剤の使用の間に中間処理剤を用いて、中間処理剤のpHを第1剤のpHよりも高く設定して毛髪の変形効率が高める。しかしながら、中間処理剤に還元剤が含まれていないため、還元される毛髪部位に偏りが生じてしまい、充分にくせ毛が伸びなかったと考えられた。
【0007】
特許文献3の技術では、第1還元剤にチオグリコール酸アンモニウム、チオグリセリン、およびチオ乳酸塩から選択される少なくとも1種を選択する。提示の最適配合量で調整した毛髪処理剤は、縮毛矯正、カーリング処理、またはパーマネントウェーブ処理を行う前に毛髪に塗布して用いることによって、毛髪へのダメージを抑え、湾曲した毛髪を直毛にすることができる。しかしながら、第1還元剤には、従来の還元剤を使用しており、また配合量調整による毛髪処理剤のため、使用が煩雑、髪質による調節が困難である。
【0008】
特許文献4の技術の毛髪処理剤では、毛髪の内部の損傷を回復するための脂質成分と共に、毛髪に対して浸透性の高いジカルボン酸エステルを2種以上用い脂質成分の毛髪内部への浸透性を向上させる。脂質成分による毛髪の回復機能がより有効に発揮されるようにした点に最大の特徴を有している。しかしながら、本特許で述べられているように、ジカルボン酸エステルは浸透性向上の補助剤として使用され、またエステル構造体のため、本発明のジカルボン酸とは異なり、ケラチンタンパク質内の架橋構造(チオエステル)の修復に直接寄与しない。また脂質成分のみでは架橋修復は困難である。
【0009】
従来は、上述のように還元剤を毛髪内部に浸透させ、とどまらせておいてから、アルカリ性下の酸化剤で毛髪内部と外部を同時に還元させる毛髪処理剤、毛髪変形剤セット、および毛髪変形処理方法であった。しかしながら、毛髪処理過程で生じる膨潤による毛髪損傷、ダメージ毛髪に対する毛髪形状の変形、さらには処理後の毛髪に硬さが残るため、毛髪質の改善までには至っていない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した。毛髪質改善剤である炭素数2から10のジカルボン酸を用いた結果、以下に述べる配合成分構成からなる縮毛矯正並びにダメージ毛髪の修復できる毛髪処理剤、毛髪変形剤セット、および毛髪変形処理方法が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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