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公開番号2025130528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027753
出願日2024-02-27
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20250901BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】比較的高い周波数帯域のノイズが抑制され得る電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品1において、コイルCLは、第1端部CL1と第2端部CL2とを含んでいる。第1端部CL1は、素体2の内部に配置されていると共に第1外部電極5に接続されている。第2端部CL2は、第2外部電極6に接続されている。引出導体71は、コイルCLの経路のうち第2端部CL2と第1端部CL1との間に位置する部分と、第2外部電極6とを接続している。引出導体71と第2外部電極6との接触面積は、第2端部CL2と第2外部電極6との接触面積よりも小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向において互いに対向する第1及び第2端面と前記第1及び第2端面を接続する側面とを有している素体と、
前記第1端面に設けられている第1端面電極部と、前記側面に設けられていると共に前記第1端面から前記第2端面に向かって延在している第1側面電極部とを含んでいる第1外部電極と、
前記第2端面に設けられている第2端面電極部と、前記側面に設けられていると共に前記第2端面から前記第1端面に向かって延在している第2側面電極部とを含んでいる第2外部電極と、
前記素体の内部に配置されていると共に、前記第1外部電極に接続されている第1端部と、前記第2外部電極に接続されている第2端部とを含んでいるコイルと、
前記コイルの経路のうち前記第2端部と前記第1端部との間に位置する部分と、前記第2外部電極とを接続している引出導体と、を備え、
前記引出導体と前記第2外部電極との接触面積は、前記第2端部と前記第2外部電極との接触面積よりも小さい、電子部品。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記引出導体は、複数の引出導体を含んでおり、
前記複数の引出導体は、それぞれ、前記コイルの経路のうち前記第1端部までの距離が互いに異なる位置において、前記コイルと接続されている、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記引出導体と前記コイルとの接触面積は、前記第2外部電極と前記コイルとの接触面積の1/10以下である、請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記コイルは、前記第1端部を含んでいる第1導体部分と、前記第2端部を含んでいる第2導体部分と、前記コイルの経路上において前記第1導体部分と前記第2導体部分との間に配置されている第3導体部分と、を含んでおり、
前記コイルの経路における前記第2導体部分の長さは、前記第3導体部分と前記第2外部電極との最短距離よりも長く、
前記引出導体は、前記第1導体部分と前記第3導体部分との少なくとも一つと、前記第2外部電極とを接続している、請求項1から3のいずれか一項に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
素体と素体に設けられた外部電極と素体の内部に配置されているコイルとを備えている電子部品が知られている(たとえば、特許文献1)。コイルは、外部電極に接続されている。コイルは、複数のコイル導体を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-056513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したコイル部品において、コイルに電気信号が流された場合、比較的高い周波数帯域においてノイズが生じる。たとえば、比較的高い周波数帯域において、周波数が高くなるほどQ値が大きく上昇する。高周波帯域のノイズが除去されれば、所望の電気信号が出力され得る。
【0005】
本発明の一つの態様は、比較的高い周波数帯域のノイズが抑制され得る電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの態様における電子部品は、素体、第1外部電極と、第2外部電極と、コイルと、引出導体とを備えている。素体は、第1方向において互いに対向する第1及び第2端面と、第1及び第2端面を接続する側面とを有している。第1外部電極は、第1端面電極部と第1側面電極部とを含んでいる。第1端面電極部は、第1端面に設けられている。第1側面電極部は、側面に設けられていると共に第1端面から第2端面に向かって延在している。第2外部電極部は、第2端面電極部と、第2側面電極部とを含んでいる。第2端面電極部は、第2端面に設けられている。第2側面電極部は、側面に設けられていると共に第2端面から第1端面に向かって延在している。コイルは、第1端部と第2端部とを含んでいる。第1端部は、素体の内部に配置されていると共に第1外部電極に接続されている。第2端部は、第2外部電極に接続されている。引出導体は、コイルの経路のうち第2端部と第1端部との間に位置する部分と、第2外部電極とを接続している。引出導体と第2外部電極との接触面積は、第2端部と第2外部電極との接触面積よりも小さい。
【0007】
上記電子部品は、引出導体を備えている。この引出導体は、コイルの経路のうち第2端部よりも第1端部に近い部分と、第2外部電極とを接続している。引出導体と第2外部電極との接触面積は、第2端部と第2外部電極との接触面積よりも小さい。本願発明者は、さらなる鋭意研究の結果、当該構成において、L値の特性変化が抑制されながら、比較的高い周波数帯域の電気信号に対してQ値の特性変化が抑制されることを見出した。すなわち、この構成によれば、比較的高い周波数帯域のノイズが抑制され得る。
【0008】
上記一つの態様では、引出導体は、複数の引出導体を含んでいてもよい。複数の引出導体は、それぞれ、コイルの経路のうち第1端部までの距離が互いに異なる位置において、コイルと接続されていてもよい。この場合、Q値に対して所望の周波数特性を有する電子部品が提供され得る。
【0009】
上記一つの態様では、引出導体とコイルとの接触面積は、第2外部電極とコイルとの接触面積の1/10以下であってもよい。この場合、高周波帯域において、より確実にL値の特性変化が抑制されると共にQ値の特性変化も抑制され得る。
【0010】
上記一つの態様では、コイルは、第1導体部分と、第2導体部分と、第3導体部分とを含んでいてもよい。第1導体部分は、第1端部を含んでいてもよい。第2導体部分は、第2端部を含んでいてもよい。第3導体部分は、コイルの経路上において第1導体部分と第2導体部分との間に配置されていてもよい。コイルの経路における第2導体部分の長さは、第3導体部分と第2外部電極との最短距離よりも長くてもよい。引出導体は、第1導体部分と第3導体部分との少なくとも一つと、第2外部電極とを接続していてもよい。この場合、第2外部電極に対する電位差は、第2導体部分よりも第1及び第3導体部分の方が大きい。高周波帯域において、Q値の特性変化がより抑制されやすいと考えられる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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